インフラエンジニアはなぜホワイト?残業、離職率などを解説!ホワイト企業ランキング|インフラ職業ガイド
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- インフラエンジニアはホワイトなの?
- インフラエンジニアのホワイト企業を教えて!
- インフラエンジニアがホワイトといわれる理由は?
インフラエンジニアは、高年収で残業も少ない最強職種です。
しかし一部にはブラック企業があり、企業選びに失敗すると「インフラエンジニアになったものの、思い通りに働けない」と後悔するリスクもあります。
そのため、インフラエンジニアがホワイトといわれる理由を正しく理解し、ブラック企業を避けて自分に合う企業を見つけることが大切です。
先に読んでおきたい⇒【簡単図解】インフラエンジニアとは?仕事内容・年収・種類・スキルなどわかりやすく解説|インフラ職業ガイド
目次
1.インフラエンジニアがホワイトである理由
インフラエンジニアがホワイトな理由は4つあります。まずはホワイトといわれる理由を知り、インフラエンジニアについて正しく理解することが大切です。
1-1.高年収の職業である
インフラエンジニアは、ネットワークやサーバーなどの知識やスキルが求められる専門性の高い職業のため、年収は高い傾向にあります。
インフラエンジニアの平均年収は、厚生労働省の「職業情報提供サイトjobtag」によると、684万9,000円です。
現代ではどのような仕事にもシステムは欠かせず、システムの基盤を扱うインフラエンジニアは市場価値の高い職業です。
インフラエンジニアとしてキャリアを積めば、長期的にはさらなる年収アップが可能です。
1-2.残業はかなり少ない
インフラエンジニアが担当する運用や監視などの下流工程は、基本的にマニュアル作業です。そのため、トラブル対応がなければ激務になりにくいといえます。
結果的に残業はかなり少なくなります。私の友人は、運用や監視などを担当していましたが、ルーティーン作業が終われば空き時間も多く、基本的には毎日定時に退社していました。
「doda」の調査によると、インフラエンジニアの職種別でみた月あたりの平均残業時間は以下のとおりです。
職種名 |
月あたりの平均残業時間 |
22.8時間/月 |
|
22.1時間/月 |
|
セキュリティエンジニア |
20.5時間/月 |
月あたりで20時間程度のため、1日あたり1時間程度の残業をする計算です。
ただし担当するプロジェクトの繁忙期や、トラブル発生時などは、残業も多くなると理解しておく必要があります。
1-3.有給消化率が高い
インフラエンジニアは有給消化率が高く、プライベートを充実させられます。プライベートの充実は、仕事のモチベーションを維持するために重要です。
「情報サービス産業協会 統計データ」の調査によると、インフラエンジニアの属するIT業界の2022年度における年次有給休暇の取得率は、71.3%でした。
転職先の企業を選ぶにあたっては、業務内容はもちろん、ワークライフバランスも大切な観点です。
どれだけホワイトな企業に勤めていても、安心して長く働くには、休息やリフレッシュが欠かせません。
有休消化率が高ければ、適度にリフレッシュしながら、仕事に全力投球できます。
1-4.大企業の案件が多い
インフラエンジニアは大企業からの受注案件が多く、安定して働けます。
社会に欠かせないシステムを支えている企業の多くは大企業です。そのため、ITインフラを担うインフラエンジニアであれば、クライアントである大企業と接点を持てます。
KDDIに勤めていなくても、大手電気通信事業に関わる仕事ができるのです。誰もが知る大企業を相手に働くことがモチベーションになる人もいます。
また、大規模な案件に携われるため、スキルアップや社会の仕組みを理解できるメリットもあります。
上記のように、インフラエンジニアは社会的なニーズが安定しており、年収も働き方も良いホワイトな仕事であるうえに、大企業の案件を通じてスキルアップも可能です。
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2.インフラエンジニアがブラックと思われる理由
インフラエンジニアはホワイトですが、ブラックと思われていることも事実です。本章では、ブラックと思われる3つの理由を解説します。
2-1.キャリアアップするまで夜勤がある
未経験のインフラエンジニアとして転職すると、初期は夜勤に入る可能性があります。
インフラエンジニアが担当する業務は、監視や運用などの下流工程と、要件定義や設計などの上流工程の2種類です。
下流工程は、24時間365日稼働するシステムの監視や運用を担当しており、夜勤があります。特に初期は、システムの理解を深めるという意味でも、夜勤に入る可能性が高いです。
ただし「夜勤だから労働環境が悪い」ということはないため、安心してください。夜勤では、適切な休憩時間が確保され、手当も支給されます。
夜勤はシフト制で、自分の勤務時間が終われば次の担当者と交代するため、残業も極めて少なくなります。
初期は夜勤もありますが、キャリアを重ねると上流工程を任されるようになり、日勤がメインの働き方の実現も可能です。
2-2.急な呼び出しが発生すると思われている
インフラエンジニアには、急な呼び出しが発生するイメージがあり、ブラックと思われがちです。
しかし、2交代制もしくは3交代制での勤務のため、1人が24時間待機することはありません。
また、トラブルが頻発するシステムは、そもそもユーザーに提供できません。そのため、トラブルの発生は稀で、仮に起きても翌日以降に対応するケースも多いです。
頻繁にトラブル対応で呼び出されることはないため、心配する必要はありません。
2-3.一部のブラック企業に騙される人がいる
インフラエンジニアはホワイトですが、一部のブラック企業に騙される人がいます。
特に未経験者や経験の浅いインフラエンジニアは注意が必要です。
技術的な問い合わせやトラブルに対応するヘルプデスク業務は、ユーザーの満足度向上のために重要です。
しかし、ヘルプデスク業務だけでは、インフラエンジニアとしてのキャリアを積めません。
インフラエンジニアとして転職に成功するには、目的のある研修を通して、スキルアップできる企業を選ぶことが必要です。
ブラック企業を避け、自分に合う適切な企業選びができると、働きやすい環境でキャリアアップにも期待できます。
3.インフラエンジニアは最強の職業?
キャリアアップした経験者の間では、インフラエンジニアは最強の職業だといわれています。
需要が高く市場価値もあり、安定した雇用に期待できるからです。高いスキルと専門性が求められるため、高年収も実現します。
需要の高さから、金融機関や食品メーカーなど幅広い業界で活躍できるため、キャリアの選択肢も幅広くなります。
また、IT技術の進歩にともない、常に新しいスキルを習得できます。社内や外部の研修を受けて知識を身に付けるほか、「CCNA」「LPIC」などの資格を取得することも可能です。
ITインフラという社会に不可欠なサービスを支える重要な役割を担っており、やりがいもあります。
このように、インフラエンジニアはキャリアアップをしながらやりがいも感じられる、最強の職業です。
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4.インフラエンジニア向けホワイト企業の見分け方
インフラエンジニアとして働くのであれば、ホワイト企業を選びたいものです。本章では、ホワイト企業の見分け方について解説します。
4-1.会社規模は小さくないか?
企業の従業員数や資本金などを確認し、安定性を評価することが大切です。ほかにも事業内容や取引先の規模を調べ、受注状況を把握することも有効です。
企業の規模や実績は、多くの場合、公式ホームページに掲載されています。
しかし、詳しい内容が分からないケースもあるため、転職支援サービスを活用し、具体的な内容を確認することが確実です。
企業の実績だけでなく、成長性や将来性も自分のキャリアに関わります。
企業の財務状況を把握するには「四季報」がおすすめです。東洋経済新報社が出している『会社四季報』が有名です。
4-2.取引先は大手企業か?
規模とあわせて、取引先も確認しておくと安心して企業を選べます。取引先の企業名や実績は、公式ホームページから確認できます。
ポイントは「大手企業と継続的な取引があるか」です。継続的な取引は信頼の証であり、長きに渡って安定的に働ける根拠ともいえます。
取引先からの評価や口コミも企業の良し悪しを判断する際に役立ちます。取引先と良好な関係を築けているかどうかは、優良企業と判断するためのひとつの指標です。
将来性のある業界で規模の大きい取引先と仕事ができれば、スキルを身に付けられるため、インフラエンジニアとして成長できます。
4-3.無駄に長い研修期間じゃないか?
研修期間の長さも、ブラック企業を見分けるためのポイントのひとつです。
ブラック企業の中には、あえて研修期間を長く設定し、低賃金で労働力を確保するところもあります。
私の友人は未経験でエンジニアになりましたが、新入社員研修は2か月でした。社会人経験のある転職の場合、さらに短いと予測できます。
転職を決める前に、研修内容や期間を業界水準と比較すると後悔がありません。
未経験でインフラエンジニアに挑戦する場合、上記の見分け方をもとにブラック企業を避ける意識を持つと、転職に成功する可能性が高くなります。
とはいえ、ブラック企業を避けてホワイト企業を探すことは簡単ではありません。
ユニゾンキャリアではIT専門の就活・転職支援サービスを行っています。インフラエンジニアの転職に興味がある方は、ぜひご相談ください。
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5.インフラエンジニアホワイト企業ランキングTOP5
インフラエンジニアとして、ホワイトな働き方ができる企業を5つ紹介します。未経験の転職での入社はハードルが高いですが、新卒であれば可能性はあります。
順位 |
会社名 |
ポイント |
1位 |
日鉄ソリューションズ |
84.4ポイント |
2位 |
伊藤忠テクノソリューションズ |
84.0ポイント |
3位 |
京セラ |
73.4ポイント |
4位 |
NEC |
65.1ポイント |
5位 |
SCSK |
65.0ポイント |
ポイントの算出方法は以下のとおりです。
【算出方法】
年収ポイント = (各社平均年収 ÷ 伊藤忠テクノソリューションズの平均年収) × 50
残業ポイント = (1 – (各社平均残業時間 ÷ 京セラの平均残業時間)) × 30
離職率ポイント = (1 – (各社離職率 ÷ 100)) × 20
総合ポイント = 年収ポイント + 残業ポイント + 離職率ポイント
参照:インフラエンジニア優良企業ランキング!おすすめホワイト企業を一覧で紹介
5-1.第一位…日鉄ソリューションズ
項目 |
評定 |
年収 |
38.7ポイント |
残業 |
28.9ポイント |
離職率 |
16.8ポイント |
日鉄ソリューションズが属する日本製鉄グループは、製鉄業界におけるIT利用の先駆け企業です。現在は、様々なサービスを通して高度IT活用に取り組んでいます。
最新鋭のデータセンターとシステム運用のノウハウで、インフラ運用や保守のアウトソーシングを提供しています。
運用や保守以外にも、顧客への提案や開発工程の各フェーズもサポート対象です。
社内研修や留学制度などを設けて、顧客への最適なサービス提供ができる社員の育成にも力を入れています。
5-2.第二位…伊藤忠テクノソリューションズ
項目 |
評定 |
年収 |
43.1ポイント |
残業 |
23.1ポイント |
離職率 |
18.8ポイント |
伊藤忠テクノソリューションズは、伊藤忠商事の子会社で、システム開発や運用・保守などを提供しています。
設立当初からアメリカに開発拠点を置き、製品販売からシステムの保守・運用まで一貫してサービス提供をしている点が特徴です。
フルアウトソーシングから個別のアウトソーシングまで、顧客の要望に応じて柔軟に対応しています。
グローバル人材の育成にも力を入れており、海外企業インターンシップや海外拠点への人材ローテーションなどを行っています。
5-3.第三位…京セラ
項目 |
評定 |
年収 |
38.4ポイント |
残業 |
16.6ポイント |
離職率 |
18.4ポイント |
京セラは、電子部品や電気機器の製造で有名ですが、グループ事業の一例として挙げられるのが情報通信です。
特に通信技術に強く、通信端末やIoTなどを活用し、最適な通信環境を提供するビジネスを手がけています。
自己成長のために、所属部門や階層に応じた研修の受講が可能です。専門技術はもちろん、技術経営も学べます。
5-4.第四位…NEC
項目 |
評定 |
年収 |
37.8ポイント |
残業 |
8.8ポイント |
離職率 |
18.6ポイント |
NECは、ITサービス事業をはじめとして、社会インフラ事業やヘルスケア・ライフサイエンス事業を手がけています。
サービスを展開している領域は幅広く、具体的には以下のとおりです。
- 官公庁・地方公共団体
- スマートシティ
- 学校・教育機関
- 金融
- 航空宇宙・防衛
2024年4月からは「ジョブ型人材マネジメント」を導入し「適時適所適材」と「キャリア自律」の実現を目指しています。
キャリア自律とは、自分のキャリアを会社に委ねることなく、主体的に選び挑戦することです。
5-5.第五位…SCSK
項目 |
評定 |
年収 |
34.4ポイント |
残業 |
11.1ポイント |
離職率 |
18.6ポイント |
SCSKは、ITサービスからBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)までを提供し、様々な社会課題の解決に向けた取り組みをしています。
ITインフラ構築においては、設計・構築や安定利用に向けた運用設計などを提供しており、幅広い業務での活躍が期待できます。
MBO制度(組織視点)とCDP制度(個人視点)によるマネジメントサイクルで、企業と社員でWin-Winのキャリア形成が可能です。
社内公募制度もあり、自分が希望するキャリアを築くチャンスが広がっています。
6.隠れホワイト企業を探すならユニゾンキャリア
紹介した5つの企業以外にも、ホワイト企業はあります。自力で見つけるのは限界があるため、転職支援サービスをぜひご活用ください。
6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例
ーユニゾンキャリアではどんなサポートをしてもらいましたか?
1番最初はIT業界とエンジニアの職種や働き方について詳しく教えていただき、そこで開発とインフラの違いについても詳しく教えてもらい、そのうえでインフラエンジニアを目指すことを決めました。
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ー転職活動の結果はいかがでしたか?
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役