ネットワークエンジニアのキャリアパスを解説!今後の動向から目指すべき姿|ネットワークエンジニア
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・ネットワークエンジニアのキャリアパスを教えて!
- ・ネットワークエンジニアがキャリアアップする方法は?
- ・ネットワークエンジニアとして大成するにはどうすればいい?
急速に変化するIT業界において、ネットワークエンジニアのキャリアパスは多様化しています。
そんななか「自分に合ったキャリアパスがわからない」「キャリアアップのために何をすればいいんだろう」と悩む方も多いと思います。
事前に読みたい⇒ネットワークエンジニアは年収1000万を目指せる?年収を得るための方法を解説!|ネットワークエンジニア
目次
1. 知っておくべきネットワークエンジニアの変化
急速に変化しているネットワークエンジニアの役割と環境について解説します。
1-1. クラウド・オンプレミス両軸は必須
現代のネットワークエンジニアは、クラウドとオンプレミス環境の両方に精通している必要があります。
拡張性が高くオンプレミスよりコストを削減できることから、AWSやAzureといったクラウドサービスを利用する企業が増加しました。
そこで増加しているのが、両環境のメリットを活かしデメリットをカバーするハイブリッド環境です。
クラウドとオンプレミス両方に精通すれば、クライアントのニーズに応じて最適なネットワーク構成を設計できるため、ネットワークエンジニアとしての活躍の場が広がります。
1-2. ジョブ型雇用に対応する必要性
職務内容と求めるスキルを限定して人材を採用する「ジョブ型雇用」の導入が進み、ネットワークエンジニアの評価基準が以前とは変化しています。
しかし、低スキル人材は仕事が減り、賃金が低下するという厳しさもあります。
時代の変化に伴いネットワークエンジニアの役割や取り巻く環境は変化しています。
キャリアパスを理解したうえで、自身の強みを打ち出していけるかがキャリアの成功の鍵を握るのです。
2. ネットワークエンジニアのキャリアパス
ネットワークエンジニアのキャリアパスについて、具体的に紹介します。
2-1. スペシャリスト路線のキャリアパス
特定の分野に関する深い専門知識と高度な技術力を身に付け、スペシャリストとして活躍する選択肢があります。
スペシャリスト路線のキャリアパスを歩むには、CCIEやネットワークスペシャリストといった高難関資格を取得し専門性の高さを証明するのが重要です。
そのため、専門性が高いほど市場価値が上がり、年収もアップします。
2-2. ゼネラリスト路線のキャリアパス
ネットワーク技術を軸としながら、サーバー・データベース・セキュリティなど、幅広いIT分野の知識を習得しゼネラリストとして活躍する道もあります。
また、IT技術と経営戦略を結びつける視点を磨き、ITコンサルタントになる選択肢もあります。
さらに、マネジメントスキルを身に付けることで、管理職や部門長として組織を統率する立場を目指すことも可能です。
2-3. フルスタック路線のキャリアパス
フルスタック路線のキャリアパスは、ネットワークからアプリケーション開発まで一貫して対応できるエンジニアを目指す道です。
フルスタックエンジニアは、インフラと開発両方の視点を持つため、効率的なソリューションを設計・実装できるのが強みです。
幅広いスキルセットを持つフルスタックエンジニアは、企業から重宝されるため高い需要があります。
様々なプロジェクトやポジションで活躍できるため、キャリアの柔軟性が高いのも特徴です。
3. ネットワークエンジニアのキャリアアップ
ネットワークエンジニアのキャリアアップの流れを具体的に紹介します。
3-1. 監視・運用業務からの早期脱却
未経験からネットワークエンジニアになると、まずは監視・運用業務に従事するのが一般的です。
ルーティンワークが中心の監視・運用業務では、高度な技術を習得する機会が限られてしまうだけでなく、単調な作業でモチベーションが低下する恐れもあります。
そのため、資格を取得したり勉強会へ参加したりして、計画的にスキルアップするのが大切です。
早期に保守・構築業務に移行し実践経験を詰むことで、キャリアの選択肢を広げることができます。
3-2. 保守・構築業務でスキルを磨け
保守・構築業務は、実際のネットワーク環境に触れ、実践スキルを磨く絶好の機会です。
具体的には、以下のようなスキルアップを目指せます。
- ・既存のネットワーク構成を知ることで、設計思想の理解が深まる
- ・トラブルシューティングを通じ、問題の切り分けや原因特定のスキルが身に付く
- ・新しい機器の導入やアップデート作業を通じ、最新技術への対応力が養われる
- ・設計書や運用手順書の作成・更新を通じ、ドキュメンテーションスキルが向上する
- ・クライアントや他部門とのやり取りを通じ、コミュニケーション能力が向上する
上記のような保守・構築業務で身に付けたスキルや知識は、上流工程業務に携わる際に大きな資産となります。
3-3. ネットワークを作る最上流へ
最上流で工程では、要件定義の段階からプロジェクトに参画し、企業や組織全体のネットワークアーキテクチャを立案する役割を担います。
この段階に到達するには、技術的な知識だけでなく、ビジネス要件の理解や費用対効果の分析など、幅広いスキルが必要です。
ビジネスへの貢献度が高くなるため、エンジニアとしての市場価値を最大限に高められます。
4. ネットワークエンジニアが取得すべき資格
ネットワークエンジニアがキャリアアップのために取得すべき資格を紹介します。
4-1. Cisco認定資格(CCNA・CCNP)
Cisco認定資格は、世界中で高く評価されているネットワーク関連の資格です。
特にCCNAとCCNPは、ネットワークエンジニアがキャリアアップを目指すにあたって必ず取得すべき資格です。
資格名 |
概要 |
CCNA |
ネットワークの基礎知識、ルーター・スイッチの基本操作などを証明する入門レベルの資格 |
CCNP |
ネットワークの仮想化や高度な設計・運用スキルを証明する中級者向け資格 |
Ciscoの機器に限らず、ネットワーク技術全般の深い理解を証明できる資格として、多くの企業で昇進や採用時の評価対象となっています。
また、定期的に実施する資格更新により、常に最新の技術トレンドをキャッチアップできるメリットもあります。
キャリアアップのためには、まずCCNAとCCNPを取得し、専門性を高めるのが大切です。
4-2. 基本情報・応用情報技術者試験
基本情報技術者試験と応用情報技術者試験は、ITエンジニアとしての基礎力を証明する国家資格です。
ITエンジニアとしての基礎知識を幅広くカバーする資格のため、ネットワーク以外の分野も網羅的に学べます。
資格名 |
概要 |
基本情報技術者試験 |
ITの基礎知識を証明する入門レベルの国家資格 |
応用情報技術者試験 |
システム開発やプロジェクト管理の実践的な知識を問う中級者向け国家資格 |
特に、キャリアの初期段階でエンジニアとしての基礎力を固めるのにおすすめの資格です。
評価されるエンジニアを目指すには、基本情報技術者と応用情報技術者のどちらも取得をおすすめします。
4-3. ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリストは、ネットワークの設計・構築に関する深い知識と実践力を証明する資格です。
合格率は14〜17%前後という難関資格で、取得者はネットワークの専門家として高く評価されます。
合格すれば、ほかのエンジニアより専門性が高いと認められ、高難度のプロジェクトにアサインされる機会も増えます。
ネットワークの専門家として地位を確立したい方におすすめの資格です。
4-4. AWS認定資格・Microsoft Azure認定資格
クラウド技術の急速な普及に伴い、AWSやMicrosoft Azureなどの主要クラウドサービスの認定資格が、ネットワークエンジニアにとって重要な武器となります。
AWS認定資格とMicrosoft Azure認定資格のうちネットワークエンジニアにおすすめの資格は以下のとおりです。
●AWS認定資格
レベル |
認定名 |
概要 |
FOUNDATIONAL |
Cloud Practitioner |
AWSを使用するための基礎知識やスキルを所有できる資格 |
ASSOCIATE |
Solutions Architect |
AWSの技術を使用してアプリケーションを構築し、公開するための知識を証明する資格 |
PROFESSIONAL |
Solutions Architect |
ASSOCIATEレベルのSolutions Architectの上位資格 |
SPECIALTY |
Advanced Networking |
複雑なネットワーク業務に携わるための専門知識を認定する資格 |
●Microsoft Azure認定資格
資格名 |
概要 |
Azure Network Engineer Associate |
Azureクラウド環境でのネットワーク設計・実装・運用スキルを証明する資格 |
資格取得を通じ、最新のトレンドや技術を学ぶことができます。
国際的に認められている資格のため、グローバルに活躍したい方にもおすすめです。
5. キャリアプランの実現が難しい時は転職の決断を!
今の企業でキャリアプランの実現が難しいと感じたら、転職を決断するのがおすすめです。
キャリアアップを考える際は、転職活動を通じ、自分の市場価値を客観的に評価するのも大切です。
面接や転職支援サービスでの面談では、自身のスキルセットや経験が市場でどのように評価されるか知ることができます。
技術の進化が速いIT業界では、スキルアップと市場価値の向上が不可欠です。
ユニゾンキャリアは、ITエンジニア専門の就活・転職支援サービスです。
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「キャリアプランの実現が難しそう」「成長できている実感がない」と感じている方は、まずはお気軽にご相談ください。
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6. ネットワークエンジニアの転職はユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアは、IT業界専門の就職・転職支援サービスです。
サービスの特徴と、弊社のサポートで転職を実現させた方の事例を紹介します。
6-1. ユニゾンキャリアのサービス特徴
ユニゾンキャリアは、IT業界専門の就職・転職支援サービスです。
未経験者の転職、経験者のキャリアアップ転職、どちらも豊富な実績がありますので安心してご相談ください。
弊社のアドバイザーは、IT業界の最新トレンドや市場動向を熟知したエンジニア転職のプロ集団です。
履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、条件交渉など、転職活動の全プロセスをサポート可能です。
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6-2. ネットワークエンジニアの転職成功事例
ー転職しようと思ったきっかけは何ですか?
実は、最初の未経験からエンジニアになる際の転職でもユニゾンキャリアさんにお世話になりました。
前回転職を支援してもらった際、担当のキャリアアドバイザーの佐瀬さんに、最短でキャリアアップできるプランを考えてもらっていて…ちょうどそのタイミングだったということもあって、転職を考えるようになりました。
ー選考の結果はいかがでしたか?
転職するにあたって叶えたかった「年収アップ」「上流の仕事ができる」「モチベーションの高い人達と働ける」企業の求人を紹介してもらって、5社中3社から内定をもらいました。
その中から、年収が高くて会社規模の大きい、上流工程の業務が必ずできる会社に決めました。
ちなみに、紹介いただいた求人の中にはフレックスタイム制やリモートワークができるものもあったのですが、自分の中では重要事項ではなかったので、そこは決定打にならなかったです。
ーユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!
とにかくすべての対応が早くて安心感がありました。まず履歴書・職務経歴書を確認してもらい、面接でこういうことを聞かれますよというアドバイスをもらいました。
その後、自分が希望する条件に合う求人を紹介していただき、そのまま選考に進みました。今考えるとかなりのスピード感だったと思います(笑)
選考が始まったら、面接が終わるたびに「どうでしたか?」と連絡をくれて、フィードバックもすぐにもらうことができました。
それから、選考の結果が気になりますという旨の連絡をしたら、すぐに佐瀬さんが企業の人事の方に連絡して結果を聞いてくれて…LINEで連絡をした時もすぐに返信が来たり、とても親身になって対応してくれてありがたかったです。
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「未経験からの転職で何からはじめるべきか分からない」といった不安や悩みにも丁寧に対応いたしますので、ぜひ気軽にご相談ください。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役