大学中退でもエンジニアに転職・就職できる方法3選
大学を中退していてもエンジニアになれる…?
大学中退者がエンジニアになる方法は…?
✓本記事の流れ
- ・大学を中退していてもエンジニアになれる理由
- ・内定率を確実に高める!効率よく転職・就職を進める方法
- ・エンジニアになるには面接対策を徹底する必要がある
大学を中退した、また中退して転職・就活までに期間が空いてしまった場合でもエンジニアになることはできます。
ただし、面接に向けての対策が重要となってきます。
本記事では大学中退者がエンジニアになる具体的な方法を解説します。
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目次
1.大学中退でもエンジニアになれる理由
結論:大学中退の人でも正しい方法で就職活動を行えば、エンジニアになることは十分可能です。
大学中退してからニートになっている場合や、フリーター歴がある場合、文系出身の場合でもエンジニアになりたいのであればあきらめてはいけません。
大学中退でもエンジニアになれる理由は主に以下の3つです。
- ・IT人材の不足
- ・学歴よりも実力重視
- ・知識やスキルを身に付ける環境がある
では、それぞれの理由の内容を詳しく見ていきましょう。
1-1.IT人材の不足
大学中退でもエンジニアになれる理由の1つ目は、現在、日本でのIT人材が大きく不足しているからです。
上の画像は、近年の日本とアメリカにおける、DXを推進する人材量の確保の充足度を表しています。
グラフを見ると分かるとおり、日本ではIT人材が「やや不足している」「大幅に不足している」と答えた企業の割合が8割以上にものぼっています。
このように、日本では多くの企業がエンジニアをはじめとするIT人材の不足に悩まされており、そのため、大学中退した人であってもエンジニアに採用される機会が多くあります。
1-2.学歴よりも実力重視
大学中退でもエンジニアになれる理由の2つ目は、エンジニアは学歴よりもその人の実力を重視する傾向があるからです。
エンジニアは「どこの大学を卒業したか」などの学歴よりも、本人のITの知識やスキル、コミュニケーション能力などの実力が見られます。(大手の場合は学歴を見られる)
そのため、たとえ大学中退した場合でも実務に役立つITの知識やスキルを事前に身に付けておくことで、エンジニアとして採用されやすくなるのです。
1-3.知識やスキルを身に付ける環境がある
大学中退でもエンジニアになれる理由の3つ目は、オンライン・オフライン問わず、エンジニアになるための知識やスキルを身に付ける環境が揃っているからです。
近年はエンジニアは未経験からなる人も非常に多く、そのため、企業側も新人研修や教育制度を整えているところが多いです。
大学中退の未経験者でも比較的安心してエンジニアとしてのキャリアをスタートできる土壌が揃っているのです。
また、エンジニアになるためのIT知識を学べる書籍や学習サイト、スクールなども充実しています。
さらに、現役のエンジニアとして活躍している人でも業務で不明点が発生した場合に、インターネットで検索しながら作業を進めることも多いので、インターネット上には、ITに関する情報が出揃っています。
そのため、大学中退の方や文系の方、ITに関する知識がまったくない方でも、独学で知識やスキルを身に付ける環境が豊富に整っているのです。
2.大学を中退した人がエンジニアになる方法
大学を中退した人がエンジニアになる具体的な方法は、主に以下の4つです。
- ・IT特化の転職・就活エージェントを利用する
- ・プログラミングスクールを利用する
- ・独学で勉強する
- ・専門学校に通う
では、それぞれの方法を詳しく説明していきます。
2-1.IT特化の転職・就活エージェントを利用する
大学中退した人がエンジニアになる方法の1つ目は、IT業界に特化した転職・就活エージェントを利用することです。
上の画像は転職エージェントの仕組みを表したものです。
転職エージェントは、就職・転職希望者に対してキャリア相談・面接・書類対策などのサポートを施し、求人依頼を出している採用企業に推薦します。
IT業界に特化した転職エージェントを利用するメリット
- ・IT業界研究ができる
- ・面接対策できる
- ・研修付きの求人を紹介してもらえる
- ・キャリアパスを一緒に考えてくれる
特に大学中退や短期離職が多い方は転職・就活エージェントを利用することをおすすめします。
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2-2.プログラミングスクールを利用する
大学中退した人がエンジニアになる方法の2つ目は、プログラミングスクールを利用することです。
多くのプログラミングスクールでは、専門の講師からマンツーマンでプログラミングの基礎を学ぶことができます。
不明点があればその場ですぐに質問できる環境が整っているので、独学では挫折しやすい人でもモチベーションを保ちながらプログラミングの知識とスキルを身につけられます。
さらにプログラミングスクールによっては、卒業時に就職先の紹介も受けられる場合もあるので、大学中退者でも問題なくエンジニアになりやすいメリットがあります。
2-3.独学で勉強する
大学を中退した人がエンジニアになる方法の3つ目は、独学でITの勉強をすることです。
現在は、書籍やオンライン学習サイトなどでエンジニアになるために必要な知識を学習できる環境が豊富にあります。
そのため、独学が苦にならない人にとっては、これらのツールを有効活用することで自分のペースで知識を身につけられるのです。
大学中退でも独学で知識を身につけたことを選考時にアピールできれば採用企業側から大いに評価されるでしょう。
3.大学を中退した人がエンジニア転職・就活を成功させるコツ
大学を中退した人がエンジニア転職・就活を成功させるコツは以下の3つです。
- ・転職・就活の目的を明確にする
- ・業界・企業研究をする
- ・選考対策をする
では、それぞれのコツを詳しく見ていきましょう。
3-1.転職・就活の目的を明確にする
大学を中退した人がエンジニア転職・就活を成功させるコツの1つ目は、転職・就活の目的を明確にすることです。
自分がエンジニアになったあとに「こんなシステムを開発したい」など、どんなことを実現したいかや将来のキャリアプランを明確にすることが重要です。
企業が求める人物像とキャリアプランを合わせて、面接で回答すると、評価をもらいやすいです。
ビジョンやキャリアプランが明確であれば、面接時に採用担当者に熱意や意欲が伝わりやすくなり、大学中退でもエンジニアに採用されやすくなるでしょう。
3-2.業界・企業研究をする
大学を中退した人がエンジニア転職・就活を成功させるコツの2つ目は、業界・企業研究を徹底して行うことです。
転職・就職活動を始める前にIT業界の研究や企業の分析をしっかり行うことで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
また、IT業界の仕組みや企業理念に関して面接で聞かれることが多いため、これらを事前に把握しておくことで、大学中退者でも選考で有利になれるでしょう。
3-3.選考対策をする
大学を中退した人がエンジニア転職・就活を成功させるコツの3つ目は、選考対策を行うことです。
選考対策の具体的な内容としては、履歴書・職務経歴書などの書類対策や面接対策があげられます。
これらの対策を行うことで、大学中退者でもエンジニアへの内定率を上げることができます。
また、大学を中退した理由も面接時に聞かれた際にスムーズに答えられるように準備しておきましょう。
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4.大学中退者がエンジニアになるために必要なスキル
大学中退者がエンジニアになるために必要なスキルは主に以下の4つです。
- ・IT業界の知識
- ・コミュニケーション能力
- ・論理的思考力
- ・学習意欲
では、それぞれのスキルの中身を詳しく見ていきましょう。
4-1.IT業界の知識
大学中退者がエンジニアになるために必要なスキルの1つ目は、IT業界の知識です。
たとえば、SESやSlerの用語の意味やそれらの企業の違い、エンジニアの種類やその仕事内容など、基本的なIT業界の知識を身につけることは選考を突破するにあたって重要になります。
IT業界の基本的な知識も勉強せずに選考に挑んでしまっては、大学中退者でなくてもエンジニアへの就職は厳しいものになるでしょう。
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4-2.コミュニケーション能力
大学中退者がエンジニアになるために必要なスキルの2つ目は、コミュニケーション能力です。
エンジニアはクライアント先の担当者との商談や、プロジェクトを進める際にチームメンバーと連帯を図る際にコミュニケーション能力が必要になります。
そのため、相手の考えを的確に汲み取れる傾聴力と、自分の考えを端的に述べられる高いコミュニケーション能力を有している人は、大学中退していても選考で評価されやすいでしょう。
4-3.論理的思考
大学中退者がエンジニアになるために必要なスキルの3つ目は、論理的思考力です。
エンジニアは、設計業務の際にクライアントの要望をもとにどの要素をシステムの仕様に組み込むのかを判断する論理的思考力が必要になります。
また、運用しているシステムにトラブルが発生した場合にも論理的に原因を究明して復旧作業にあたる必要があります。
そのため、大学中退者でも自らの行動を論理的に根拠を持って説明できる人は、エンジニアの才能があると言えるでしょう。
4-4.学習意欲
大学中退者がエンジニアになるために必要なスキルの4つ目は、学習意欲の高さです。
エンジニアが身を置くIT業界は、常に新しい技術が次々に生まれています。
そのため、長く企業やクライアントから必要とされる人材であり続けるためには、最新のIT技術を勉強し続けなければなりません。
学習意欲にあふれて積極的にさまざまな物事にチャレンジできる人材であれば、大学中退者でもエンジニアとして活躍できるでしょう。
以下の記事ではエンジニア全般に必要なスキルについて一覧で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
5.大学中退者におすすめのエンジニアの職種
この章では、大学中退者におすすめのエンジニアの職種について紹介していきます。
大学中退の場合、応募できる企業は多少、絞られるため全ての職種を選択できるわけではありません。
特に大学中退で未経験からエンジニアになりやすい職種は以下です。
(ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア)
開発エンジニアも目指すことは可能ですが、相当の勉強時間やポートフォリオ or 資格が必要となってきます。
5-1.サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、運用・保守などの比較的知識やスキルが易しめな下流工程から堅実に実務経験を積めます。
サーバーエンジニアは、サーバーの設計・構築・運用・保守業務などを行うインフラエンジニアの1種です。
サーバーエンジニアが扱うサーバーは、メールサーバー・Webサーバー・ファイルサーバー・データベースサーバーなど多岐にわたります。
未経験から始めるサーバーエンジニアの保守・運用業務は高度なIT知識・スキルを要しないため、求人も多く、大学中退などの未経験者にもおすすめです。
5-2.ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、企業のネットワークシステムの設計・構築・運用・保守・監視業務などを行うインフラエンジニアです。
ネットワークエンジニアが担当領域にしているネットワークとは、パソコンなどの端末とサーバーをつなぎ、データや情報を伝達する通信設備を指します。
ネットワークエンジニアの保守・運用・監視業務もまた、工程ごとに丁寧なマニュアルが設定されているので大学中退した人や未経験からエンジニアになりたい人におすすめの職種です。
6.大学中退者がエンジニアになるために取得しておくべき資格
大学中退者がエンジニアになるために必ず資格が必要になるというわけではありませんが、資格を取得しておくと、IT業界の知識を持っていることの証明になったり、学習意欲のアピールにつながったりします。
そのため、余裕があるのであれば就活前に資格の取得をおすすめします。
他にもエンジニアに関連する資格について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
大学中退者がエンジニアになるために取得しておくべきおすすめの資格は主に以下の3つです。
- ・基本情報技術者試験
- ・JavaSilver
- ・CCNA
では、ぞれぞれの資格の概要と取得のメリットなどを説明していきます。
6-1.基本情報技術者試験
基本情報技術者試験はIPAが実施しているIT系の国家資格です。問われる内容は、ITエンジニアの基礎的なITの知識やスキルが網羅されています。
基本情報技術者試験に合格することで、エンジニアに必要な最低限のITリテラシーを保有していることの証明になるというメリットがあります。
そのため、インフラエンジニアや開発エンジニアなど、どのエンジニア職を目指す場合でも非常におすすめ度の高い資格です。
6-2.Java Silver
Java SilverはOracle社という企業が認定している、プログラミング言語のJavaの知識やスキルが問われる資格試験です。
Oracle社が認定しているJavaの資格は、レベルごとにJava Bronze、Java Silver、Java Goldの3段階にわかれており、Java Silverは真ん中の難易度になっています。
Java Silverを取得することで、開発の現場で多く使われているJava言語の知識とスキルを持っていることを客観的に証明できるというメリットがあります。
そのため、とくに開発エンジニアを目指す人にJava Silverの資格取得はおすすめです。
6-3.CCNA
CCNAはネットワーク機器メーカーの最大手であるシスコが認定しているネットワーク系の資格です。
CCNAはセキュリティや無線接続をはじめとしたネットワークに関する幅広い知識が問われます。
CCNAを取得することで、ネットワークに関する基本的な知識を持っていることの証明になります。
そのため、とくにネットワークエンジニアを目指す人にかなりおすすめの資格です。
7.大学中退者がエンジニアになるために考えられるプラン3選
この章では大学中退者がエンジニアになるために考えられる具体的なプランとして以下の4つを説明します。
- ・派遣で下積み
- ・とにかく未経験可を応募
- ・スクールや専門学校などの学び舎に通う
7-1.派遣で下積み
大学中退者がエンジニアになるために考えられる具体的なプランの1つ目は、派遣社員として下積みを経験することです。
エンジニアは正社員だけでなく派遣社員での募集もあります。
派遣社員は正社員よりも採用のハードルが低く、大学中退者でも採用されやすいメリットがあります。
また、派遣で実際の現場で実務経験を積んでいくことで正社員のエンジニアになるために必要なIT知識やスキルを蓄えることができます。
注意点として、派遣前にIT業界やプログラミングについての一定の知識は備える必要があることを覚えておきましょう。
7-2.とにかく未経験可を応募
大学中退者がエンジニアになるために考えられる具体的なプランの3つ目は、とにかく未経験可の求人を出している企業に実際に応募することです。
学歴不問や未経験者を歓迎している企業は研修制度が整っているケースが多いです。
そのような企業に正社員として入社して経験を積みながら、上流工程に携われるエンジニアになるために必要なスキルを学べます。
しかし研修を装って家電量販店やコールセンターなどのエンジニア業務と関係のない仕事をさせるブラック企業もあるため、そのようなところに入社しないよう注意しましょう。
7-3.スクールや専門学校などの学び舎に通う
大学中退者がエンジニアになるために考えられる具体的なプランの4つ目は、ITスクールや専門学校などの学び舎に通うことです。
多くのITスクールや専門学校は全カリキュラムを受講して卒業するときに、就職先の紹介などの転職サポートを受けられます。
しかし、スクールや専門学校に通うことは、他の方法と比較して多額の費用がかかってしまうというデメリットがあります。
8.まとめ:大学を中退していてもエンジニアになれる
この記事では大学中退者からのエンジニア就活・転職について解説してきました。
結論としては、大学を中退していてもエンジニアになることは可能です。
大学を中退した人がエンジニアになれる理由は以下のとおりです。
- ・IT人材の不足
- ・学歴よりも実力重視
- ・知識やスキルを身に付ける環境がある
企業の業務のDX化を背景にエンジニア人材の担い手不足は深刻であり、採用市場も学歴不問であることも多いです。
そのため、大学中退している人でも知識や意欲があればそこまで障壁なくエンジニアに採用されることが多いでしょう。
また、大学を中退した人がエンジニアになる方法は以下のとおりです。
- ・IT特化の転職・就活エージェントを利用する
- ・プログラミングスクールを利用する
- ・独学で勉強する
- ・専門学校に通う
なかでもIT業界に特化した転職・就活エージェントを利用することで、書類・面接対策や求人紹介などさまざまなサポートが受けられるので、大学中退で学歴に自信のない人にはおすすめです。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役