プログラマーとはどんな職業?徹底的に深堀り!やりがいや年収も解説|PG職業ガイド
プログラマーってどんな職業…?
プログラマーについての情報がほしい!
✓本記事の流れ
- ・プログラマーの仕事内容と種類を紹介
- ・プログラマーのやりがいと年収を徹底解説
- ・プログラマーに将来性はあるのか?
プログラマーという職種を知っていても、プログラマーがどのような職業かをあまりよく理解していないという方は多いかもしれません。
この記事ではプログラマーがどのような職業かについて解説していきます。
プログラマーとはどのような仕事をしているのか、色々な角度から説明していきますので、プログラマーに興味を持った方はぜひ最後までご覧ください!
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目次
1.プログラマーの仕事内容
IT業界を志している人は、プログラマーという言葉を1度は聞いたことがあるでしょう。
しかし、実際にプログラマーがどんな仕事をしているかあまりイメージがついていない人も多いかもしれません。
この章ではプログラマーの仕事内容やシステムエンジニア(SE)との違いについて解説していきます。
1-1.プログラマーの仕事内容
プログラマーとは、コンピューターを動かす「プログラミング言語」を使用して、ITシステムの構築やアプリケーションの開発などを行う職業のことです。
システムエンジニア(SE)が設計した仕様書をもとに、システムを構築するためのコーディング作業を行っていきます。
しかしただコーディングを行うだけではなく、コーディングの際に、何パターンもあるコードの書き方の中から、シンプルで明瞭なコードを正確に書いていくことが求められます。
そして、さまざまなプログラミング言語に対する知識を駆使しながら構築作業を行うのはもちろんのこと、システムを構築した後に、バグがないかを調べることもプログラマーの重要な仕事になります。
1-2.プログラマーとシステムエンジニア(SE)の違い
プログラマーとシステムエンジニア(SE)の最大の違いは、作業をするか、設計をするかにあります。
システムエンジニア(SE)は、クライアントが実現したいシステム像を聞き、クライアントの要望に沿った要件定義を行い、仕様書や設計書を作成してシステムを設計することが主な仕事内容です。
一方、プログラマーは、システムエンジニアが作成した設計書や仕様書をもとに、実際にシステムを形にするべく、プログラミングと呼ばれる構築作業を行うのが主な仕事内容になります。
→システムエンジニア(SE)とプログラマーの仕事内容や年収の違い!
2.プログラマーの種類
プログラマーの中でも多くの種類が存在し、仕事内容もそれぞれ異なってきます。
そこでこの章では、プログラマーの種類とその仕事内容を解説していきます。
プログラマーの種類は主に以下の6つです。
プログラマーの種類
- ・Webプログラマー
- ・アプリケーションプログラマー
- ・ゲームプログラマー
- ・組み込み系プログラマー
- ・設備制御系プログラマー
- ・通信系プログラマー
2-1.Webプログラマー
Webプログラマーは、WebサイトやECサイト、データベースなどの構築を行う職種です。
Webプログラマーは、さらにフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの2つの種類に分かれています。
フロントエンドエンジニアは、サイトのUIなどユーザーから目に見える部分を担当領域としています。
一方バックエンドエンジニアは、サーバー・データベースなどユーザーから可視化できない部分が担当領域です。
関連記事:Webエンジニアとはどんな職業なのか?元エンジニアが徹底解説!
2-2.アプリケーションプログラマー
アプリケーションプログラマーとは、主にパソコンやスマートフォンなどでユーザーから使用されるアプリケーションを開発する職種です。
アプリケーションプログラマーが開発した代表的なアプリは、LINEやInstagram、Twitterなどがあげられます。
関連記事:アプリケーションエンジニアとは?仕事内容や将来性、向いている人は?年収や必要なスキル・資格は?
2-3.ゲームプログラマー
ゲームプログラマーは、オンラインゲームやスマホゲームなどのさまざまなゲームを製作する職種です。
プログラミングにより、ゲームキャラクターに動きや躍動感を与えていきます。
2-4.組み込み系プログラマー
組み込み系プログラマーは、冷蔵庫や電子レンジをはじめとする家電製品や、スマートフォンやテレビなどの電子機器のシステムを制御するコーディング作業を行う職種です。
主にC言語を用いてシステム制御のためのプログラムを組んでいきます。
関連記事:組み込みエンジニアとは?仕事内容から年収・将来性・転職方法なども解説
2-5.設備制御系プログラマー
設備制御系プログラマーは、バスや電車などの交通機関や工場などの設備に対するシステムの制御を構築する職種です。
組み込み系プログラマーに比べて、制御する対象がより大規模であることが明確な違いです。
2-6.通信系プログラマー
通信系プログラマーとは、ルーターなどのネットワーク機器を代表とする通信系のシステムを構築する職種です。
コロナ禍以後のリモートワークの普及により、オンライン会議システムなどのコミュニケーショツールが使用される機会が増えました。
それらのシステムに付随するネットワーク機器を構築する通信系プログラマーは、現在需要が高まっています。
3.プログラマーのやりがいと魅力
プログラマーという職業には、さまざまなやりがいや魅力が詰まっています。
そこでこの章では、プログラマーのやりがいと魅力について、以下の4つを紹介します。
プログラマーのやりがいと魅力
- ・自分が書いたプログラムが動くと喜びがある
- ・自分の技術次第で高収入を目指せる
- ・クライアントから感謝される
- ・スキルがあればどこでも働ける
3-1.自分が書いたプログラムが動くと喜びがある
プログラマーのやりがい・魅力の1つ目は、自分が書いたプログラムが動くと喜びを感じられる点です。
今まで時間をかけて知識をつけたプログラミング言語を駆使してコードを書き、システムを完成させます。
そのシステムが自分の書いたコード通りに動く瞬間は、そこにたどり着くまでの過程から大きなやりがいと達成感を感じられるでしょう。
3-2.自分の技術次第で高収入を目指せる
プログラマーのやりがい・魅力の2つ目は、自分の技術次第で高収入を目指せる点です。
1つのプログラミング言語の知識を極めたり、扱える言語の種類を増やしたりすることで、アサインできる案件の幅が広がります。
また、スキルの高さを認められれば、より高年収を得られる企業に転職できたり、フリーランスで高単価の案件を受注することが可能になります。
3-3.クライアントから感謝される
プログラマーのやりがい・魅力の3つ目は、システム作成後にクライアントから感謝されることです。
クライアントの要望をもとにシステムエンジニアが設計したシステムをプログラマーが形にすることで、1つのシステムが完成します。
プログラマーのコーディング作業なしには、クライアントの望むシステムは出来上がりません。
そのため、プログラマーの仕事はクライアントから感謝されやすいのです。
3-4.スキルがあればどこでも働ける
プログラマーのやりがい・魅力の4つ目は、スキルがあれば働きたい企業や好きな場所など、どこでも働くことができる点です。
IT業界は実力主義の傾向が強いため、プログラミングについての高度な知識やスキルがあれば、IT人材としての市場価値はかなり高くなり、転職市場でも企業から引く手あまたな状況を作れます。
さらに高度な知識やスキルを持ったフリーランスのプログラマーになることで、文字通り場所を選ばず、自宅でもカフェでもどこの場所でも自由に働くことが可能です。
関連記事:在宅プログラマーになるのは厳しい?求められるスキルや言語を紹介!
関連記事:プログラマーに必要なスキルは?スキルアップに必要な知識も解説!
4.プログラマーの年収
「プログラマーの仕事にやりがいや魅力があることは分かったけど、肝心の年収はどれくらいなのだろう」と疑問に思っている方も多いでしょう。
そこでこの章では、プログラマーの年収について解説していきます。
求人ボックスによるとプログラマーの平均年収は、正社員で約423万円というデータが出ています。
一方、国税庁が2022年9月に発表した日本の平均年収は443万円となっています。
このことから、プログラマーの平均年収は日本の平均年収を下回っていることがわかります。
しかし、プログラマーはスキルによる給料分布の幅が大きく、ばらつきが大きくなっています。
プログラマーの仕事は、年功序列制ではなく能力主義的傾向が強いため、本人の適性やスキルが高ければ、年齢が若くても平均年収以上の高収入を狙うことも可能です。
また、プログラマーの仕事は、主にシステムの構築作業などの下流工程を担いますが、設計などの上流工程を経験することでシステムエンジニア(SE)への転職も可能です。
システムエンジニアに転職できた場合、年収が約100万アップします。
そのため、プログラマーの仕事は、IT業界で高収入を得たい人におすすめの職業と言えるでしょう。
→プログラマーの年収はいくら?年収1000万円のキャリアパスも紹介
5.プログラマーになるには?
プログラマーに興味があっても具体的ななり方がわからないという人もいるでしょう。
そこで、この章では、プログラマーになるための方法を3つ紹介していきます。
プログラマーになる方法
- 1.プログラマーになる目的を決める
- 2.学習方法を決める
- 3.転職エージェントを利用する
では、それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。
5-1.プログラマーになる目的を決める
プログラマーになるためには、まずプログラマーになる目的を決める必要があります。
どんな職業でもそうですが、その職業を目指す目的を最初に設定していないと、少し困難なことに直面したとき目指していた職を諦めてしまうことがあります。
もし仮に就職できてもその仕事をすぐに辞めてしまったりということになりかねません。
自分が納得できるプログラマーになるための目的を決めることで、モチベーションを維持しながら学習や転職活動に励むことができます。
「高収入を得たい」「スキルをつけてフリーランスとして場所を選ばずに働きたい」などまずは自分が頑張れるための目的を設定しておきましょう。
5-2.学習方法を決める
プログラマーになる目的を決めたら、次に学習方法を決めていきます。
プログラマーになるためには、プログラミング言語の知識とスキルが必要不可欠なので、それらを学習して身に付ける必要があります。
プログラミングの学び方は人それぞれなので、以下の方法から自分に合ったスタイルで学習しましょう。
学習方法
- ・独学でプログラミングを学ぶ
- ・スクールに通う
独学でプログラミングを学ぶ
独学でプログラミングを学ぶことは、プログラマーになるための学習の1つの有効な方法です。
現在は、書籍やオンライン教材、Webサイト、動画学習サイトなど、独学でプログラミングを学ぶための環境が整っています。
そのため、自分で学習ペースを調整できる、自己管理能力の高い人であれば、独学でもプログラミング言語を習得できるでしょう。
スクールに通う
IT系のスクールに通うことも、プログラマーになるための学習方法としておすすめです。
プログラマーやエンジニア経験のある講師が、プログラミングの知識やスキルを教えてくれます。
わからないことが出てきてもその場で講師に質問すればすぐに解消できる点が、独学にはないメリットです。
他にも、講師やほかの受講生と一緒に学習することで、独学では挫折しやすい人でもモチベーションを維持しやすいというメリットもあります。
またスクールによっては、転職支援が付いていたり、無料で利用できるところもあります。
下記の記事ではプログラミングを学べるスクールを紹介しているので、参考にして自分に合ったスクールを探してみて下さい。
→プログラミングスクールおすすめ30選!元エンジニアが各社を徹底比較【2023年10月】
5-3.転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用することも、プログラマーになる方法としておすすめです。
転職エージェントとは、転職希望者に採用を検討している企業を紹介して、転職のサポートをするサービスです。
転職エージェントを利用するメリットは、書類添削や面接対策、求人の紹介、入社日の調整などさまざまなサポートを無料で受けられる点です。
特に、IT転職に特化した転職エージェントであるユニゾンキャリアは、プログラマーをはじめとしたIT専門職の求人を豊富に取り扱っています。
また業界に精通したキャリアアドバイザーが親身に相談に乗ってくれます。
IT業界に関する知識が無くても大丈夫ですので、プログラマーに転職したい方は、ぜひ一度無料相談を受けてみることをおすすめします。
6.プログラマーの将来性
結論から言うと、プログラマーの将来性は非常に高いと言えるでしょう。
プログラマーは、プログラミング言語の知識やスキルを使用する技術職であり、一度そのスキルを習得すると、まさに手に職をつけた状態になれます。
IT業界では、システムの構築を担う、専門性のあるプログラマーの需要は高いです。
そして、今後のITテクノロジーのさらなる発展やIT人材不足の加速を背景に、その需要と将来性はこれからますます伸びていくでしょう。
→プログラマーに将来性はある?種類別の需要についても徹底解説!!
7.プログラマーQ&A
この章では、未経験からプログラマーを目指す方が特に疑問に持ちやすいことや、プログラマーに関するよくある質問についてまとめてみました。
7-1.文系からでもプログラマーになれますか?
結論から言うと、文系からプログラマーになることは可能です。
現在のIT業界では、文系出身のプログラマーは全体のプログラマーの3割程度を占めています。
また、例えばコニュニケーション能力に優れていたり、営業力があるなど、文系出身ならではの強みがある文系プログラマーを積極的に求めている企業も存在します。
関連記事:文系プログラマーはいるのか?!プログラマーになる勉強法も解説!
7-2.プログラマーに必要な資格はありますか?
プログラマーになるのに医師免許のような必須となる資格はありませんが、保有していると就職・転職活動で役に立つ資格はいくつかあります。
プログラマーにおすすめの資格は以下の通りです。
プログラマーにおすすめの資格
- ・ITパスポート
- ・基本情報技術者試験
- ・JavaSilver
- ・C言語プログラミング能力認定試験
- ・Ruby技術者認定試験
上記は、あくまでおすすめの一部ですが、1つでも取得しておくと採用企業側から評価されて、資格がない方よりもプログラマーに採用されやすくなるでしょう。
関連記事:プログラマーに資格は必要?プログラマー種類別おすすめ資格を解説!
7-3.大学に行く必要がありますか?
結論から言うと、プログラマーを目指す人は必ずしも大学に行く必要はありません。
ただし、大学に行くことで得られるメリットも存在します。
プログラマーを目指す人が大学へ行くことで、プログラミング以外にもさまざまな教養を学べて人間性を高めることができます。
大学では、プログラミングの知識に直結する情報工学以外にも、語学・文学・数学・マーケティング・経営・経済・文学・宗教・歴史など幅広い分野の学問を学べます。
専門分野以外の学問も学んで人間力を高めることで、プログラマーとしての就職の際に企業から評価されることもあるでしょう。
また、大学は就職までの猶予期間を得られるので、その期間でより専門性を高めたり、インターンシップに参加してプログラマーとしての経験を積めるメリットもあります。
一方で、大学に行くと最低でも4年間は就職できないので、効率的に最短ルートでプログラマーになりたい人にとってはあまり有効な選択にはならない可能性もあります。
関連記事:プログラマーになるには大学と専門学校、どっちが有利?徹底解説!!
7-4.未経験ですがプログラマーに転職できますか?
結論から言うと、未経験からでも本人次第でプログラマーになれます。
現在IT業界では人材不足が続いています。
そのため、未経験を歓迎している企業や、研修制度が整っている企業は多く存在します。
年齢と能力にもよりますが、プログラミング学習を行ったり、面接対策を行ったりと、事前にしっかりと準備すれば、未経験からでも問題なくプログラマーに転職可能でしょう。
1人で転職活動を行うのに不安がある方やホワイト企業の内定が欲しい方は、ITに特化した転職エージェントを利用すると良いでしょう。
→未経験でプログラマーになれる?元未経験プログラマーが解説します!
8.まとめ:プログラマーはやりがいのある仕事!
プログラマーは、プログラミング言語を使用してSEが作成した設計書や仕様書を基にシステム開発を行う職種です。
システムそのものを作り上げていくことが仕事になるため、不具合が発生した時は大変ですが完成した時には大きなやりがいを感じることができます。
もしプログラマーに興味を持ったら、ユニゾンキャリアを利用して転職活動を行うと、より効率的に転職活動が行えます。
未経験からエンジニアやプログラマーになりたい方は、活用してみることをおすすめします。
このようなことで
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役