エンジニアは稼げるの?年齢と年収の関連性を徹底解剖!|就職・転職者職業ガイド
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・エンジニアの年齢別の年収はどれくらい?
- ・自分の年収は同年代と比べて低い?高い?
- ・エンジニアの将来的な年収はいくら?
近年の急速なIT化に伴い、エンジニアは人気がある職業の1つとなっています。
そんなエンジニアですが、転職を検討する上で気にされる方が多いのはやはり収入面です。
現在エンジニアとして働いている人からも、「自分の年齢で今の年収は少ない?」とお問い合わせを多数いただきます。
事前に読みたい⇒【平均年収比較】エンジニアの年収・給料を職種・企業・年齢などから導く高年収のポイント!|就職・転職者職業ガイド
目次
1.エンジニアの年齢と年収はキャリアパスに依存
エンジニアは、一般的に年齢を重ねるごとに年収が上がっていきます。
これは実務経験を積むにつれて、適応範囲が広がり専門性も深まっていくことに起因します。
実際に経済産業省の調査でも年齢に比例して、年収が増加している様子をみることができます。
この背景には、エンジニアのキャリアパスが大きく関わっています。
一般的なエンジニアのキャリアパスは、以下のとおりです。
エンジニアは20代から30代前半までに、プログラミングや要求定義・設計といった実務に関する専門性の高い知識・スキルを身に付けていきます。
30代後半から40代は、さらなるスキルアップやキャリアアップを目指し、リーダー職としてプロジェクトに関わるようになります。
マネジメント側の立場になると高いスキルと責任が求められるため、大幅に年収アップするのが一般的です。
50歳前後は、現場を離れて管理職に就く人が増えていきます。
このように、エンジニアは様々な経験を積んでいく中でスキルの量・質や業務範囲が広がり、専門性が深まり指導する側に回っていきます。
そのため、年齢とともに年収も増えていくのが特徴です。
年齢を重ねるほどスキルの量・質が高まり、マネジメントに携わる機会も増えるため、年収は上がっていきます。
2.【年齢別】20代から50代までの平均年収比較
今回は、エンジニアの年齢と平均年収からどのような転職がベストなのかを探っていきます。
20代~50代までの4つの世代に区切り職種と年齢の平均年収を比較します。
2-1.【20代】エンジニア職種と平均年収
ここからは年代別の平均年収の違いを職種ごとにみていきます。
経済産業省の「IT人材に関する各国比較調査結果報告書」によると、20代エンジニアの平均年収は413万円です。
日本全体の20代の平均年収は320万円なので、エンジニアの年収は高いといえます。
職業別の20代エンジニアの平均年収は、以下のとおりです。
職種 |
20代平均年収 |
445万 |
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378万 |
|
378万 |
|
378万 |
|
378万 |
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378万 |
|
363万 |
|
363万 |
参照:厚生労働省-jobtag
ただし、20代は30代以降のエンジニアと比べると、年収が低くなっています。
考えられる理由は3つです。
- ・経験やスキルが未熟
- ・上流工程に携わる機会が少ない
- ・ボーナスでもらえる額が少ない
エンジニアになったばかりの20代はまだプロジェクト経験が浅く、これからスキルの量と質を高めていく時期です。
未経験でエンジニアに転職した方は経験やスキルが足りていないため、年収は多くありません。
また、20代はプログラミングやテスト、運用保守など低スキルでこなせる仕事を任されることが多いです。
より高いスキルが必要な上流工程を担当できる機会があまりないため、他の年代と比べて年収は低めになっています。
2-2.【30代】エンジニア職種と平均年収
30代エンジニアの平均年収は526万円です。
30代の平均年収は日本全体で431万円であり、エンジニアは90万円以上も高いことがわかります。
職種別の30代エンジニアの平均年収は、以下のとおりです。
職種 |
平均年収 |
クラウドエンジニア |
689万 |
組み込みエンジニア |
560万 |
システムエンジニア |
560万 |
webエンジニア |
560万 |
アプリケーションエンジニア |
560万 |
プログラマー |
560万 |
サーバーエンジニア |
513万 |
ネットワークエンジニア |
513万 |
参照:厚生労働省-jobtag
経験・スキルを磨いた30代は、20代と異なり上流工程に携わる機会が増えてきます。
役職を与えられることもあり、20代の時より大きく年収を伸ばすことが可能です。
人によっては、年収が800万円を越えることもあります。
ただし、30歳前後に未経験からエンジニアになった場合や20代でスキルを身に付けられなかった人は、年収が平均以下になるケースが多いです。
そのため、30代で年収を上げるには、20代のうちにどれだけスキルを高められるかがカギとなります。
一般的に、30代は上流工程に携わる機会も増えるため、20代よりも年収が一段階アップする!
2-3.【40代】エンジニア職種と平均年収
40代エンジニアの平均年収は646万円です。
40代の平均年収は日本全体で492万円なので、約150万円高くなっています。
職種別の40代エンジニアの平均年収は、以下のとおりです。
職種 |
平均年収 |
クラウドエンジニア |
749万 |
組み込みエンジニア |
656万 |
システムエンジニア |
656万 |
webエンジニア |
656万 |
アプリケーションエンジニア |
656万 |
プログラマー |
656万 |
サーバーエンジニア |
647万 |
ネットワークエンジニア |
647万 |
参照:厚生労働省-jobtag
経験豊富な40代エンジニアは、会社内でもリーダー的立場になります。
プロジェクトの企画や予算・進捗の管理、顧客均衡といった責任ある役割を任されることが多いため、平均年収が一段と高くなるのが特徴です。
ただし、同じ40代でもプログラマーや運用・保守などの下流工程に就いている場合は、年収水準が下がってしまいます。
40代で高年収を目指すなら、マネジメント力やコミュニケーション力を磨き、より上位の職種にキャリアアップすることが大切です。
40代はマネジメントスキルを要する仕事に関わることが増え、年収がグッとあがる年代!
2-4.【50代】エンジニア職種と平均年収
50代エンジニアの平均年収は754万円で、40代のときと比べて約90万円伸びています。
また、日本全体の50代の平均年収は525万円であり、全職種の中でもエンジニアの年収は高いです。
以下に、50代エンジニアの平均年収を職種ごとにまとめます。
職種 |
平均年収 |
クラウドエンジニア |
713万 |
組み込みエンジニア |
700万 |
システムエンジニア |
700万 |
webエンジニア |
700万 |
アプリケーションエンジニア |
700万 |
プログラマー |
700万 |
サーバーエンジニア |
689万 |
ネットワークエンジニア |
689万 |
参照:厚生労働省-jobtag
40代までに実績や結果を残してきた人は、50代になると「管理職」になることが多いです。
部署をまとめつつ企業の経営や戦略策定に携わるなど責任が重くなるため、高年収を期待できます。
大手企業に勤めるとなると、年収1,000万円超えも可能です。
一方で、技術のスペシャリストとしてキャリアを積んでいく場合、若手と比べて能力やスピードがどうしても衰えてしまいます。
そのため、給料の下がるリスクがあることは把握しておくことが大切です。
50代になると責任の重い役職に就く人が増え、年収700万円を超えるのも珍しくない!
エンジニアは優良企業に入り、スキル・経験を高めていけば高年収を目指せる職種です。
年収が高ければ、それだけ今後の人生でできることの幅を広げられます。
高年収をもらい人生をより充実させたいなら、エンジニアはおすすめの仕事です。
ただ、中には「同年代と比べて年収が低い…」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
エンジニアは同じスキルセットでも、企業によって給与水準が異なります。
今の企業で努力しても給料が上がらないなら、転職も年収アップのための1つの選択肢として考えてみてください。
3.未経験の転職は25歳前後がチャンス!
未経験からエンジニアへの転職を考えているなら、25歳前後がおすすめです。
理由は3つ挙げられます。
- ・社会人経験1〜3年あればソフトスキルが身に付いている
- ・若いほどエンジニアとして成功するチャンスがある
- ・30歳を過ぎると未経験からの転職は難しい
ソフトスキルとは、仕事を進める上でベースとなるスキルのことです。
具体的にはコミュニケーションスキルやリーダーシップ、問題解決能力などを指します。
企業が人材を採用するにあたって社会人経験の有無は大きな判断材料になるため、1〜3年程度でも働いた経験のある方は有利です。
また、20代の若いうちは記憶力や吸収力、判断力が優れており、エンジニアとして成功しやすい傾向にあります。
若い人ほど成長の余地があるため、IT未経験でもポテンシャルに期待して採用する企業も多いです。
一方で、30歳を過ぎると完全未経験からの転職は一気に難しくなります。
企業は即戦力を求めているため、ある程度の業務スキルが必要です。
さらに、30代に入ってからの転職は前職の経験が新しい学びを阻害する恐れがあり、企業は採用に対して慎重になります。
以上の理由により、未経験からエンジニアとしてキャリアを成功させるには、早めの行動が重要です。
4.未経験からキャリアアップしていく方法
未経験からエンジニアになり、目標とするキャリアを実現するためにはどのようなステップを踏めば良いのでしょうか?
ここでは、キャリアアップに向けてやるべき2つのポイントを解説します。
4-1.資格取得や最新情報の収集に努める
未経験からエンジニアとしてキャリアを上げていくには、資格取得や最新技術のキャッチアップが必要になります。
資格の取得は、業務の幅を広げるために効果的です。
普段の業務で携わらない分野の知識・スキルを学べるので、対応できる仕事が増え様々なプロジェクトに挑戦できるようになります。
まだ資格を持っていない方は、以下の資格取得がおすすめです。
- ・ITパスポート
- ・基本情報技術者試験
- ・応用情報技術者試験
また、最新情報のキャッチアップも継続的に行う必要があります。
IT業界は目まぐるしく進化しており、トレンドの入れ替わりが激しいからです。
能動的に学習しなければ市場に取り残されてしまい、理想のキャリアから遠ざかってしまいます。
年を重ねてから「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔しないためには、最新技術を学びつづけ市場価値を高めることが大切です。
市場から求められるエンジニアになれれば仕事の選択肢が広がり、理想のキャリアを実現しやすくなります。
4-2.スキルのレベルアップができる企業へ
エンジニアとしてある程度の経験を積んだら、今より一歩進んだスキルが身に付けられる企業へいくことが大事です。
次の転職で、あなたの目指すキャリアを手に入れるのが理想かもしれません。
しかし、自分のスキル・経験と企業から求められるものに大きな差があると、理想の転職がなかなか実現しない可能性があります。
最終的な目標を叶えるためには、1ステップずつレベルを上げる方が結果的に近道となることもあるのです。
ただ、最短ルートでキャリアアップするには、必要なスキル・経験や自分に足りないものを把握しておくことが重要です。
必要なスキルが身に付けられる企業に入ることで、理想のキャリアがグッと近づいてきます。
自分に合った企業でスキルを磨く努力ができれば、未経験者でもエンジニアとしてのキャリアを成功させられます。
5.理想のキャリアの実現は計画性が最重要!
エンジニアのキャリアパスは他の職種と比べて幅広く、様々な分野で活躍できます。
しかし、理想のキャリアを実現するためには、しっかりとプランを立てて計画的に行動していくことが重要です。
例えば、野球選手である大谷翔平さんは、「8球団からドラフト指名1位」をもらうことを目標に高校3年間の計画を立てました。
目標を達成するためにやるべきことを明確にして練習しつづけたことで、今ではメジャーリーガーとして大活躍しています。
大谷選手レベルを目指すべきとはいわないですが、理想のキャリアへ向かってどのようにステップアップしていくかイメージすることが大切です。
その過程の第一歩として「1社目の企業選びがカギ」となります。
入る企業を間違えてしまうと必要なスキルや経験が積めず、希望するキャリアに辿り着けない恐れがあるからです。
自分に合った会社を見つけるには、入念な自己分析や企業・業界研究が欠かせません。
ただ、それらは1人で行うより、転職のプロから幅広い情報や意見をもらいながら取り組むのが得策です。
弊社ユニゾンキャリアは、IT業界に特化した転職・就活支援サービスです。
これまで数万人のエンジニア転職を支援してきた実績をもとに、キャリア実現に向けたサポートを行っています。
転職を急かしたり強制したりすることはなく、じっくりと向き合った上で希望に合った求人のみ紹介します。
ご相談から内定まで「完全無料」なので、まずはお気軽にご相談下さい。
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※同意なく進めることはありません!
このようなことで
悩まれています。
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こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役