インフラエンジニアのポートフォリオとは?必要ない?作り方も解説|インフラ転職ガイド
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・インフラエンジニア経験者が転職するとき、ポートフォリオは必要?
- ・ポートフォリオで選考が有利になることってあるの?
- ・ポートフォリオの作成例を見たい!
ポートフォリオは自身のスキルと実績を証明する資料です。
開発エンジニアやデザイナーは、ポートフォリオに過去の成果物を掲載し、転職活動で自身の魅力をアピールするツールとして活用します。
一方、インフラエンジニアはプロダクトを生み出す職種ではないため、「ポートフォリオをどうやって作ったらいいの?」「そもそもポートフォリオは必要なの?」と悩む方が多いです。
未経験者の方はコチラ⇒未経験からのインフラエンジニア転職にポートフォリオは必要ない?|インフラ転職ガイド
目次
1. インフラエンジニアのポートフォリオとは?
ポートフォリオとは、自身のスキルと経験をまとめた自己PR資料を指します。
クラウドでWEBサーバーを構築した経験があれば、そのサーバーをポートフォリオとして活用することもできます。
自身の能力を簡潔かつ豊富に示せるポートフォリオほど優れているといえます。
2. インフラエンジニアにポートフォリオは必要ない!
結論として、インフラエンジニアの転職でポートフォリオの提出は不要です。
インフラエンジニアは、開発エンジニアのアプリケーションのように、分かりやすい成果物を作るわけではありません。
業務の成果を可視化しにくい職種だといえます。
インフラエンジニアの転職活動では、ポートフォリオよりも資格や具体的な実績が重視されます。
採用担当者から高評価を得るには、スキルシートを充実させ、面接で資格や実績をアピールすることに注力するのが効果的です。
3. インフラエンジニアでポートフォリオを作ると有利な人
インフラエンジニアの転職活動では基本的にポートフォリオを作成する必要はありません。
以下のケースに該当する人は、ポートフォリオを提出することで選考が有利になる可能性があります。
●フリーランスとして独立を考えている人
フリーランスとして活動する場合、ポートフォリオは自身のスキルや実績を企業に示すための自己PR資料として役立ちます。
高い実力を証明することができれば、高単価の仕事を獲得することも可能です。
●実績と経験を一定以上積んでいる人
ポートフォリオを作成することで、過去に携わったプロジェクトや構築したインフラを体系的にまとめることができます。
実績と経験が豊富であるほどポートフォリオの内容は充実し、技術力・問題解決能力・キャリアの成長過程・専門性の深さなどを採用担当者に効果的にアピールできます。
●特殊なスキルや経験をアピールしたい人
特殊なスキルや経験を持っている場合、それらを自身のアピールポイントにすることで、ほかのインフラエンジニアとの差別化を図ることができます。
ポートフォリオはニッチな分野での専門性を効果的に示す資料として有効です。
独自の視点や問題解決のアプローチを提示する内容に仕上げることで、採用担当者に強い印象を与えられます。
4. インフラエンジニアのポートフォリオ例
インフラエンジニアのポートフォリオの作成例を紹介します。
これは簡易的な例なので、形式を参考にしながら、自身の示したいスキルや実績に合ったものを作成してください。
例)Linux環境構築 サーバー構築手順書
■概要
本手順書は、セキュアで効率的なウェブアプリケーション用Linuxサーバーの構築プロセスを詳述しています。コンテナ化やCI/CDの概念も取り入れています。
■環境
- ・OS: Ubuntu Server 22.04 LTS
- ・Web Server: Nginx
- ・Application Server: Gunicorn
- ・Database: PostgreSQL 14
- ・Language: Python 3.10
- ・コンテナ: Docker
- ・CI/CD: GitLab CI
■手順
①OSインストール
- Ubuntu Server 22.04 LTS ISOをダウンロード
- ブートメディア作成
- BIOSからブート順序変更
- インストーラー起動、以下を設定
- ・言語: 日本語
- ・キーボード: 日本語
- ・ネットワーク: DHCP
- ・ストレージ: LVMを使用
- ・ユーザー設定
- ・OpenSSH serverインストール
②初期設定
③セキュリティ強化
④ソフトウェアインストール
⑤アプリケーションデプロイ (Dockerを使用)
⑥Nginx設定
⑦HTTPS設定 (Let’s Encrypt)
⑧システム監視設定
⑨CI/CD設定 (GitLab CI)
■セキュリティ対策
- ・定期的なセキュリティアップデート (unattended-upgradesで自動化)
- ・強力なパスワードポリシーの適用
- ・ファイアウォールの適切な設定
- ・不要なサービスの無効化
- ・定期的なログ監視
■パフォーマンス最適化
- ・Nginxワーカープロセス数の調整
- ・キャッシュ戦略の実装
- ・データベースインデックスの最適化
■バックアップ戦略
■負荷テスト
上記の例は実務外での技術的な取り組みや成果を具体的に示したものです。
個人的な挑戦をポートフォリオにまとめることで、技術への情熱と学習意欲をアピールすることができます。
5. インフラエンジニアの転職で重要なこと
インフラエンジニア転職の際に入念に対策すべきポイントを解説します。
選考で高評価を得るには、ポートフォリオの作成よりも以下のポイントを押さえることが重要です。
5-1. 【未経験】資格勉強と面接対策
エンジニア未経験の場合、資格勉強と面接対策に力を入れるのが賢明です。
未経験者が目指しやすい職種はネットワークエンジニアとサーバーエンジニアです。
資格の取りやすさや求人の多さが理由として挙げられます。
資格勉強に取り組むことで、基本的なネットワークとサーバーの知識を身に付けることができます。
学習内容を面接でスムーズに説明できるよう準備し、意欲の高さをアピールするのが高評価を得るコツです。
未経験者の転職活動は、学習と入社に対する熱量をいかにアピールできるかが鍵になります。
5-2. 【経験者】スキルシートと面接対策
経験者はスキルシートの作成と面接対策に力を注いでください。
スキルシートには、技術スタック・資格・トレーニング歴などを余すことなく記載します。
ポートフォリオがある場合は、スキルシートに記載するのが望ましいです。
キャリアパスをしっかりと設計していることを示すのも大切なポイントです。
スキル・経験・将来性の3つを効果的にアピールすることが、経験者の転職成功の鍵となります。
6.エンジニアの転職はユニゾンキャリア
ポートフォリオの準備に限らず、「エンジニア転職の進め方が分からない」と悩む方は多いです。
そんなときは、ユニゾンキャリアの転職アドバイザーと二人三脚で転職活動を進めてください。
6-1. ユニゾンキャリアのサービス特徴
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6-2. ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー
─転職しようと思ったきっかけを教えてください!
1年間でCCNAというネットワークの資格と、LPICというサーバの資格を取得するという目標を立てて、実際に取得できたのでキャリアアップのためにもう一度転職しよう、と思って転職活動を始めました。
─転職にかかった期間はどれくらいですか?
ほんとに一瞬で終わりましたね。選考に進んで面接を受けたりしたのが5日間くらいです。
選考に入る前の週に、転職相談や面接対策などをしてもらって、翌週から早速面接みたいな感じでした。なので、全部をあわせても2週間もかかってないですね。
ぶっちゃけこんなに早く決まるとは思っていなかったです。でも、なるべく早く転職活動を終わらせたかったので良かったです!
─年収はどれくらいあがりましたか?
今回の転職で約140万円上がりました。
エンジニアとしての経験は1年ほどしか無いのにかなり年収が上がって、この業界のうま味を感じましたね(笑)
これからもスキルや資格を取得することでどんどん上を目指せると思うので頑張っていきたいです。
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こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役