エンジニアが成長する方法は?成長する人の特徴や環境を解説|就職・転職者職業ガイド
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
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- ・エンジニアが成長できるためにはどんなことが必要?
- ・エンジニアが成長すると何ができる?
- ・エンジニアが成長できないのはどんな環境?
エンジニアとして自分なりに努力をしているつもりでも、「ちゃんと成長できているのかな…?」「もしかして成長できていないかも…。」と不安に感じているという声を数多く聞きます。
エンジニアが成長するためには、自分に適した環境を選別し、スキルを伸ばすためのプランを練ることが大切です。
合わせて読みたい⇒【未経験向け】エンジニアに必要なスキルとは?資格や言語の勉強のコツを実体験から解説|就職・転職者職業ガイド
目次
1.エンジニアにとって成長が重要な理由
はじめに、エンジニアにとって成長が重要な理由について2つの観点から見ていきます。
1-1.IT業界は情報や技術の変化が激しい業界である
IT業界は、革新的な技術と情報がめまぐるしく更新されていく世界です。近年ではクラウド、人工知能、機械学習などの分野が急速に進化しています。
特に2023年に大きな話題を呼んだ生成AI関連の進化は目覚ましく、エンジニア領域でもプログラミングやテストの工程に生成AIを活用するケースが出てきました。
ある調査によると、「ハイクラス人材の45%が生成AIを業務で活用している」と回答しています。また生成AI未利用者の8割が「今後、活用する可能性がある」とも回答しています。
参考:生成AIのビジネス活用状況に関するアンケート調査|PRTIMES
このことからも、生成AIが私たちの仕事や生活と密接に結びついていることが分かります。
今後エンジニアの仕事においても、生成AIを適切に使いこなすスキルが求められる可能が高いです。
このような状況のなか、エンジニアが成長し続けるためには、継続的な情報収集や学習を行い、古くなった知識をアップデートしたり、定期的にスキルアップを行ったりすることで、業界の変化に対応していく必要があります。
1-2.エンジニアはIT業界を支える役割がある
IT業界はいまや世界経済を支えるビッグマーケットであり、2022年時点での世界ICT市場は578.9兆円、2023年は614.7兆円まで拡大しています。
これに呼応する形で日本市場も2022年時点で27.2兆円、2023年は28.5兆円と大きく増加しています。
そしてエンジニアの技術力は、IT業界の成長と発展を支えるものです。
エンジニアは新しい技術の開発や既存のシステムの維持・改善を担当しており、エンジニアなくしてIT業界は成り立たないと言っても過言ではありません。
つまりエンジニアが自らの技術力を高め、知識をアップデートしながら継続的な成長を遂げることは、広くIT業界や社会へ貢献することにつながります。
エンジニアの成長は、国の技術力やIT産業を支える根幹に大きく関わっているのです。
2.成長しないエンジニアは「安全領域」に留まっている
成長しないエンジニアは、新しい技術や手法を積極的に学ぼうとしません。いわゆる「コンフォートゾーン」に留まり、変化に対して抵抗感がある人が多いのです。
コンフォートゾーンとは、不安やストレスを感じず落ち着いて過ごせる環境や精神状態のことを指します。
自身が「安心できる」「自分の意識でコントロールできる」と認識する領域で、急激な変化・変容とは対極にあります。
これに対し、レベルの高いことにチャレンジする領域を「ラーニングゾーン」、対処法も思いつけない領域を「パニックゾーン」と言います。
精神的に落ち着きを保てるコンフォートゾーンに留まっている人の特徴としては、以下のような例が挙げられます。
- ・自分の考えや信念に固執する
- ・いつも仲の良い人と過ごしている
- ・毎日同じスケジュールで過ごしている
- ・いつも同じ道を運転している
- ・居心地が悪いところにはいかない
- ・何年も同じような仕事を繰り返している
このようなコンフォートゾーン、いわゆる安全領域にとどまり続けていると、ビジネスパーソンとして成長できないことは言うまでもありません。
エンジニアがコンフォートゾーンに留まり続けるということは、古い技術に固執し、業界のトレンドや新技術の学習を避けるということです。
安定した精神状態を維持し続けられる一方で、技術的な知識やスキルに遅れが生じ、成長できるキャリアの機会が限定されることにつながります。
もしあなたが「職場は和気あいあいとして人間関係も良好だけど、エンジニアとして成長はできていないかも」と感じているなら、その会社はいわゆる「ゆるブラック企業」である可能性があります。
ゆるブラック企業とは?
仕事やプライベートを振り返り、現在勤めている会社がゆるブラック企業ではないか、自身がコンフォートゾーンに留まっていないかどうかを確認することが大切です。
3.成長できるエンジニアの3つの習慣
成長できるエンジニアには、向上心が高く、新しいことに積極的にチャレンジできる、細かいところにも気が付くといった特徴があります。
そして多くの場合に、共通した習慣を持っているものです。ここでは、成長できるエンジニアがやっている3つの習慣について掘り下げていきます。
3-1.わからないことはすぐに調べる
新しい課題に直面したとき、即座に最適解を思いつける人は少ないものです。
特にエンジニアが扱う技術は複雑であり、常に新しい情報が出てくるので、すべてを追い切れるものでもありません。
情報が不足している状態では正しい判断が出来ず、最適な答えにもたどり着けないからです。
また必要な情報をピックアップしやすくするために、「この場合はここを調べる」といった調べ方のノウハウを蓄積しておくことも大切です。
技術情報に関する大まかな項目をトピックとして頭に入れておくことで、必要になった際の調査を効率化できます。
分からないことがあればすぐ調べる習慣をつけておくことで、問題解決能力が向上し、自己学習の習慣も身に付きます。
3-1.1日の中に学習の時間を作っている
仕事やプライベートで忙しい日常を過ごしていると、なかなか新しいスキルを学ぶ時間を確保できないかもしれません。
しかし、成長できるエンジニアは、そんな中でも学習の時間を作って勉強しています。
1日の中に学習時間を確保できないとするなら、その原因は時間管理が適切にできていないこと、そして優先順位付けが不十分だからに他なりません。
学習に使えそうなスキマ時間はないか、1日の時間の使い方について改めて見直しが必要です。
このように、長時間の確保は難しくても、短時間であればスキマ時間をうまく活用することで継続が可能です。
毎日の中でルーティン化することにより、継続的な学習が習慣化され、技術力が徐々に向上していきます。
3-2.最新情報を常に拾っている
エンジニアとして成長していくためには、IT業界のトレンドや新技術のポイントを的確に押さえ、継続して追いかけていくことが重要になります。
インターネット技術の発展により、私たちの周りには多大な情報が飛び交っています。このように情報過多な状況で、自分に必要な情報を取捨選択することが重要です。
適切な最新情報を拾うためにおすすめなのが、専門的なニュースサイト、動画メディア、ポッドキャストなどの学習サイトを網羅的にフォローすることです。
特にX(旧Twitter)はエンジニアに人気が高く、IT業界で最新情報を取得するのに活用されています。
業界や分野を問わず、幅広い情報にアンテナを張り巡らせておくことで、何に注目すべきかを見極めやすくなります。
このように業界の最新動向に常にアップデートしておくことで、エンジニアとして成長できる新たな機会を掴みやすくなるのです。
4.エンジニアが理解すべき成長曲線
成長曲線とは、自分が努力した質や量に対してどの程度成長できているかを示す曲線のことです。
エンジニアが成長するためには、この成長曲線についての理解をしっかりと深めておく必要があります。
日々の業務に追われていると、ふと「自分は本当に成長できているのかな…?」と不安になることがあるかもしれません。
エンジニアとしてのキャリアが成熟し、習熟度が上がっていくにつれて、新たな成果というのは見えにくくなるものだからです。
成長曲線は以下のような形で表されます。
通常、課題でのタスク回数を反復してこなせばこなすほど経験的効果が高まり、所要時間は減少していきます。
その結果が「正の加速曲線」「S字型曲線」のような曲線です。
長い学習期間を要した場合には、「負の加速曲線」のような曲線を描きます。学習成長度が低迷している期間が長いほど、後半で急激に加速する傾向があります。
つまり、成長曲線を見てみると、停滞期が自然に発生するということです。
もし、あなたがエンジニアとして成長を実感できず自信を失っているとすれば、今がまさに成長曲線における停滞期なのかもしれません。
そして、重要な事実として一定のレベルまで達したことを自覚することが大切です。
成長曲線を理解すれば、停滞期に入ったとしても決して動揺することなく、継続的な努力を続けられます。
成長が止まっても新たな一歩を踏み出す瞬間が最も大きく変化できるタイミングだということを覚えておいてください。
5.エンジニアの成長を決める3つの要因
エンジニアとしてのスキルやキャリアの停滞時や、逆に「このままで大丈夫」と安心感を感じているときは、成長面における危険信号と捉えることが大切です。
エンジニアの成長を決める3つの要因について考察します。
5-1.エンジニアとしての成長マインド
「うまくやろう」「失敗したくない」と考えるあまり委縮してしまえば、エンジニアとしての成長につながるようなダイナミックな行動を取れなくなってしまいます。
せっかく成長できる機会があったとしても、これではあまりにも勿体ないです。
成功への道は、常に困難と失敗を伴うもの。新しい局面にチャレンジし続け、失敗してもなんとか成長へとつなげようとする成長マインドを持つことが大切です。
不安やストレスなくコンフォートゾーンに留まり続けている人には、このような成長マインドを持つことが難しいかもしれません。
あなたが「このままで大丈夫」と現状維持を続けているなら、それは今まさにコンフォートゾーンに居るという危険信号です。
失敗を学習の機会と捉え、成長マインドを持って挑戦を恐れずに新しいことを学び続けることが、持続的な成長と自己改善につながります。
5-2.将来のキャリアビジョン
将来のキャリアビジョンを明確に掲げ、進むことはエンジニアが成長するうえで欠かせない要素です。
もしキャリアの目標が不明確なままにしていると、エンジニアとしての成長の方向性を見失います。
成長に向けた方向性を決定づけるためにも、キャリアビジョンをしっかりと整理します。
キャリアビジョンの設定方法としては、まず長期的なキャリア目標を設定します。
目標が定まったら、それに向けたスキルセットを構築していきます。
新しい技術スキルが必要であれば学習したり、資格を取得したり、上司からのレクチャーを希望したりと、目標達成に向けた具体的な行動に移していくのです。
効率的かつ意味のある学習を行うことで、エンジニアとしての成長が促進されます。
5-3.エンジニアとして成長できる環境
成長の機会が限られている環境では、ポテンシャルが制限されてしまい、どれだけ努力して学習しても思うように成長できません。
反対に、職場環境が刺激的で学習機会が豊富であれば、周りのメンバーからさまざまな刺激を受けられるため、エンジニアとしての成長が加速します。
このように、エンジニアの成長には環境面も重要です。
また成長できる環境ではハードスキルだけでなく、コミュニケーションやマネジメントといったソフトスキル面でも成長することができます。
今の職場は自分が成長できる環境かどうか、立ち止まって考えてみてください。
チャレンジできる環境ではないのなら、エンジニアの成長のために転職も視野に入れて早めに動き出しが必要です。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役