市場価値を高めたいエンジニア必見!市場価値を上げるポイントを解説
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エンジニアとして市場価値を高めるにはどうすればいいんだろう…?
✓本記事の流れ
- ・市場価値の高いエンジニアとはどんなエンジニアか確認しよう
- ・エンジニアとして市場価値を高めるために必要なスキルとは
- ・エンジニアの市場価値を高める方法とは
エンジニアとして高い年収を叶えるためには、まず市場価値を高めることが大切だと言われています。
ですが、実際にエンジニアの市場価値を高めるためにはどう行動すればいいのでしょうか?
この記事では、市場価値の高いエンジニアの特徴や、市場価値を高めるためにはどう行動していけばいいかを解説していきます。
エンジニアとして市場価値を高めたい方や、自分の市場価値で悩んでいる方は必見です!
⇒【図解付き】エンジニアとは?職種・種類・仕事内容・ITエンジニアの適性までわかりやすく完全網羅!
目次
1.市場価値の高いエンジニアとは
市場価値を高める方法の前に、まずはエンジニアの価値を決める要素を知っておく必要があります。
エンジニアの市場価値を決めるのは、以下5つの要素です。
エンジニアの市場価値
- ・実務経験
- ・どんな業務に携わったか
- ・持っているスキル・資格
- ・マネジメント経験の有無
- ・学歴
5つのなかで、特に重要視されるのは実務経験です。
さまざまなプロジェクトを経験しているエンジニアは、豊富な知識とスキルを持ちます。
即戦力として活躍が期待できるため、企業から高い評価を得られます。
2.市場価値を高めるために必要なスキル
市場価値を高めるためには、どのようなスキルや経験が必要なのでしょうか。
この章では、必要とされるスキルについて解説していきます。
2-1.プロジェクト経験
プロジェクト経験はエンジニアとして市場価値を高めるためにもっとも重要なスキルの1つです。
プロジェクト経験が豊富なエンジニアはチームの中心として活躍でき、企業への貢献が期待できます。
なかでも、特に重要な経験は以下の3つです。
●上流~下流の開発経験
システム開発の一連の流れを経験しているエンジニアは、市場価値が高いです。
上流工程(企画・要件定義・設計)から下流工程(プログラミング・テスト)まで経験しているエンジニアは、システム開発全般に深い知識とスキルを持ちます。
幅広い業務に対応できるため、採用したいと思う企業は多いです。
●プロジェクトリーダー経験
エンジニアとして市場価値を高めるには、プロジェクトリーダー経験も必要とされます。
プロジェクトリーダーはプロジェクトの現場責任者として、メンバーのフォローや指揮、トラブル対応などをおこないます。
業務を通じて身につけたリーダーシップやコミュニケーション力は、組織を動かす上で重要な能力であり、企業から高い評価を得られます。
●プロジェクトマネージャー経験
プロジェクトマネージャー経験もエンジニアの市場価値を高めるために必要です。
進捗管理やクライアントとの交渉などプロジェクト全体をマネジメントをするには、豊富な経験と専門的な知識が欠かせません。
マネジメントに必要なスキルは簡単に身につくものではないため、プロジェクトマネージャー経験があるエンジニアの評価は高いです。
2-2.コミュニケーションスキル
エンジニアはチームで仕事をおこなうことが多く、さまざまな場面で高いコミュニケーションスキルが求められます。
そのため、相手の話に耳を傾けられ、自分の意見を正確に伝えられるエンジニアは企業から必要とされる存在です。
2-3.プログラミングスキル
エンジニアにとってもっとも基本的なスキルであるプログラミングは、市場価値を高める上で欠かせません。
特に難易度の高いシステム開発ではプログラミング技術に詳しい知識を持ち、実際に扱えるエンジニアが必要とされます。
そのため、高度なプログラミングスキルは企業からの評価が高いです。
エンジニアに求められるスキルをさらに詳しく知りたい方はこちらもあわせてご覧ください。
3.市場価値が高いエンジニアの特徴
エンジニアのなかでも市場価値が高い人にはいくつか特徴があります。この章では、5つの特徴を紹介します。
3-1.技術を追い求められる人
探究心が強く、積極的に新しい技術や知識を学べるエンジニアは市場価値が高いです。
身につけた幅広い知識と技術力を活かし、質の高い仕事ができるため企業から高い評価を得られます。
一方で、技術に興味がなく自分から勉強できない人は、成長が止まり市場に取り残されてしまうでしょう。
3-2.トレンドに敏感な人
市場価値が高いエンジニアは、ITトレンドに敏感で情報収集をおこたりません。
IT業界は急速に変化しており、新しい技術やサービスに興味を持ち、進んで勉強することが求められます。
トレンドに敏感な人は最新の技術やツール、開発手法を学び実務に活かせるため、プロジェクトの技術的な面で重要な役割を果たせます。
エンジニアとして評価を高めたいなら、常に新しい情報をキャッチアップし続けることが大切です。
3-3.物事を俯瞰できる人
物事を広く見渡せる能力は企業にとって重要な要素です。
問題や課題が生じたときに、状況に応じて最適な解決策を選べるからです。
たとえば、システム開発の現場でプログラムを改修する際は、ほかの機能への影響を考慮する必要があります。
全体像を見渡せなければ、システムに深刻な影響を及ぼす可能性があるためです。
したがって、物事を俯瞰できるエンジニアは企業にとって重要な人材であり、市場価値が高いです。
3-4.臨機応変に対応できる人
プロジェクトの進捗遅れやクライアントからの要件変更、突発的なトラブルなどが起きた際に、エンジニアは素早く柔軟な対応が求められます。
どのような状況でも柔軟に動けるエンジニアは、プロジェクトやチームにとって貴重な存在です。
3-5.能動的に動くことができる人
能動的に動ける人はまわりと積極的にコミュニケーションをとりながら自分のやるべきことをこなせます。
トラブルや課題に直面しても解決するために進んで動けるため、プロジェクトを成功させる上でなくてはならない存在です。
4.市場価値が高くなりやすいエンジニア職種10選
エンジニアの市場価値は最終的にスキルや経験で決まりますが、職種も大きく影響します。
この章では、市場価値が高くなりやすいエンジニア職種を紹介します。
4-1.インフラエンジニア
インフラエンジニアはシステムを動かすために必要なサーバーやネットワークを設計・構築・運用する仕事です。
クラウドサービスやスマホアプリなどデジタル技術が急速に普及するなかで、インフラの重要性が増しています。
インフラエンジニアは企業にとって欠かせない存在となっており、市場価値が高くなりやすい職種です。
4-2.ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは通信の専門家として、サーバーとコンピューター機器、サーバー同士をつなぐネットワークの設計・構築・運用が仕事です。
インターネット利用が拡大するなかで、企業は通信の高速化や安定化、セキュリティ対策など高品質なネットワークの提供が求められています。
そのため、ネットワークの深い知識と技術力があるエンジニアの需要は伸びています。
特に5G・6Gなどの最新技術やセキュリティ対策に詳しいエンジニアは市場価値が高まりやすいです。
4-3.クラウドエンジニア
クラウド環境そのものの構築やクラウド上のサーバー設計・構築、ネットワーク整備などをおこなうのがクラウドエンジニアです。
近年は、自社にサーバーを設置するオンプレミスよりも仮想環境上でクラウド環境やインフラを構築する企業が増えています。
![クラウドサービスを利用している企業](https://unison-career.com/renewal-2024/wp-content/uploads/2023/04/cloud-service.jpg)
クラウドサービスを利用している企業
出典:総務省
上記のグラフを見ると、クラウドサービスを利用している企業は年々増加していることが分かります。
このように、クラウドエンジニアの活躍の場は年々広がっており、市場価値が高まっています。
4-4.セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは情報セキュリティを専門に扱うエンジニアのことで、外部の攻撃からシステムやネットワークを守るのが仕事です。
外部の攻撃により企業が持っている情報が盗まれた場合、個人情報の漏洩や不正送金など大きな被害が発生するリスクがあります。
近年、企業や公共機関はセキュリティ対策に力を入れており、セキュリティエンジニアの市場価値が高まってきています。
4-5.データサイエンティスト
データサイエンティストはビッグデータ(大量のデータ)を活用して、企業や組織の課題を解決する仕事です。
数学や統計、プログラミング、データベースといった幅広い専門知識のほか、論理的思考力などのビジネススキルも必要とされます。
誰でも簡単に身につけられるスキルではないため、市場価値が高まりやすい職種です。
4-6.AIエンジニア
ビジネス課題をAIの専門知識と技術で解決するエンジニアをAIエンジニアといいます。
AIエンジニアはプログラミングだけでなく、機械学習(大量のデータを分析し傾向を学習する技術)などの、AIに関する知識・スキルを学ばなければなりません。
高い専門性を必要とするAIエンジニアになるのは簡単ではなく、人材が不足している状況です。そのため、AIエンジニアの市場価値は高まっています。
4-7.IoTエンジニア
IoT(アイオーティー)エンジニアはIoT技術を使用したシステムや製品を開発するエンジニアです。
IoT(Internet of Things)とは、あらゆるモノをインターネットでつなぐことで遠隔で操作・監視・データ通信を可能にする技術をいいます。
IoTは今後さらに広い分野で活用されることが予想されており、IoTエンジニアの市場価値は高まっていくでしょう。
4-8.プロダクトマネージャー
企業の製品に対して全責任と最終的な決定権を持つのがプロダクトマネージャーです。
顧客の満足度を上げるための施策や販売計画を立案・実行していく仕事であり、事業の成長に大きくかかわるポジションとなります。
プロダクトマネージャーは上流工程での実績やマネジメント経験に加え、コミュニケーション力や考察力などさまざまなスキルが求められます。
ITプロダクトを提供する企業の増加や、求められるスキルを持つ人材の不足により、市場価値が高まるとされています。
4-9.テックリード
テックリードはシステム開発の技術面でチームを引っ張っていくリーダー的なポジションです。
ほかの部署やチームとの連携を取る窓口役も担います。
テックリードの仕事は設計の方針や使用する技術の決定、チームのマネジメントやフォローなど多岐にわたります。
高い技術力と強いリーダーシップが求められるため、市場価値が高くなりやすい仕事です。
4-10.フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアはシステム開発で複数の分野に関する深い知識・スキルを持つエンジニアです。
フロントエンドからバックエンド、インフラの構築・保守まで幅広い業務を担います。
IT業界は人手不足で、優秀なエンジニアを集めるのが難しい状況です。
そのため、1人で幅広い業務をこなせるフルスタックエンジニアの需要は大きく、市場価値が高まりやすいでしょう。
5.エンジニアとしての市場価値を高める方法
「市場価値の高いスキルや職種はわかったけど、実際どうすれば良いの?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
この章では、市場価値が高いエンジニアになる方法を3つ紹介します。
5-1.キャリアプランを明確にする
市場価値を高めるにはやみくもに手をつけるのではなく、将来どんなエンジニアになりたいのかキャリアプランを明確にすることが大切です。
キャリアプランが明確になることで必要なスキルや経験がわかり、やるべきことが見えてきます。
キャリアプランは次の3ステップで考えていくのがおすすめです。
キャリアプラン
- 1.仕事で実現したいこと、ありたい姿を明確にする
- 2.今の自分ができることや仕事に対する価値観を整理する
- 3.1を実現するためにやるべきことを洗い出す
明確にしたキャリアプランを軸に、必要な知識・スキルを身につけながら市場価値を高めていきましょう。
エンジニアが描ける具体的なキャリアパスを詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
5-2.資格を取得する
資格の取得により、特定の分野に詳しい知識・スキルがあることを客観的に証明できるため、企業から評価を得られるでしょう。
また、働きながら資格を取得することは簡単ではありません。
忙しいなかでも時間や労力をかけて資格を取ろうとする姿勢は、学習意欲や向上心の高さのアピールになります。
以下の記事ではエンジニアにおすすめの資格について詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
5-3.毎日情報収集を行う
エンジニアは一度学べば終わりというわけではありません。
常に技術が移り変わるIT業界では、今のトレンドが翌年には古くなる可能性があります。
定期的に情報収集をしなければ古い知識・スキルのまま成長できないため、エンジニアとしての市場価値は下がってしまうでしょう。
市場価値が高いエンジニアでいるためには、毎日IT業界の動向や最新の技術・トレンドを追い続け、仕事に反映していくことが重要です。
とはいえ、日ごろ仕事で忙しくしているエンジニアのなかには、情報収集に時間を割くのが大変な人もいるでしょう。
6.自分の市場価値を調べるには?
自分の市場価値を調べるのにもっともおすすめの方法は、ITに特化した転職エージェントに相談することです。
IT転職エージェントは、数多くのIT企業データとエンジニア情報を保有するため、IT市場で求められているスキルや経験に詳しいです。
そのため、IT転職エージェントに相談することで自分の市場価値を客観的に把握できます。
また、「市場価値を高めるために必要なスキルや経験」も明確になるので、今後のキャリア形成に大きく役立つでしょう。
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7.【まとめ】市場価値の高いエンジニアになるには
本記事では、エンジニアの市場価値について解説しました。
市場価値が高いエンジニアになるためには、以下のスキルや経験が必要です。
必要なスキルや経験
- ・プロジェクト経験
- ・コミュニケーションスキル
- ・プログラミングスキル
エンジニアとして年収・キャリアアップをするためには、上記のスキルや経験が欠かせません。
日ごろから市場価値を上げることを意識して業務に取り組むことが大切です。
ただ、市場価値を上げるために何から始めたら良いか分からないこともありますよね。
その場合は、以下の方法を実践してみましょう。
市場価値を上げるには
- ・キャリアプランを明確にする
- ・資格を取得する
- ・毎日情報収集をおこなう
自分が持っているスキルがほかの企業でも通用するのか不安を感じているなら、まずは市場価値を知ることから始めましょう。
市場価値を知ることで足りないスキルや経験、今の会社で働き続けて良いのかということが見えてきます。
市場価値を高めるために必要なスキルを身につけ、ぜひ理想とするキャリアを実現させてください。
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この記事の監修者
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エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役