【データ解説】ITエンジニア不足の現実と背景!求職者・企業の落としどころは?|就職・転職者職業ガイド
こんにちは、IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・ITエンジニアが不足しているって本当?
- ・エンジニア不足なら転職のチャンス?
- ・なかなか内定がでない…その理由は?
「エンジニア不足」という話を聞いてあなたはどう思いますか?
中には、チャンスと捉える人もピンチと捉える人もいます。そのため、現在注目の話題です。私個人としてもエンジニアが足りないと感じる場面に直面することもあり、非常に強く関心を抱いています。
事前に読みたい⇒データで読み解くITエンジニアの将来性とは?需要の高い職種もあわせてわかりやすく解説|就職・転職者職業ガイド
目次
1.【データで解説】エンジニアは圧倒的人手不足
結論からいうと、現在の日本ではITエンジニアが圧倒的に不足している状態です。その背景として、経済産業省が発信する「2025年の崖」に向けてDX推進が進められていることが挙げられます。
※参照:DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~
実際に、経済産業省所管のIPAが発行している「DX白書2023」によると、2022年時点で、80%以上の企業が「IT人材が不足している」と回答。2021年と比較しても、人材不足を感じる企業の割合は減少しておらず、問題の深刻化が伺えます。
また、経済産業省の「IT人材需給に関する調査報告書」でも、IT人材の不足が示唆されています。発表では、供給が市場の成長に追いつかず、2030年には最大79万人のIT人材不足が予想されています。
このことを裏付けるかのように、dodaの「転職求人倍率レポート」では、2024年1月のITエンジニアの求人倍率は11.50倍と報告されています。求人倍率は1人の求職者に対して平均で11.50件の求人があることを意味し、IT関連の職種の需要が高いことがわかります。
以上から、ITエンジニアの不足は顕著であり、多くの企業が必要なスキルを持つ人材を確保できていないことは明らかです。
つまり、エンジニアを目指す人やキャリアアップしたい人にとっては大きなチャンスといえます。
企業側は、即戦力だけでなく、教育環境の整備やポテンシャルのある人材を積極的に採用することで、未経験者や経験が少ないエンジニアも採用ターゲットにできます。長期的な目線で、結果的に企業の競争力を向上させる戦略になります。
「求職者自身の自己研鑽」と「企業側の育成ベースの採用戦略」の両軸で動くことがこれからの社会に求められる事案です。
2.エンジニア不足の3つの要因と転職のチャンス
「IT市場の拡大」「労働人口の減少」「IT技術の進歩」の3つの要因が重なり、エンジニア不足が深刻化。しかし、転職市場においては、未経験者やキャリアチェンジを目指す人にとって大きなチャンスとなっています。
2-1.IT市場拡大がもたらす、エンジニアの需要増加
IT業界の市場の拡大がエンジニア転職のチャンスに寄与しています。
矢野経済研究所によると、2022年度に日本の企業はIT分野へ前年比4.5%増の約14兆1600億円を投資。2025年度の予測では、IT市場のさらなる成長が見込まれ、15兆5300億円に達するとされています。
国際競争が激化する中、生産性向上やコスト削減のためにデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めなければならない課題があります。DX推進にはAI、クラウド、IoT、5G、サイバーセキュリティなどの先進技術が必要です。
しかし、これらの分野に必要とされるエンジニアが育っていないのが現状です。
エンジニア未経験者やスキルアップを目指す方は、需要の高いスキルを習得することで、市場価値を高められます。
2-2.労働人口減少と採用難時代のポテンシャル採用
労働人口の減少に伴い、特に資金力を持つ大企業や成長企業では、未経験者のポテンシャル採用が活発化しています。
ポテンシャル採用は、育成に一定のコストがかかりますが、自社で成長した人材が独立して、他社のメディアで活躍することでブランディングを図るケースも出てきています。
ポテンシャル採用のメリット
【企業側】
- ・学習意欲の高い若手人材の発掘
- ・企業の技術力向上とイノベーション促進
【求職者側】
- ・人柄や素養など潜在的な能力を評価してもらえる
- ・将来性のあるキャリアを築くチャンスを得られる
異業種からの未経験者の転職者は、資格の習得状況や、課題解決能力、コミュニケーション能力などの強みをアピールすることで、採用の可能性を高められます。
2-3.IT技術の発展がもたらす、高収入化とキャリアアップ
近年、IT技術は目覚ましい速度で進化しており、AI、クラウド、IoT、5G、サイバーセキュリティなどの分野で高度な専門知識を持つエンジニアの需要が急増しています。
この背景として、インターネットを中心とした社会への移行が進み、競争優位性を保つために企業も新しいプロダクトを生み出していく必要に迫られていることが挙げられます。
具体的なスキル例
- ・AI:機械学習、ディープラーニング、自然言語処理
- ・クラウド:AWS、Azure、GCP
- ・IoT:センサーネットワーク、データ分析、デバイス管理
- ・5G:ネットワーク設計、アプリケーション開発、セキュリティ
- ・サイバーセキュリティ:ネットワークセキュリティ、情報セキュリティ、リスク管理
これらのスキルを習得することで、ビジネスの課題解決や新しい価値の創出に貢献できるエンジニアの価値は、今後さらに高まることが予想されます。
3.特に将来性の高い、注目のエンジニア5選
ITエンジニアの需要が高まる中、どの分野のエンジニアを目指すかが重要になってきます。ここでは、特に将来性の高いエンジニア職種5選を紹介します。
3-1.AIエンジニア
AIエンジニアが注目されている理由は、医療、製造、金融など、さまざまな分野でAIの重要性が高まっているからです。
ChatGPTを皮切りに次々と新しいAIが発表され、AI搭載と書かれたサービスが日夜出てきています。
AIは現在、最も需要が高いジャンルであるといっても過言ではありません。
3-2.組み込みエンジニア(IoTエンジニア)
IoTエンジニアは、スマート家電の遠隔操作や自動運転車の開発など、さまざまなモノをインターネットに接続することで、新たな価値を生み出す重要な役割を担っています。
IoTは今後、スマートシティーなどの計画でも活用される見込みがあり、今後さらに必要性が増していきます。そのため、現代の技術進歩を支えるキーパーソンとして、幅広いスキルセットと新しい市場への対応力が高く評価されています。
IoTエンジニアは組み込みエンジニアに分類され、AI・ハードウェアなど様々知見が必要なので難易度はものすごく高いです。
3-3.クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、クラウド技術に関する知識とスキルを持ち、データの安全かつ効率的な管理やリモートアクセス、システム連携などの課題を解決できるため、現代のビジネス環境において不可欠な存在です。
クラウド製品は従来のオンプレミスの製品と違い仮想空間上にサービスを展開するため、テレワークが進んだ現在のおいて必須のサービスとなりつつあります。そのため、今後も需要は高まり続けることが予測されます。
クラウドエンジニアはインフラエンジニアとしてのキャリアを進めば、目指せる可能性が高く、インフラ職種を選択する場合はキャリアアップ先としておすすめです。
3-4.セキュリティエンジニア
インターネットの普及とデジタル化により、企業や個人のセキュリティリスクが増加しているため、セキュリティエンジニアの需要が高まっています。
電子帳簿保存法などの法整備により、個人情報や社内機密などの情報をインターネット上に保存するようになりました。
そのため、サイバー攻撃の防御やデータ保護、プライバシーの確保など、デジタル社会を安全に保つための重要度がますます増加しています。
3-5.Webエンジニア
近年、Webサイトやアプリの利用がますます拡大しているため、Webエンジニアの需要も高まっています。
さらに、デジタルマーケティングやEコマースの拡大により、効果的なオンラインプレゼンスを構築するためにも、Webエンジニアの技術がますます重要になっています。
ただ、上記で挙げてきたエンジニアと比べてWebエンジニアを目指す人の割合は高く、競争率は高くなっていることには注意が必要です。
4.エンジニア不足なのになぜ通らない?カギは求職者と企業のギャップ
ITエンジニアは深刻な人手不足と言われていますが、企業に応募しても選考に通らない方も少なくありません。
この原因は、求職者と企業間のギャップにあります。
求職者が希望のキャリアが築ける企業に転職したいと考えるのと同じように、多くの企業も実務経験のあるITエンジニアを採用したいと考えています。
そのため、IT業界の人手不足で採用の間口が広がっているとはいえ、求職者側も選考に通るために以下のような準備が求められます。
選考に通るために必要な準備
- ・IT業界の知識や資格の取得
- ・プログラミング言語の学習
- ・自身のスキルの棚卸し
- ・企業分析と自己分析
正解がわからないまま進めていくのはとても時間がかかるものです。
「応募企業に求められるスキルや経験を把握するのが難しい」「効率的な学習方法がわからない」など面接対策に不安がある方は、IT専門の転職エージェントのユニゾンキャリアまでご相談ください。
ユニゾンキャリアでは、IT業界出身のキャリアアドバイザーが、一人一人に合わせた学習のサポートや選考対策をマンツーマンで行っています。また、しっかりと実務経験が積める優良企業しかお取引していません。
ご相談から内定まで「完全無料」でご利用できますので、お気軽にお問い合わせください。
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5.ITエンジニア不足は転職のチャンスに!採用計画の再検討も視野に
エンジニア不足は、求職者にとって空前の売り手市場です。そのため、高待遇求人や、スキルアップ・キャリアアップを支援する求人が増加しています。
一方、企業は経験者の採用のみでは人材の確保が難しくなっており、ポテンシャル採用を強化する企業が増加しています。
人材採用強化のための戦略
これらの施策を実施することで、企業は将来有望なエンジニア候補との接点を確保し、採用率の向上や離職率の低下といった成果を期待できます。
エンジニア不足は、企業にとっても大きな課題です。採用戦略をアップデートし、積極的にポテンシャルの高い人材を採用が重要です。
6.優秀なエンジニア採用、優良企業への転職ならユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアは、エンジニアの採用を目指す企業と、優良企業への転職を希望する求職者を結びつける役割を担っていると思っています。
6-1.ユニゾンキャリアのサービス
ユニゾンキャリアは、求職者に対して以下のサービスを提供することで、理想の転職を実現します。
求職者のITエンジニアの転職を成功に導く
- ・10,000件以上の豊富な求人:自社開発、大手企業、メガベンチャーなど、あらゆるニーズに応える最適な求人を提案
- ・頼れるキャリアアドバイザー:全員がIT業界に精通。代表もエンジニアとして10年の経験があり、あなたのキャリアプランを共に考え、内定獲得まで全面的にサポート
- ・最短3日で内定:独自のノウハウによる選考対策で、履歴書・職務経歴書作成、面接対策などで転職活動を全面的にバックアップ
また、企業の採用活動を強力にサポートするために、エンジニア獲得に特化した転職支援サービスを提供しています。
企業の採用活動を強力にサポート
- ・高品質な人材の確保:弊社独自のエンジニア求職者データベースから、企業のニーズに合致する候補者を抽出
- ・IT業界に精通したキャリアアドバイザーによるマッチング:ポジションや組織の適性、さらには性格や価値観まで多角的な視点から人材をご紹介
- ・効率的な採用プロセス:面接対策や内定交渉など、採用活動全般をサポートすることで、企業様の負担を軽減し、効率的な採用活動を実現
6-2.未経験からITエンジニアへの転職成功体験談
─転職活動時に不安だったことはありますか?
IT業界は完全未経験で、PCすら全く触ったことがなかったので、不安しかなかったです。開発とかインフラも何が何だか分からない状態で、そもそも何が分からないのかも分からない状態でした。
そんな状態だったので、どんな企業を選べばいいのか判断もつかず…ユニゾンさんに教えてもらってはじめて、IT業界のことを知りました。あのまま何も知らずに転職活動を続けていたら、ITエンジニアになれていなかったかもしれません…。
─ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
あまりにも手厚い対応過ぎて、お金を取られるんじゃないかとビクビクしていました(笑)。「こんなことまでしてもらっていいの?!」って思うくらい真摯に向き合っていただいて…本当にキャリアアドバイザーの佐瀬さんに感謝しています。
何より無料でスクールを利用できるのが良かったですね。実機に触れる環境もあるので、より頑張って勉強できました。これからも、仕事やキャリアについて迷うことがあればユニゾンさんに頼ろうと思っています
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役