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エンジニアの業種とは?職種との違いや分類、選考書類への書き方まで解説|就職・転職者職業ガイド

エンジニア業種とは?アイキャッチ画像

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。

本記事のトピックスはこちら!

  • ・ITエンジニアの業種について知りたい!
  • ・業種って職務経歴書にどうやって書けばいいの?
  • ・エンジニアの業種と職種の違いは?

ITエンジニアとして実際に働いていても、ITエンジニアの業種って一体何なのか、正しい名称は何か、良く分かっていないエンジニアの方も多いのではないでしょうか?

本記事では、エンジニアの業種について知りたい方や、職務経歴書にエンジニアの業種をどうやって書けばいいのか知りたい転職希望者を対象に、IT業界の業種や職種との違いについて解説します。

事前に読みたい⇒【エンジニア業界とは?】職種・種類・業態・業種の全体像をわかりやすく解説|就職・転職者職業ガイド

1.エンジニアの業種とは?

エンジニア職は情報通信業という業種に分けられています。

そもそも業界、業種、職種などにはどんな違いがあるのか、情報通信業とはどんな業種なのか詳しく説明します。

1-1.業界・業種・職種の違い

業界」「業種」「職種」についての意味の違いと具体的な分類については以下のように定義されています。

 

意味

分類一覧

業界

同じ産業に携わる業者の集まり

・メーカー・商社・小売・金融・広告・出版・マスコミ・IT・通信・サービス・インフラ・官公庁・公社・団体

業種

事業の種類によって分けたもの

・建設業・商業・鉱業・商業・不動産業・サービス業・金融・保険業・電気・ガス業・水産・農林業・運輸・情報通信業

職種

仕事内容による企業内での役割

・事務・総務・人事・広報・開発・エンジニア・販売

 

業界とは、全職業をグループごとにざっくりと分けた、「同じ産業に携わる業者の集まり」のことです。日本では上記の表のように8つに分けられます。

業種は、「事業の種類」のことです。総務省統計局が定めた日本標準産業分類 によると、業種は大分類で22種類、さらに細かく分けた中分類は99種類あります。

職種は、「仕事内容による企業内での役割」のことです。厚生労働省が発表した第5回改定厚生労働省編職業分類 によると日本の職種は18,000種類あるとされています。

【エンジニア業界とは?】職種・種類・業態・業種の全体像をわかりやすく解説|就職・転職者職業ガイド

2024.09.04

1-2.エンジニアの大半は情報通信業

情報通信業はエンジニアが多く働く代表的な業種の1つです。

ソフトウェア開発会社や通信キャリア、インターネットサービスプロバイダーなどIT関連の製品・サービスを提供する企業が情報通信業に分類されるため、情報通信業で働くエンジニアが非常に多いです。

一方で、情報通信業以外にも、製造業や金融業など様々な業種でエンジニアは活躍しています。

情報通信以外で働いているエンジニアは、自身がどの業界で、どんなサービスを展開しているのかを先の表と照らし合わせると良いです。

例えば、カーナビなどの販売をしている企業で組み込みエンジニアをやっていれば、自動車業界の製造業に該当することになります。

ほかにも、金融業界でシステムの運用をしているのであれば、金融・保険業に該当します。

このように、所属する企業のサービス内容によって、業種が決定されます。

【職種一覧】エンジニア26種類を年収・将来性・難易度・仕事内容の4つをわかりやすく解説|就職・転職者職業ガイド

2024.09.04

2.情報通信業は5つのジャンルに分類

情報通信業は以下の5つに分類されます。

  • ・通信業
  • ・放送業
  • ・情報サービス業
  • ・インターネット付随サービス業
  • ・映像・音声・文字情報制作業

それぞれ詳しく解説していきます。

2-1.通信業

通信業とは、通信環境に必要なインフラを整備する事業のことです。

携帯電話やインターネット接続、移動体通信などのサービスを提供してしています。

代表的な企業として、NTTグループやKDDI、ソフトバンクなどの電気通信事業者や携帯電話事業者が挙げられます

通信業では主に、ネットワークエンジニアインフラエンジニアが活躍しています。

通信業の仕事内容は電波品質の調査から、設計、建設工事、保守など様々です。

現在主流なLTEやWiMAXはもちろん、5Gや6Gのネットワーク構築にも携わります。

私たちの生活は通信業界の進化により、場所を問わず円滑なコミュニケーションを実現できています。

日常生活に欠かせない生活インフラを支える社会貢献度の高い業種です。

2-2.放送業

放送業は無線や有線の通信設備を利用して、不特定多数の人に情報を発信する事業のことです。

代表的な企業として、NHKや日本テレビ、TBSなどがあり、大きくテレビ業界とラジオ業界に分かれます。

放送業のエンジニアは、テレビやラジオの放送にあたって、電波を用いて映像や音声を放送するサービスを提供しています。

放送業のエンジニアの仕事内容は大きく分けて3つに分かれます。

エンジニアの仕事

仕事内容

送信技術

電波が止まることのないように定期的に設備の保守・点検を行い、放送の電波を守る

受信技術

山間部や地下室など電波が良好に受信できない地域で、放送を受信できるためのシステムを設計し、施工・保守までも一貫して行う

番組設備技術

番組制作に必要な設備や機械を構築する

2-3.情報サービス業

情報サービス業は「ソフトウェア業」と「情報処理・提供サービス業」を行う事業所のことです。

ソフトウェア業

  • ・受託開発ソフトウェア業
  • ・組み込みソフトウェア業
  • ・パッケージソフトウェア業
  • ・ゲームソフトウェア業

情報処理・提供サービス業

  • ・情報処理サービス業
  • ・情報提供サービス業
  • ・その他の情報処理・提供サービス業

情報サービス業ではプログラマーシステムエンジニアといった職種の開発エンジニアからインフラエンジニアまで幅広く活躍しています。

SIer企業やコンサルティング会社が、顧客の課題解決やビジネス支援のため、IT技術を活用したサービスを提供します。

そのため、IT業界の変化のスピードに対応できるエンジニアとしてのスキルだけでなく、顧客のニーズをくみ取り要点を精査するコミュニケーション能力が必要です。

エンジニアに必要なスキルとは?資格や言語の勉強のコツを実体験で解説|就職・転職者職業ガイド

2024.09.04

2-4.インターネット附随サービス業

インターネット付随サービス業とはインターネットを介して情報提供や各種サービスを提供する事業のことです。

具体的には以下のような事業があります。

事業

業務内容

ポータルサイトの運営

Yahoo!Japanのような様々な情報やコンテンツの入り口となるサイトを制作

レンタルサーバー運営

サーバの用意から設定・保守管理、セキュリティ対策など一括して提供

クラウド事業

様々な企業のシステムをクラウドシステムとして提供

コンテンツ提供業

クックパッドのような読み手が役立つ情報を届けるコンテンツを作成

 
インターネットを介してサービスを提供するため情報漏洩などセキュリティ対策が求められます。

インターネット付随サービス業はWebエンジニアクラウドエンジニアが活躍できる環境です。

私生活でユーザーが直接使用する機会の多い業種のため、エンジニアになりたいと思う方の大半がイメージしているのが、このインターネット付属サービス業であることが多いです。

2-5.映像・音声・文字情報制作業

映像・音声・文字情報制作業とは、情報を伝達するために映像の制作や配給、音声や文字情報の制作を行う事業のことです。

映像やビデオ、レコード、テレビ・ラジオ番組の制作など、映像や音声を取り扱う事業と、新聞や雑誌など文字を取り扱う事業の大きく2つです。

近年、インターネットの普及により書籍や雑誌離れが顕著で出版業の売り上げが減少しています。

一方で、スマートフォンで手軽に映像が見られる時代になり、映像・音声業界では将来性があるといえます。

映像の音声や交換音を調整するMAエンジニアや、ライブやイベントなどの音響を調整するPAミキサーなどで活躍しているエンジニア多いです。

また、CG映像の普及によりCGソフトウェアやツールを制作するCGプログラマーの需要高まっています。

情報通信業の種類と業務内容を以下の表にまとめました。

情報通信業

業務内容

通信業

通信環境に必要なインフラを整備する事業

放送業

無線や有線の通信設備を利用して不特定多数の人に情報を発信する事業

情報サービス業

「ソフトウェア業」と「情報処理・提供サービス業」を行う事業

インターネット附随サービス業

インターネットを介して情報提供や各種サービスを提供する事業

映像・音声・文字情報制作業

映像の制作や配給、音声や文字情報の制作を行う事業

 

3.業種は日本標準産業分類を参考に記載

日本標準産業分類は、総務省で以下のように定義されています。

日本標準産業分類は、統計を産業別に表示する場合の統計基準として、事業所において社会的な分業として行われる財及びサービスの生産又は提供に係るすべての経済活動を分類したものです。

参考:日本標準産業分類(平成25年10月改定)-分類項目名、説明及び内容例示

 

日本国内の経済活動を分類する統計基準のため、企業の業種を理解する上で、日本標準産業分類は重要な指標になります。

事業所の主な事業活動に基づいて分類されているため、産業構造の把握や統計調査をする際に活用できます。

情報通信業は大分類Gに属し、中分類は37〜41に細分化され5つに分類され、5つの内訳は前述の通りです。

業種は転職サイトや各会社でも分類されていますが、日本ではIT業界が比較的若い業界なため、明確に定義がないまま各社オリジナルで定義していることが多く、違いがあります。

4.転職の必要書類の作成はユニゾンキャリア

書類選考時に業種の誤りのみで、合否が判定されることはほとんどありません。

しかし、企業の求める人材としてマッチしていなければ書類選考で不採用と判断されてしまいます。

特に、中途採用では特に即戦力のある人材が求められることが非常に多いです。

そのため、未経験からエンジニアを目指す場合は、履歴書・職務経歴書があなたの可能性を示すための重要な書類となります。

書類を作成して企業に認めてもらうという姿勢が重要です。

そのために、なるべく正しい名称で業種や職種を記載し前職で何をどう努力したのか」「どのように結果を出したのか」「入社後も実績の再現ができるのか」を書類で採用担当者にイメージしてもらう必要があります。

ITエンジニア転職特化のプロが教える後悔しない求人選択のコツと転職活動のポイントを解説|エンジニア転職ガイド

2024.09.04

4-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴

弊社ユニゾンキャリアはIT業界に特化した転職支援サービスを行っています。

ありがたいことに、Googleの口コミでは★4.8を獲得。未経験者の就業率は驚異の95%越え経験者の5人に4人が年収アップを実現させています。

弊社サービスの特徴はたくさんの企業に応募するのではなく、1社1社丁寧に書類作成から面接対策を行うことにあります。

そのため、1人で5社受けて3社、4社と内定をいただくのがスタンダードです。

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4-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

枌夏月様インタビュー

―転職しようと思ったきっかけを教えてください

自分の仕事の範囲を広げて、新しいことを学び、スキルを身につけたいと思ったのが転職を考えるようになったきっかけですね。

今の会社に不満があったわけではないんですが、「もっと自分を高めたいなぁ」という気持ちが芽生えてきたんです。現在の職場では得られる知識や経験に限界を感じ始めていて、もっと幅広いスキルを習得したいと考えたのが始まりでした。

―転職の結果はどうなりましたか?

転職の結果、SES企業から独立系のSIerに入社することが決まりました。

年収もアップして、上流工程の業務にもチャレンジできるようになったので、今回の転職には本当に満足しています。

―当社を利用していかがでしたか?

非常にいい印象を持っています。特に、キャリアアドバイザーの土肥さんとの対話を通じて、他のエージェントにはない質の高い求人を紹介してもらえたのが大きな魅力でした。

ユニゾンキャリアさんでは、求人紹介から応募、書類の添削、面接対策、そして面接までの一連のプロセスがすごくスムーズで、具体的なアドバイスをもらえました。書類の添削では、「こういう風にした方がいい」っていう具体的なアドバイスをもらえたし、面接では予想される質問リストに基づいて準備ができました。

それに、20時以降でも面談してもらえるなど、すごく柔軟なサポートを受けられて、これが大きな安心感につながりました。

面接後の企業とのやり取りでも、土肥さんからのレスポンスの速さは際立っていました。メールや電話でのやり取りは、他のエージェントに比べて格段に早くて、一線を画していました。これがユニゾンキャリアを信頼する大きな理由の一つになりました。

転職体験インタビュー:SES企業から独立系SIerにキャリアアップ!仕事の幅を広げて、更なるグロースを目指す

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この記事の監修者

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エンジニア

土肥 将司

大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役

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