ITエンジニア面接の転職理由で好印象を残すには?【例文5選】ポイントも解説
ITエンジニアの面接で転職理由をどのように回答していいかわからない…
✓本記事の流れ
- ・ITエンジニアに多い転職理由をランキング形式で解説
- ・面接で好印象を残すためのITエンジニア転職理由
- ・面接官にアピールできる転職理由の例文を確認しよう
ITエンジニアの面接で転職理由をどのように面接官に回答すればいいかわからない方が多いのではないでしょうか。
本記事では、面接で好印象を与える転職理由の作成ポイントや例文についても、ご紹介します。
また、次の記事ではエンジニアとは何なのかについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
⇒【図解付き】エンジニアとは?職種・種類・仕事内容・ITエンジニアの適性までわかりやすく完全網羅!
目次
1.ITエンジニアの転職理由ランキング
IT業界は常に変化しており、転職する理由も多岐にわたります。
ここでは、「dodaの転職理由ランキング」をもとに、ITエンジニアが転職する際に多く挙げられる理由をランキング形式で紹介します。
1-1.ほかにやりたいこと仕事がある
ITエンジニアには、プログラミング以外にも興味がある分野や、自分が得意とする分野があります。
自分が本当にやりたいことがある場合には、それを追求するために転職をすることがあります。
自分が得意とする分野に関連する職種に転職することで、今後のキャリアアップに繋がることもあります。
自分が本当にやりたいことを追求することで、より充実した人生を送ることができるため、転職理由としては非常にオーソドックスなものになります。
1-2.専門的知識・技術を習得したい
ITエンジニアは、常に最新の技術や知識を習得する必要があり、新しい技術や分野にチャレンジしたいという理由で転職をすることがあります。
新しいプログラミング言語やフレームワークを学び、それを活かしたプロジェクトに携わりたいという理由で転職を検討したりします。
新しい技術や知識を習得することで、自分自身のスキルアップに繋がるだけでなく、今後のキャリアアップにも繋がるため、転職理由として挙がることが多いです。
次の記事では、ITエンジニアがスキルアップをするための方法を詳しく解説しています。
1-3.給与に不満がある
より給与水準が高い企業に転職することで、生活水準を向上させたいという理由で転職をすることもあります。
ただし、給与を重視する場合には、その企業の福利厚生や待遇面をよく調べることが大切です。
高い給与だけではなく、社員の働きやすさやキャリアアップ支援など、自分自身の成長に繋がる企業であるかどうかも重要なポイントです。
次の記事では、職種別のITエンジニアの平均年収ランキングを詳しく解説しています。
→
1-4.業界の先行きが不安
IT業界は、急速な変化と発展を遂げている一方で、競合が激しく常に新しい技術やトレンドに追いつかなければならないため、将来性が不透明な面があります。
新しい技術や製品が登場することで市場が急速に変化し、既存の技術や製品が陳腐化することがあります。
また、グローバルな経済情勢や政治情勢が不安定であることも、業界の先行きに影響を与える可能性があります。
このような不透明な状況で、自分のスキルやキャリアを守りながらより将来性の高い業界や企業に移ることが求められることもあるでしょう。
次の記事では、ITエンジニアの将来性や、需要の高い職種についても詳しく解説しています。
1-5.市場価値を上げたい
ITエンジニアが市場価値を上げていくためには、需要の高いスキルを持っていることや、より難易度の高い現場での実務経験などが必要です。
ITエンジニアの中には、このまま今の会社に留まっていてもスキルが身につかない、貴重な経験が出来ないと考え、転職を検討する人が多くいます。
市場価値を上げることで、より魅力的な仕事に携われたり、給与が上がる可能性が高まります。
また、以下の記事ではエンジニアの市場価値について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
→市場価値を高めたいエンジニア必見!市場価値を上げるポイントを解説
2.効果的なエンジニアの転職理由を作るポイント
転職理由は面接で聞かれることが多く、対策が必要な反面、自分のアピールポイントを伝えることができる大事な機会です。
ここでは、効果的な転職理由を作るポイントを紹介します。
2-1.転職理由を聞く背景を知る
採用担当者が転職理由を聞く背景を確認しておきましょう。
転職理由を聞く理由としては以下となります。
理由
- ・同じ理由で退職しないか(定着性)
- ・長く勤めていけるか
- ・やりたいことが明確になっているのか
転職理由は「短期で離職しないか」「活躍していけそうか」「自分のやりたいことが明確になっているか」を確認する質問です。
例えば、入社後に思っていたのと違うということになった場合は企業側にも自分にもメリットがありません。
2-2.ポジティブな内容にする
転職理由には前職での不満や不適合な状況など、ネガティブな内容を含んでいることが多いですが、転職先に与える印象を良くするためには、極力ポジティブな内容にすることが大切です。
前職での経験を活かして新しい分野に挑戦したい、新しいチャレンジを求めて転職を考えている、自分自身の成長やキャリアアップを目指すために転職をする、など前向きな内容にすることが重要です。
企業は前向きな姿勢やチャレンジ精神を持っている人材を求めているため、ポジティブな転職理由を持っていることは大きなアドバンテージになるでしょう。
2-3.転職理由と志望動機をつなげる
「転職理由」とはなぜ転職を考えたのか、どのような課題を解決したいのかを明確にすることです。
一方「志望動機」とはなぜその企業に入りたいのか、どのような理由でその企業に興味を持ったのかを明確にすることです。
転職理由が新しい分野に挑戦したいというものであれば、志望動機としてその企業が取り組んでいる新しい技術や分野に興味がある、その企業で新しい分野に挑戦することで自分自身のスキルアップができるといった内容にすることができます。
転職理由と志望動機をつなげることで自分自身の転職の目的を明確にし、その企業でのキャリアアップの可能性をアピールすることができます。
企業側は自社のビジョンやミッションに共感してくれる人材を求めているため、転職理由と志望動機をつなげて自分自身の強みや興味をアピールすることが重要です。
2-4.応募先の企業に合わせて考える
転職をする理由には、先に述べた通り様々な要因がありますが、応募する企業によって転職理由の強調するポイントが異なります。
新しい分野に挑戦したいという転職理由であれば、その企業が取り組んでいる分野やプロジェクトに関連する内容をアピールすることが重要です。
自分自身がキャリアアップを目指している場合には、その企業が自分自身のスキルアップに繋がる環境であるかどうかを調べ、アピールすることが大切となります。
応募する企業に合わせて転職理由を考えることで、自分自身のアピールポイントを明確にし、その企業で自分自身が果たす役割を明確にすることができます。
ITエンジニアのキャリアパスについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
2-5.自分のキャリアと照らし合わせる
自分自身のキャリアプランを明確にし、転職をすることが自分のキャリアアップに繋がるのかどうかを考えることが大切です。
自分のキャリアを振り返り、自己分析をすることで、自分が今までに何をしてきたのか、何が得意で、何が苦手なのかということが明確になります。
その上で、転職する理由を自己分析に基づいて作ることができます。
また、自分のキャリアを照らし合わせることで、今後の長期的なキャリアプランを立てることが可能になります。
その上で、今の職場ではそのキャリアプランを達成できないという判断をすることができるようになるでしょう。
2-6.熱意や前向きさをアピールする
企業は自社のビジョンやミッションに共感し、自分自身がその企業で果たす役割に熱意を持っている人材を求めています。
例えば、「ITエンジニアに本気でなりたい」「御社が◎◎と◎◎がよくて、第一志望です!」などはシンプルですが、このような熱意を伝えると、面接官の評価は上がります。
ただ、熱意と共に企業研究も行う必要があるため、「なぜ、入社したいのか」を面接官に伝えれるようにしましょう。
自分自身がその企業で果たす役割について熟考し、自分自身がその企業でどのような貢献をすることができるかについても考えることが大切です。
3.【例文5選】エンジニア面接で好印象な転職理由の伝え方
転職理由は、ほとんどの面接で聞かれる重要なポイントです。
ここでは、面接で好印象な転職理由の例文を紹介します。
3-1.例文①
最先端の知識・技術を習得したい
私が転職を決意した理由は、より最新の技術を扱う現場で働き、自身の市場価値を上げたいと考えたからです。
前職ではSESとしてPCスキルやマルチタスク力などを身につけることが出来ました。
ただヘルプデスク業務なども多く、より先進的な技術に触れながら働きたいと考えるようになり、自分でも〇〇の学習を進めています。
最先端の技術を取り入れている貴社で働きたいと考え、転職を決意しました。
自分の能力のアピールも入れ、専門的な知識や技術を習得したいという理由が転職理由となります。
ただ、理由を話すだけでなく、面接官へのアピールを入れることが重要です。
3-2.例文②
ITエンジニアとしてものづくりをしたい
私の転職を決意した理由はITエンジニアとして、ものづくりに関わる仕事をしたいと考えたからです。
前職では営業職として働いており、お客様のニーズを汲み取る力をつけることが出来ました。
ただ、私は小さいころからものづくりが好きで、働きながらプログラミングスクールに通う中で、やはり何かを作り上げていく仕事をしたいという想いが強くなっていきました。
貴社は、お客様視点に立ったサービスを多く開発しており、営業職として培ったニーズを汲み取る力を活かすことが出来ると考えました。
熱意を伝えるには、業界研究や勉強は必要になりますが、普通に転職理由を回答するなら、熱意を伝えるように回答しましょう。
3-3.例文③
希望する仕事をしたい
今回、転職を決意した理由は、ITエンジニアとしての力をつけたいと考えたからです。
エンジニアとして現在の企業に入社しましたが、研修後に営業職に配属をされてしまいました。
私自身、エンジニアとして、キャリアを積んでいきたいと考えており、転職を決めました。
営業職に就いている間も、自主的に学習を進めており、入社後も早期にキャッチアップして活躍できるように努力していきたいと考えています。
よくある話ですが、入社前と入社後の業務が変わる場合があります。その理由を転職理由にするのも良いでしょう。
自己学習を進め、その旨をアピールすることでエンジニアへの熱意を伝えることが出来ます。
3-4.例文④
現職の休みが取れない
貴社であれば、長期的に活躍していくことが出来ると考え、転職を決意しました。
現職での人間関係や仕事内容、会社の常に前向きな姿勢には非常に満足していますが、家庭を持っており、休日出勤が常態化している今の状況では続けていけないと判断しました。
自身のキャリアを再度見直そうと考え、様々な業界や職種を研究した上で、ITエンジニアとしてやっていきたいと考えました。
未経験ではありますが、前職でも自主的に学習を進めることは好きでしたので、スキルを少しずつ身に付けて、活躍できるようになりたいと考えております。
自身の働き方を見直すための転職理由です。
ただ、働き方を見直すだけでなく、なぜITエンジニアになりたいと考えたのか併せて話すると好印象を得れるでしょう。
3-5.例文⑤
キャリアチェンジをしたい
前職では3年間、広告の営業をしておりました。お客様にIT企業が多く、ITの知識が浅かった私は本当にお客様のためになっているのかを考えさせられる日々でした。
お客様のニーズを満たすため、IT業界のことを勉強する中で、自分で何かを作り、社会に価値貢献できるエンジニアという仕事に惹かれるようになりました。
その後もエンジニアの方のお話を聞いたり、自主的に学習を進める中で、本当にこの仕事をやってみたいと考えられるようになりました。
前職の経験からITエンジニアについて興味を持ったこときっかけにした転職理由です。
エンジニアになりたいと思ったきっかけと併せて「なぜITエンジニアになりたいのか」を具体的に回答し、面接官に好印象を持ってもらいましょう。
4.エンジニアの面接でNGな転職理由の伝え方
エンジニアの採用面接でNGな転職理由の伝え方を解説します。
4-1.ネガティブな転職理由
転職理由でネガティブな内容はNGです。
ネガティブな内容としては、以下となります。
ネガティブな理由
- ・人間関係にトラブルがある
- ・年収が低い
- ・昇給できない
人間関係
人間関係などの転職理由を面接官に伝えても、面接官からすると事実かどうか確認できません。
また、人間関係が上手くいってないということは本人の協調性の低さも捉えられる可能性もあるため、人間関係が転職理由でも、面接でわざわざ伝える必要はないでしょう。
年収が低い、昇給ができない
「年収が低い」「昇給できない」などの転職理由はただの愚痴になります。
面接官が納得できる理由であればいいですが、入社前に調べればわかることを話しても、良い印象を得られることはできません。
例えば、「現在の年収では、家族を支えていくことも難しいため、少しずつスキルを身に付けて、年収をアップしていきたい」などの、ポジティブな理由にしましょう。
4-2.抽象的な転職理由
抽象的な転職理由は、「キャリアアップしたい」「やりがいのある仕事をしたい」などの抽象的な回答はNGです。
転職理由は具体的に回答することが大事です。
例えば、サーバーの技術の◎◎が魅力で、サーバースキルを身に付け、将来的にはプロジェクトリーダーを目指していきたい。などの回答をして具体的にさせることが大事です。
転職理由に具体性を持たせることで、面接官に本気度を伝えることができます。
5.未経験からITエンジニアに転職する方法
ここでは未経験からITエンジニアに転職する方法を紹介します。
5-1.IT専門の転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求職者と企業を仲介するエージェントで求職者のスキルやキャリアに合った求人情報を提供し、面接のアドバイスや就職後のフォローなど転職活動全般にわたるサポートを行っています。
また、エージェントを利用するなら、IT専門の転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントを利用するメリットは、以下のような点が挙げられます。
・求人情報の提供
・面接対策サポート
・業界研究や職種について理解を深めれる
・キャリアパスを考えてくれる
IT専門の転職エージェントを活用することでスキルやキャリアに合った求人情報を提供してもらえるため、効率的な転職活動が可能となります。
弊社ユニゾンキャリアでは、IT専門の転職支援サービスを行っています。
専任のアドバイザーがあなたの状況をヒアリング。キャリアプランの構築から最適な企業の内定までトータルでサポートいたします。
ご相談から内定まで「完全無料」で利用できますので、お気軽にお問い合わせください。
\Googleの口コミ★4.8の安心サポート/
※ご相談から内定まで一切お金はかかりません!
5-2.転職サイトを使う
転職サイトは自分のペースで転職活動を進めることができます。
ただ、アドバイスやサポートは受けれないのが、デメリットとなります。
ITエンジニア求人で未経験募集が多い、転職サイトは以下となります。
IT専門の転職エージェントと利用して、時間がある方は転職サイトも利用しましょう。
6.まとめ
ITエンジニアの面接官に好印象を与えられる、転職理由を作るポイントは以下となります。
- ・ポジティブな内容にする
- ・転職理由と志望動機をつなげる
- ・応募先の企業に合わせて考える
- ・自分のキャリアと照らし合わせる
- ・熱意や前向きさをアピールする
転職理由は具体的にポジティブな内容にすることで面接官に好印象を得られることができるでしょう。
また、面接官が転職理由を聞く背景として、以下があげられます。
- ・同じ理由で退職しないか(定着性)
- ・長く勤めていただけるか
- ・やりたい理由が明確になっているのか
採用をして、自分の思ってたことと違い、短期離職するのを最大限防ぐために、転職理由を聞くことがあげられます。
そのような理由を意識しながら、転職理由を考えると良いでしょう。
弊社ユニゾンキャリアでは、IT専門の転職支援サービスを行っています。
専任のアドバイザーがあなたの状況をヒアリング。キャリアプランの構築から最適な企業の内定までトータルでサポートいたします。
ご相談から内定まで「完全無料」で利用できますので、お気軽にお問い合わせください。
\Googleの口コミ★4.8の安心サポート/
※ご相談から内定まで一切お金はかかりません!
このようなことで
悩まれています。
簡単30秒
まずは気軽にWebで無料相談
こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役