システムエンジニア(SE)とは何か?【図解】仕事内容・資格・年収をわかりやすく簡単に解説
システムエンジニア(SE)の具体的な仕事内容が知りたい…
システムエンジニア(SE)として仕事をするうえで必要なスキルや資格は…?
✓本記事の流れ
- ・システムエンジニア(SE)の仕事の流れを詳しく解説!
- ・システムエンジニア(SE)の平均年収やキャリアパスについて詳しく解説!
- ・未経験からシステムエンジニア(SE)に転職・就職する方法3選をご紹介!
本記事では他にも、システムエンジニア (SE)になるために必要なスキルや資格についてもご紹介しております。
未経験からシステムエンジニア(SE)に転職・就職する際に、役立つ情報を多く解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそも、ITエンジニアについて詳しく知りたい方や不安な方は下記の記事をご覧ください。
→【職種一覧】エンジニア26種類を年収・将来性・難易度・仕事内容の4つをわかりやすく解説|就職・転職者職業ガイド
目次
- 1.システムエンジニア(SE)とはどんな仕事?
- 2.システムエンジニア(SE)の仕事内容
- 3.システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)との違いとは
- 4.システムエンジニア(SE)に必要な資格やスキル
- 5.システムエンジニア(SE)の平均年収
- 6.システムエンジニア(SE)のメリット・魅力・やりがい
- 7.システムエンジニア(SE)がやめとけ・きついと言われている理由
- 8.システムエンジニア(SE)の仕事に向いている人
- 9.システムエンジニア(SE)のキャリアパス
- 10.未経験からシステムエンジニア(SE)になるには?
- 11.システムエンジニア(SE)の求人例
- 12.まとめ:システムエンジニア(SE)の仕事内容を理解しよう!
1.システムエンジニア(SE)とはどんな仕事?
システムエンジニア(SE)とは、クライアントの要求や課題の解決のために、システムの設計と開発を行うエンジニアです。
クライアントの要望や課題をヒアリングして、それに基づいてシステムの仕様を決定し、システムの設計から開発、完成したシステムのテストまでを担当します。
また、プロジェクトの内容や規模によっては、予算・人員・スケジュールの管理など、プロジェクトマネジメントも仕事内容に含まれます。
2.システムエンジニア(SE)の仕事内容
システムエンジニア(SE)の仕事内容とは、一般的に以下のプロセスに従って進んでいきます。
システムエンジニアの仕事内容
- ・要求分析
- ・要件定義
- ・基本設計
- ・詳細設計
- ・プログラミング
- ・テスト
- ・運用・保守
以下でそれぞれの工程における仕事内容を解説します。
2-1.要求分析
要求分析の仕事内容は、クライアントへの聞き取りや話し合いを通じて、システムに何を求めているのかを分析する工程です。
システムによって何がしたいのか、何ができなければ困るのかといった内容を「要求定義書」などの形で文書化することもあります。
2-2.要件定義
要件定義の仕事内容は、要件分析を基にシステムの機能や性能の要件を定義して、プロジェクト全体の概要を明確にする工程です。
開発工程の基準となるプロセスであり、成果物を「要件仕様書」としてアウトプットします。
2-3.基本設計
基本設計の仕事内容は、システムの動作に必要な機能、性能を設計する工程です。
業務フローの作成、機能の洗い出し、扱うデータの整理、ネットワーク構成、管理画面のレイアウトなどの設計を「基本設計書」に落とし込んでいきます。
2-4.詳細設計
詳細設計の仕事内容は、基本設計をより具体的な機能に落とし込む工程です。
具体的には、各プログラムの処理やデータ全体の流れを「詳細設計書」に書き出していきます。
プログラマーはこの設計書を元に処理を作っていくため、プログラマーが漏れなく機能を実装できるようにする必要があります。
2-5.プログラミング
プログラミングの仕事内容は、詳細設計書を元にプログラム言語を用いてソースコードを記述する工程です。
開発工程とも呼ばれており、実際にシステムを作りこんでいきます。
この工程はプログラマー(PG)が行うことが多いですが、システムエンジニア(SE)が担当することもあります。
2-6.テスト
テストの仕事内容は、完成したシステムが意図した通りに動作するか、不備やミスがないかを検証する工程です。
プログラムは人が作成するため、ヒューマンエラーやバグが残っている場合があります。
テスト工程でこういった不具合をなくし、システムが問題なく利用できることを確認します。
2-7.運用・保守
運用・保守の仕事内容は、システムが常に最適な状態で動作するように管理し、障害が発生した際には迅速に対応する工程です。
現行システムよりも使いやすくするシステム改修などもこれに含まれます。
3.システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)との違いとは
エンジニアの求人を見ていると、よく目にする職種に「システムエンジニア」と「プログラマー」があります。
仕事内容を見ても、この2つの職種にどんな違いがあるのかわかりにくいですよね。
ここでは、システムエンジニアとプログラマーの仕事内容について、それぞれの違いも比較しながら解説していきます!
システムエンジニア(SE)とプログラマーは、どちらもシステムやシステム開発において重要な役割を担っていますが、仕事内容と役割が異なります。
システムエンジニア(SE)の仕事内容
- 顧客のニーズに基づいたシステムの設計・開発を行う
プログラマー(PG)の仕事内容
- システムエンジニア(SE)が設計した仕様を基にしてプログラミング言語を用いてコードを書く
【→関連記事:システムエンジニアとプログラマーの仕事内容や年収の違い】
4.システムエンジニア(SE)に必要な資格やスキル
システムエンジニアとして仕事をしていくためには、仕事に必要な知識・スキルを知ることが大切です。
ここでは、システムエンジニア(SE)の仕事内容に関連するスキルや資格をご紹介します。
4-1.システムエンジニア(SE)の仕事におすすめな資格
最初に明確にしておきたいのは、システムエンジニア(SE)になるのに資格が必須ではないということです。
しかし、実務未経験からシステムエンジニア(SE)に転職する場合、IT関連の資格が有利に働くことがあります。
なぜなら、資格は一定のスキルや知識を保有していることの証であり、職種への熱意を採用担当者にアピールできるからです。
これからシステムエンジニア(SE)を目指す人におすすめな資格は以下の3つです。
SEにおすすめな資格
- ・基本情報技術者試験
- ・AWS Certified Solutions Architect – Associate
- ・LPICレベル1
各資格試験の概要や受験、資格取得のメリットなどについて詳しく解説します。
基本情報技術者試験
資格名 |
基本情報技術者試験 |
問われる内容 |
コンピュータサイエンス、プログラミング、経営戦略、法務など |
習得までにかかる期間 |
初学者 200時間 |
試験時間 |
科目A:90分 |
受験費用(円) |
7,500円(税込) |
URL |
基本情報技術者試験は、IPAが主催する「情報処理技術者試験」のレベル2の難易度に該当する国家資格です。
この資格を取得すると、IT技術を用いて問題解決に取り組むエンジニアやプログラマーとしての素養があることを証明できます。
出題範囲は、ITの基礎知識からネットワーク、サーバー、データベース、セキュリティの知識、そしてシステムやソフトウェア開発の流れなど多岐にわたるため、ITの知識が体系的に身につきます。
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
資格名 |
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト |
問われる内容 |
AWSサービス全般、インフラ、セキュリティなど |
習得までにかかる期間 |
初学者:3ヶ月間~ |
試験時間 |
90分 |
受験費用(円) |
12,100円(税込) |
URL |
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトは、Amazonが主催するAmazon Web Services(AWS)に関するベンダー資格です。
この資格を取得すると、クラウド市場シェアトップのAWSサービスに関する知識を証明できます。
受験には約1年の実務経験が推奨されていますが、AWSの主要サービスやクラウドに関する基礎的な知識を持っていれば、未経験者でも合格を目指せます。
LPICレベル1
資格名 |
Linux Professional Institute LPIC-1 |
問われる内容 |
Linuxサーバーの構築、運用に関する知識など |
習得までにかかる期間 |
実務経験有:100時間~ |
試験時間 |
90分 |
受験費用(円) |
101:16,500円(税込) |
URL |
LPICレベル1は、NPO法人「The Linux Professional Institute(LPI)」が主催するベンダー資格です。
この資格を取得すると、Linuxの基本操作とシステム管理ができるエンジニアであることを証明できます。
Linuxは日本企業の7割以上に導入されているOSであり、クラウドサービス(AWS、GCP、Azureなど)を利用したシステム開発や運用管理においては、Linux運用の知識はほぼ必須と言えます。
【→関連記事:LPICの難易度をレベル別で解説!効率の良い勉強方法も解説】
システムエンジニア(SE)の転職・就職に必要な資格や勉強法について詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
【→関連記事:システムエンジニア(SE)の仕事に必要な資格の勉強法についても解説】
4-2.システムエンジニア(SE)の仕事に必要なスキル
システムエンジニア(SE)の仕事内容に必要なスキルは、以下の4つです。
SEに必要なスキル
- ・プログラミング言語の基礎知識
- ・データベースやネットワークの基礎知識
- ・コミュニケーション能力
それぞれについて説明します。
プログラミング言語の基礎知識
システムエンジニア(SE)は、少なくとも1つ以上のプログラミング言語を理解し、使いこなす能力が必要です。
特にJavaやC#などのオブジェクト指向プログラミング言語の知識は、今後システム開発をする上で必要不可欠と言えるでしょう。
複数のプログラミング言語を理解していると様々なタイプのプロジェクトに対応できるため、仕事内容の種類や業務の幅を広げることができます。
データベースやネットワークの基礎知識
現在のITシステムは、データベースを使って情報を管理しています。
また、多くのシステムはネットワーク上で動作するため、SQLのようなデータベース言語や、TCP/IPなどネットワークの基礎知識が必要です。
システムエンジニアはデータベースやネットワークに触れる機会が多いため、専門領域ではなくても知識として知っておくといいでしょう。
コミュニケーション能力
システムエンジニア(SE)の仕事内容には、社内外との打合せやチームのマネジメント、顧客折衝なども含まれるため、コミュニケーション能力はプロジェクトのスムーズな進行や問題解決に大きく影響します。
チームとの連携を強化しプロジェクトの成果を最大化させるためには、優れたコミュニケーション能力を発揮させる必要があるのです。
【→関連記事:ITエンジニアのコミュニケーション能力の重要性とメリット】
また、以下の記事ではシステムエンジニア(SE)のスキルについてより詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【→関連記事:システムエンジニアに必要なスキルやおすすめの資格】
5.システムエンジニア(SE)の平均年収
システムエンジニア(SE)の平均年収は500万円~700万円(※1)であり、日本全体の平均年収である413万円(※2)よりも約140万円〜190万円高い水準にあります。
この理由として、IT業界の中でもシステムエンジニア(SE)は特に需要の高い職種であり、そのスキルや専門性が高い評価を得て、給与に反映されていると考えられます。
※1 経済産業省「我が国におけるIT人材の動向」
※2 国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
システムエンジニアの年収が高い理由は次の記事で詳しく説明していますので、こちらも是非ご覧ください。
【→関連記事:システムエンジニアの平均年収や年収1000万円の秘訣】
6.システムエンジニア(SE)のメリット・魅力・やりがい
システムエンジニアの仕事内容には、どのようなメリット・魅力・やりがいがあるのでしょうか。
主なメリットは、以下の5つです。
システムエンジニアの仕事のメリット
- ・ゴール明確であり完成時に達成感を得やすい
- ・平均年収が高い
- ・さまざまなスキルが身に付き自分の市場価値を高めやすい
- ・顧客からの感謝の気持ちを伝えられる
- ・モノづくりの楽しさを実感できる
それぞれシステムエンジニアのメリット・魅力・やりがいについて詳しく説明していきましょう。
6-1.ゴールが明確であり完成時に達成感を得やすい
システムエンジニアの仕事はプロジェクト完遂というゴールが明確であり、達成感を得やすいと言えます。
プロジェクトの目標や要件、納期などが明確に設定されているため、明確なゴールに向かって取り組むことができます。
長期の開発や難しい課題など大変なことはありますが、新しいシステムが稼働した瞬間など、これまでの苦労が形になり達成感を得ることができます。
6-2.平均年収が高い
エンジニアは、IT業界以外のさまざまな業界でも活躍が期待されている非常に需要が高い職種であり、長期的にわたって人材不足が予測されています。
その要因もあり、「令和3年 民間給与実態統計調査」による全職種の平均年収が443万円とされているのに対して、厚生労働省が公開している職業情報提供サイト「jobtag」によるシステムエンジニア(SE)の平均年収は605.3万円になります。
しかし、システムエンジニアは扱える技術や経験によって大きく収入に差がつく職種です。
そのため、年収の高いシステムエンジニアになるためには、資格やスキルを身につけることに加えて経験を積むことも重要になります。
【→関連記事:システムエンジニアの平均年収や年収1000万円の秘訣】
6-3.さまざまなスキルが身に付き自分の市場価値を高めやすい
システムエンジニアの仕事では、システム開発以外にも新しい技術を取り入れるなど、幅広い分野の知識と能力を身につける機会があります。
最新の技術や知識を吸収し、実際の日々の業務で活用していくことで、自己成長を感じることができると同時に、直接成果に結びつきます。
さまざまな知識やスキルを身につけることで、より効率的なシステム開発が可能になり、自身の市場価値を上げることにも繋がります。
そのため、システムエンジニアはさまざまな業界の最新の知識や技術を取り入れる必要があります。
【→関連記事:システムエンジニアに必要なスキルやスキルアップ法】
6-4.顧客からの感謝の気持ちを伝えられる
システムエンジニアの仕事はクライアントの課題や問題を解決することで、クライアントから直接感謝されることもあり、仕事のやりがいとして挙げられる部分です。
クライアントと直接やり取りをしながらニーズや課題を理解して、システムの開発などを行います。
システムが完成したプロジェクト終了時に、クライアントから直接感謝の言葉や喜びの声を聞くと、仕事のやりがいを実感することができます。
クライアントからの感謝や信頼は、仕事のモチベーションに繋がります。
6-5.モノづくりの楽しさを実感できる
システムエンジニアの仕事内容は、最新の技術を駆使しシステムを設計・開発するモノづくりの職種であると言えます。
モノ作りが好きな人であれば、新しい技術を学び、今までの経験や知識を活用し新しいシステムを創り出すことに達成感を感じます。
クライアントのニーズに応えるシステムを設計し開発することで、日々の業務でやりがいを感じることができます。
また、以下の記事ではシステムエンジニア(SE)のやりがいについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【→関連記事:システムエンジニア(SE)のやりがいと魅力について徹底解説!】
7.システムエンジニア(SE)がやめとけ・きついと言われている理由
システムエンジニア(SE)の仕事内容がきついと言われる理由として、以下の3つの理由が挙げられます
7-1.残業や徹夜、休日出勤が発生することがある
システムエンジニアには、システムの納品前に仕様変更が生じたり、急なトラブルが発生した際に、残業や徹夜、休日出勤が必要になることがあり、仕事がきついと言われています。
ただ、ここ数年のIT業界では、リモートワークの推進や労働時間の適正化や働き方の多様性など、ワークライフバランスに取り組む企業が増えていることから、仕事内容がきつくなりすぎないように調節している企業も多いです。
【→関連記事:システムエンジニアの残業時間の実態や残業を減らす方法】
7-2.トラブルやクライアントの要望変更で急な対応が多い
不具合の発生やクライアントの要望対応などが影響して、スケジュール通りに作業が進まない時、システムエンジニアには臨機応変にスケジュールを変更し対応する能力が求められます。
システムエンジニアが対応できなければ、プロジェクトの進行は上手くいかなくなり納期に間に合わなくなってしまいます。
責任が重く、なおかつ即時対応が求められるため、システムエンジニアの仕事はきついと感じる人がいるのです。
7-3.クライアントやチームメンバーとのコミュニケーションがきつい
システムエンジニアには、クライアントから要望を正しく聞き取ったり、プロジェクト内のチームワークを最大限にするために、積極的にコミュニケーションを取る姿勢が求められます。
人と会話するのが苦手な人や、苦手な人とは会話したくないという人は、システムエンジニアとしての仕事をきついと感じやすいでしょう。
【→関連記事:ITエンジニアのコミュニケーション能力の重要性とメリット】
また、システムエンジニアがやめとけと言われている理由について以下の記事では深掘りしているので、ぜひ参考にしてみてください。
【→関連記事:システムエンジニア(SE)が「やめとけ」と言われている理由や転職方法を解説】
8.システムエンジニア(SE)の仕事に向いている人
システムエンジニア(SE)の仕事に向いている人の特徴として以下の5つが挙げられます。
当てはまる項目がある人や、これからその特徴を伸ばしていこうと考えている人は、システムエンジニア(SE)に向いていると言えるでしょう。
8-1.向上心があり、継続的に勉強できる
ITの世界は日々変化し、目まぐるしく進化していきます。
そのIT業界でシステムエンジニア(SE)として生き残るためには、新しい技術やスキルを継続的に学び、自身の知識を常にアップデートする必要があります。
そのため、向上心があり、継続的に勉強できる人はシステムエンジニア(SE)に向いています。
8-2.プレッシャーに強い
システムエンジニア(SE)の仕事内容において、最後まで計画通りに進むことは滅多にありません。
納品前の仕様変更や機能の追加、クライアントの前で予期せぬシステムトラブルが発生するあります。
このような状況でもプレッシャーに負けず、冷静に問題解決の糸口を探していける人は、システムエンジニア(SE)に向いています。
8-3.コミュニケーションが得意
システムエンジニア(SE)はプロジェクトにアサインされると、クライアントやチームメンバーなど様々な人と関わりながら仕事を進めていかなければなりません。
他人の意見を積極的に聞き、人間関係を重視できる人は、システムエンジニア(SE)に向いています。
8-4.モノづくりが好き
システムエンジニア(SE)にとって大きな喜びの一つが、自分で作った製品が実際に使われることです。
自らの手でシステムを構築したり、アプリケーションを開発したりする過程にやりがいを感じられる人であれば、システムエンジニア(SE)に向いています。
8-5.自分の意見が言える
システムエンジニア(SE)は、クライアントの要望や設計に基づいて開発を進めますが、場合によっては実装が難しい等の理由で断らなければいけない仕事内容もあります。
自分やチームの能力を最大限発揮するために自分の意見を周囲に伝えられる人は、システムエンジニア(SE)に向いています。
システムエンジニア(SE)に向いている人について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
【→関連記事:システムエンジニア(SE)に向いている人の特徴6選|適性をチェックしよう】
9.システムエンジニア(SE)のキャリアパス
システムエンジニア(SE)のキャリアパスとしては以下のようなものが挙げられます。
- ・プロジェクトリーダー(PL)
- ・プロジェクトマネージャー(PM)
- ・社内SE
- ・ブリッジSE
システムエンジニア(SE)のキャリアパスは、どのような職種を選ぶか考えるのと同時に幅広い経験を積みながら専門性を高めていくことが重要になります。
以下の記事ではキャリアパスについてより詳しく解説しているので、もっと知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
【→関連記事:システムエンジニア(SE)のキャリアプランとは?必要なことも解説】
10.未経験からシステムエンジニア(SE)になるには?
ここでは、未経験からシステムエンジニア(SE)になれるのかについて詳しく解説していきます。
10-1.未経験からでもシステムエンジニア(SE)に転職・就職できるのか?
結論として、未経験からでもシステムエンジニア(SE)になることはできます。
その理由は以下の3つです。
- ・IT業界は人手不足で未経験者の採用が増えている
- ・未経験者向けの教育プログラムが充実してきた
- ・コミュニケーション能力が重要視されている
それぞれについて、詳しく説明していきましょう。
IT業界は人手不足で未経験者の採用が増えている
先ほども述べましたが、経済産業省の調査によれば、2030年までに最大で79万人のIT人材が不足すると公表しています。
また、2023年に発表された「DX白書2023」によれば、DXを推進する人材が「やや不足」、「大幅に不足」と回答した企業は8割を超えています。
DX化を推進するためにIT人材を確保したい企業は多いため、未経験者の採用が増えています。
未経験者向けの教育プログラムが充実してきた
近年ではシステムエンジニア(SE)のニーズ増加に伴い、未経験者でも転職できるように教育プログラムが整備されています。
企業が提供する研修制度からITスクールやeラーニングといったプラットフォームまで、教育プログラムの選択肢も増えており、自分に合う学び方で基礎知識から具体的なスキルセットまでを身につけられます。
プログラミング以外のスキルも重要視されている
システムエンジニア(SE)の人材不足は続いており、プログラミングスキル以外の要素も重要視されています。
特に、コミュニケーション能力は採用において大きく評価されます。
チームメンバーと上手く情報共有した経験や、自分の意見を正しく伝えられるコミュニケーション能力を持っていれば、未経験でもシステムエンジニア(SE)として評価されやすいでしょう。
【→関連記事:未経験からでもシステムエンジニアに転職する方法や必要なスキル】
10-2.未経験からのシステムエンジニア(SE)への転職・就職方法3選
未経験からシステムエンジニア(SE)に転職・就職する方法には、以下の3つがあります。
- ・IT特化型転職エージェントに相談する
- ・転職サイトを使う
- ・転職支援付きスクールを利用する
それぞれについて説明します。
未経験からシステムエンジニア(SE)に転職したい方や未経験者向けの必要なスキルや資格について詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご覧ください。
→【未経験向け】システムエンジニア(SE)に転職・就職する方法3選
IT特化型転職エージェントに相談する
未経験からIT業界にチャレンジするときは、IT業界に特化した転職エージェントに相談しましょう。
IT特化型の転職エージェントは、あらゆる業界のIT企業と繋がりがあるため、未経験者であっても本人の特性や経験を考慮してシステムエンジニア(SE)の求人を紹介してもらえます。
さらに、転職活動が有利に進められるようにエントリーシートの添削や面接対策のアドバイスもあり、最終的な条件の調整や入社後のフォローもあります。さらには転職相談から入社後までのサポートも受けられます。
未経験からIT業界で働きたい方、次のキャリアステップを考えている方にはおすすめのサービスです。
ユニゾンキャリアは、エンジニア未経験や経験の浅い方へのサポートに特化したIT専門の転職エージェントです。
これからIT業界を目指したいと考えている方は、まずは無料相談からいかがでしょうか?
転職サイトを使う
システムエンジニアの実務未経験から自分に合う求人を見つけるには、2〜3つの転職サイトに登録することをおすすめします。
掲載求人が多いサイトでも、自分にピッタリの求人があるとは限りません。
複数の転職サイトを活用することで、転職の選択肢を広げられます。
以下は、未経験者×システムエンジニア(SE)の求人案件も取り扱っている主要な転職サイトです。
サービス名 |
概要 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
未経験からシステムエンジニアに転職したい方向けのおすすめの転職サイトや転職サイトの選び方について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【→関連記事:IT・Webエンジニアおすすめ転職サイト27社ランキング!人気サイトを徹底比較】
転職支援付きスクールを利用する
転職支援付きのスクールを利用すれば、システムエンジニア(SE)に必要なスキルや知識を身につけながら転職活動を進められます。
最近では、オンライン対応のスクールが主流となっており、自分の都合に合わせて学習できます。
ただし、スクールには費用がかかります。
一部無料のサービスもありますが、入会金や月額料金が発生するため、初月から5万円〜20万円程度必要です。
転職を考える際には、予算を考慮して適切なスクールを選ぶことが重要です。
【→関連記事:プログラミングスクールおすすめ30選!元エンジニアが各社を徹底比較【2023年10月】】
11.システムエンジニア(SE)の求人例
項目 |
内容 |
仕事内容 |
【仕事内容】 メーカーのアプリケーションの設計、開発を担っていただきます。 入社後は3カ月の研修を行った後、まずはプログラマー業務から始めていただきます。
■金融/官公庁/製造/通信/メディカル業界等、様々な業界のシステムの設計・開発をお任せします。 |
雇用形態 |
正社員(試用期間3か月) |
給与・年収 |
【年収】 【賞与情報】 【給与改定】 |
勤務時間 |
9:00~18:00(実働8時間、休憩60分) |
勤務場所 |
東京都 |
休日・休暇 |
◆完全週休二日制(土・日・祝) ◆夏季休暇 ◆年末年始休暇 ◆有給休暇(正社員半年後10日付与) ◆慶弔休暇 ◆産前・産後休暇 ◆育児休暇 ◆看護介護休暇 |
福利厚生 |
◆各種社会保険 ◆通勤手当 ◆住宅手当 ◆業務関連資格手当 ◆役職手当 |
選考の流れ |
書類選考 ↓ ↓ 面接:2回 |
12.まとめ:システムエンジニア(SE)の仕事内容を理解しよう!
システムエンジニア(SE)が行うソフトウェア開発は以下のような流れで進められます
システムエンジニアの仕事内容
- ・要求分析
- ・要件定義
- ・基本設計
- ・詳細設計
- ・プログラミング
- ・テスト
- ・運用・保守
以前は、システムエンジニア(SE)になるためにはプログラマーなど下流工程からスタートするのが一般的でした。
今は、IT企業の多様化や研修制度の充実化によって、未経験からでもシステムエンジニア(SE)としてのキャリアをスタートできるチャンスが増えています。
システムエンジニアの仕事内容に興味を持たれた方は、転職エージェント等を使用して情報収集すると効率よく情報が集まるため、おすすめです。
ユニゾンキャリアはIT企業に特化したIT専門の転職エージェントです。
未経験からシステムエンジニアを目指す上でのサポートをさせていただきますので、ぜひ活用してみてください。
このようなことで
悩まれています。
簡単30秒
まずは気軽にWebで無料相談
こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役