エンジニアが稼げるのは嘘?本当?|実態を徹底解説
エンジニアが稼げるというのは嘘…?
エンジニアは儲かるの…?
エンジニアの年収の実態は…?
✓本記事の流れ
- ・エンジニアで確実に稼ぐ方法を紹介!
- ・エンジニアが稼げる理由3選
- ・エンジニアで稼げる人の特徴を解説
エンジニアと聞くと、多くの人が高収入をイメージするかもしれません。
しかし、その一方で「エンジニアが稼げるのは嘘だ」という声も少なからずあります。
この記事では、エンジニアの年収の実態について詳細に解説しています。
実際にエンジニアが稼げないと思っている方や、本当に稼げるのか疑っている方にとって、有益な情報を書いていますので最後までお読みください。
⇒【図解付き】エンジニアとは?職種・種類・仕事内容・ITエンジニアの適性までわかりやすく完全網羅!
目次
1.「エンジニアは稼げる」は嘘?本当?
結論、エンジニアは高収入を目指せる数少ない職業であり「エンジニアが稼げる」というのは本当です。
ではなぜ、「エンジニアは稼げない」とインターネットで囁かれてしまうのか、その理由は以下が挙げられます。
- ・稼げない人が発信しているから
- ・多重下請けの企業がいるから
上記のような理由で稼げないと感じてしまっている人は多いです。
また、以下のような方は稼げないです。
- ・勉強の意欲が薄い
- ・向上心がない
エンジニアに限ったことではありませんが、特にエンジニアはスキルによって年収が決まります。
そのため、勉強意欲がない、向上心がない人などは難しいでしょう。
また、エンジニアとしてスキルや経験を十分に持っているにもかかわらず、給料が上がらないと感じているなら転職することをおすすめします。
多重下請け構造で「3次請け企業」「4次請け企業」だと、どうしても年収は上がっていきません。
そのため、自分のスキルに見合った給料をもらえていないと不満を感じているならいっそのこと評価方式がしっかりしている企業に転職したほうが年収が上がりやすくなります。
2.エンジニアで確実に稼げる方法
ここからは、エンジニアで確実に稼ぐための以下4つの方法を詳しくご紹介していきます。
手っ取り早く年収をアップしたいなら取り組んでみてください。
- ・フリーランスになる
- ・起業する
- ・副業する
- ・スキルアップする
2-1.フリーランスになる
1つ目の方法はフリーランスエンジニアとして独立することです。
フリーランスになると案件による報酬をすべて獲得できるだけでなく以下のようなメリットがあります。
- ・自由な働き方ができる
- ・時間や場所による縛りが無くなる
- ・ワークライフバランスが整いやすい
- ・中抜きされにくい
エンジニア職は在宅にて作業ができることも多く、フリーランスになればより自由な働き方ができると同時に、年収をアップさせることが可能です。
また、企業とは異なり基本的にPCとエンジニアとしてのスキルがあればすぐに始められるという手軽さがあります。
そのため、一定水準のレベルの高いスキルを身に付けている人は会社の中枢として働くのではなく、独立して自分を中心に仕事をしていることも珍しくありません。
2-2.起業する
エンジニアとして起業することも確実に稼ぐことができる方法です。
エンジニアの起業する方法はいくつもあり、その一部をご紹介します。
- ・自分で会社を設立し、フリーランスのような形で働く方法
- ・システム開発会社を立ち上げ、社員を採用する
- ・アプリのサービスなどを開発し、運用していく方法
上記以外にも、方法はいくつもありますが、スキルがあるのが前提となるので、一早くスキルを身に付けるとよいでしょう。
また、事業が軌道に乗り上手くいけば年収1,000万円は軽々超えていくこともできます。
ただし、起業する場合はエンジニアとしてのスキルだけでなく経営の知識が必要になります。
そのため、まずは会社員として経営学の勉強など知識を蓄えながら、企業の準備を進める人が多くいます。
2-3.副業する
エンジニアとして稼ぎたいなら、本業とは別に副業を始めるのもおすすめの方法といえます。
副業をすれば、本業にプラスで副収入を得られるため、生活を豊かにすることができるでしょう。
また、自分の得意なスキルを使ってできる仕事をすればよいので、新しく何かを学ばなくても案件をクラウドソーシングサービスなどで獲得するだけで始められます。
スキルを必要としない案件もあるので、挑戦してみてもよいでしょう。
ただし、会社員の場合は副収入が20万円を超えると確定申告をしなければなりませんので忘れずに行いましょう。
副業は収入を他に得るならフリーランスや企業をするよりも手っ取り早いので、すぐにお金が欲しい方におすすめです。
2-4.スキルアップする
自分のスキルアップをすることで年収を上げることもできます。
自分の得意領域を伸ばしたり、他の技術領域に関する知識やスキルを身に付けたりと方法はさまざまです。
中でも下記のスキルは年収に繋がりやすいので磨いておくとよいでしょう。
- ・プログラミングスキル
- ・コミュニケーションスキル
IT業界はスキルによって年収が決まるといっていいほど、実力至上主義な部分があるため、年収を確実に上げたいなら資格取得など新しいことにチャレンジしてスキルを吸収していくことが求められます。
3.エンジニアは本当に稼げるの?エンジニアの年収の実態
続いては、エンジニアは本当に稼げるのかどうか、実際の年収データを用いてその実態を見ていきましょう。
エンジニアの平均年収や年代別ごとの年収などもご紹介しますので参考にしてみてください。
3-1.エンジニアの平均年収
国税庁が発表している「民間給与実態統計調査結果」日本全体の平均年収は443万円なのに対し、「IT人材に関する各国比較調査結果報告書」によると、エンジニアの平均年収は544万円です。
日本全体の平均と比べるとITエンジニアは100万円ほど年収が高く、具体的な数値から見ても稼げることがわかります。
自分を磨くだけでなく、独立や副業をすればさらに高い年収を獲得することができる可能性もあります。
3-2.エンジニアの平均年収ランキング
ここでは、エンジニアの平均年収についてどの職業の年収が高いのかランキングをご紹介します。
順位 |
エンジニア職 |
平均年収 |
1位 |
プロジェクトマネージャー |
636万円 |
2位 |
データサイエンティスト |
621万円 |
3位 |
610万円 |
|
4位 |
606万円 |
|
5位 |
AIエンジニア |
600万円 |
(※エンジニアの平均年収ランキングはdoda、求人ボックス、indeed、マイナビの情報をもとに作成)
エンジニアの平均年収の第1位はプロジェクトマネージャーです。
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを指揮するリーダー的存在のため、エンジニアのスキルに加えてマネジメント力やコミュニケーション能力も必要となります。
そのため、経験豊富なエンジニアでないと勤まらないため、年収が高くなっています。
第2位はデータサイエンティストです。データサイエンティストも一般的なエンジニアのスキルに加えて、統計学や数学の知識をはじめ業界に対する知識と分析力が求められます。
その知識は幅広く、より専門的になるため年収も高くなりやすいです。
第3位はクラウドエンジニアで、最近注目を集めているクラウド環境でのインフラ構築をはじめとする最新の技術を扱えるエンジニアです。
年収が高いエンジニア職種は求められる技術力が高いため、年収が高くなっています。
3-3.年代別のエンジニアの平均年収
続いて年代別のエンジニアの平均年収について、どのような違いが生まれているのか見ていきましょう。
エンジニア平均年収 |
全体平均年収 |
|
20代 |
367万円 |
342万円 |
30代 |
495万円 |
435万円 |
40代 |
621万円 |
495万円 |
50代以降 |
694万円 |
596万円 |
表は「doda平均年収ランキング」のデータをもとに作成しました。
年代別エンジニアの平均年収と日本全体の平均年収を比べると、どの年代も平均より高い値となっています。
特に、40代になると全体平均年収よりも100万円以上高い年収を獲得することが可能です。
なぜ、そこまで年収が上がるのかというと、40代を超えるとエンジニアとしてのスキルや経験が習熟しており、若手を牽引する力もみについていることがおおいため、年収の高いプロジェクトマネージャーをはじめとする仕事に務めることが多くなります。
逆に全体平均年収とあまり差がない20代は、スキルがまだ未習熟な上に経験も浅いからという理由があります。
そのため、年収を早く上げたいならスキルアップをして多くの経験を積むことが重要となるのです。
3-4.年収1000万は可能?
ITエンジニアが年収1,000万円を獲得することは十分に可能です。
その理由は主に以下が考えられます。
- ・大企業のエンジニア平均年収は1,000万円を超えているところもある
- ・独立すれば会社員時代より1.5倍以上の年収を獲得できる傾向にある
努力次第では年収1,000万円を目指すのは十分に可能ですが、その分それ相応のスキルが必要になることを覚えておきましょう。
以下の記事ではエンジニアが年収1,000万円を稼ぐ方法などについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
4.「エンジニアは稼げるのは嘘」を否定できる理由
ここからはインターネット上で言われている「エンジニアは稼げるのは嘘」を否定できる理由について以下の3つをご紹介します。
今後エンジニアを目指すのであればぜひ参考にしてみてください。
- ・IT業界は市場が拡大しているから
- ・成果が出やすい職種だから
- ・一般的にITの知識が普及していないから
4-1.IT業界は市場が拡大しているから
IT業界はクラウドやAIなどの最新技術が発達しており、市場は現在も拡大していますが、業界を支えるエンジニアの数が不足しています。
日本企業をはじめ世界でもエンジニアの数は不足しているといわれており、給料を上げることで人材確保をしている企業が多くあります。
最近では、未経験でもITエンジニアとして働くことができる求人がまだまだ出てきているので、稼ぎやすいといえるでしょう。
今後さらに新しい最新技術や新しいプログラミング言語などが開発されていくことでよりエンジニアは不足すると考えられており、競争率が少ないにもかかわらず年収が高くなることが予想されます。
そのため、需要のあるIT人材としてIT業界や企業が求めているスキルや知識の習得をしていくことが大切となるでしょう。
4-2.成果が出やすい職種だから
エンジニアは実力主義の世界であり、スキルを持っていて正当に評価されれば若くても高収入を目指すことが可能です。
そのため、自分のスキルアップのために努力を惜しまない人は年収が高くなりやすいといえます。
もし今以上に稼げるエンジニアになりたいと考えているなら、企業や業界が求めるスキルの習得を目指したり、最新のIT関連の情報について調べながら勉強を進めていくとよいでしょう。
逆を言えば、年齢が高いにもかかわらず専門性の高いスキルを持っていないと、平均年収を下回ることも考えられます。
コツコツ勉強していくことに抵抗がないならエンジニアは天職といえるでしょう。
4-3.一般的にITの知識が普及していないから
エンジニアが稼げるのは一般的にITの知識が普及していないからという理由があります。
少し調べればわかるようなIT知識は持っていても専門的になればなるほどわからない人がほとんどであり、まったくITに詳しくないクライアントも存在しています。
そのため、プログラミングやプロジェクトに関する費用相場を掴めておらず相場より高い費用で受注できる可能性があります。
ITの知識は専門性が高くなるほど内容は難しくなるため、一般的に専門家に任せることがほとんどであり、これからもその体制が崩れることはありません。
自分が優秀なエンジニアになることができれば、より単価を上げることができるので稼ぎやすいといえるでしょう。
5.エンジニアで稼げる人の特徴
最後にエンジニアで稼げる人の特徴について以下の人を解説していきます。
- ・コミュニケーション能力がある
- ・マネジメント能力が高い
- ・問題解決能力が高い
- ・お金を稼ぐための情報収集を常にしている
今後、未経験からエンジニアになりたい人も現職の人もどのような人が求められる人材なのかをしっかり把握しておきましょう。
5-1.コミュニケーション能力がある
コミュニケーション能力はエンジニアが稼ぐ上で非常に重要な能力となります。
ITエンジニアとして企業で働くと、1つのプロジェクトをチームで進めていくことがほとんどです。
そのため、プログラミングなどの開発業務だけでなく他のエンジニアとの意見交換やプロジェクトの進行、クライアントとのやり取りを行う可能性もあります。
コミュニケーション能力があるとクライアントと信頼関係を築きやすく、長期間にわたり多くの案件を獲得することに繋がります。
案件を多く獲得できるだけでなく、人柄の良さや信頼関係を買われ補修を高めに設定してくれることもあるでしょう。
フリーランスとして働くとよりその恩恵は大きくなるので、コミュニケーション能力は非常に大切であり、稼ぐために必要です。
5-2.マネジメント能力が高い
エンジニアは自分自身でスケジュール管理やプロジェクト管理をしなければなりません。
チームでプロジェクトを進めている時は、基本的に納期が決まっているので、マネジメント能力は必要になります。
また、要件定義や設計といった上流工程のエンジニアとして働く場合はプロジェクトを管理する側に回るため、プロジェクトに参加しているエンジニアのマネジメントも必要になります。
以前、部活動で部長をしていた、生徒会長としての経験がある方などは稼げるエンジニアに慣れる可能性が高いといえるでしょう。
5-3.問題解決能力が高い
IT企業でエンジニアとして開発業務に勤めていると問題が発生することが多いです。
そのようなときに的確に問題の原因を発見し、解決するために何をするべきかすぐに考えられる人は稼げるエンジニアに向いています。
問題解決は期間が短ければ短いほどその人の能力が高いとわかる上に、クライアントから信頼されやすくなります。
信頼されるエンジニアは長期にわたり案件をもらえたり、高い報酬を得ることができるので重要な力といえるでしょう。
5-4.お金を稼ぐための情報収集を常にしている
お金を稼ぐ人は常に市場の動向をチェックし、SNSやニュースサイトなどの情報収集は欠かせません。
最初は「ニュースを見ても分からない」でも大丈夫です。
少しずつ理解していけば、そのうち知識向上に繋がり、ほとんどのことを理解することができます。
以下の記事ではエンジニアの情報収集について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
→エンジニア必見!IT業界動向から最新技術トレンドまで情報収集のコツ
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6.エンジニアで稼げるのは嘘?真実をまとめました。
「エンジニアが稼げるのは嘘」とインターネットでは囁かれていますが、その真実は以下となります。
- ・稼げない人が発信しているから
- ・多重下請けの企業がいるから
実際、エンジニアで年収が高い人は上流の企業におり、勉強も常にしている人が多いです。
逆に「エンジニアは楽に稼げる」と勘違いし、IT業界に入ってしまった人は稼げないでしょう。
また、スキル次第ですが、エンジニアで確実に稼ぐ方法は以下の通りです。
- ・フリーランスになる
- ・起業する
- ・副業する
- ・スキルアップする
エンジニアとして稼ぐなら上記の中でもスキルアップをすることが最も取り組みやすい方法です。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役