既卒・未経験者がエンジニア就職を成功させる秘訣!注意点を徹底解説
既卒での就職活動が不安…
既卒でもITエンジニアは目指せるの……?
✓本記事の流れ
- ・既卒からITエンジニア職を目指す方法を解説
- ・既卒におすすめのエンジニア職を紹介
「ITエンジニア職は既卒・未経験からでは難しい……」と思っている方もいらっしゃると思います。
しかし、結論から申し上げると、現在はIT人材が不足しているため既卒・未経験からでもITエンジニア職を目指すことができます。
本記事では、既卒からITエンジニアを目指す方法や、既卒・未経験の方におすすめのITエンジニア職について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
⇒【図解付き】エンジニアとは?職種・種類・仕事内容・ITエンジニアの適性までわかりやすく完全網羅!
目次
1.既卒・未経験でもITエンジニアに就職できる?
ITエンジニアに興味を持っているものの、「既卒だと新卒に比べて就職が難しそう」「専門的な職種だから未経験の募集は少なそう」といった不安を抱えている方は多いと思います。
技術職であるITエンジニアは、実際に既卒・未経験の就職は難しいのでしょうか。
ここでは、既卒で未経験の方がITエンジニアに就職することは可能なのか解説していきます。
1-1.そもそも既卒とは
まずは「既卒」がどんな人を指すのか正しく理解しましょう。
既卒とは、大学や専門学校などを卒業したのち、社会人経験がないまま転職活動する人を指します。
年齢に明確な定義はありませんが、一般的に既卒といえば卒業してからまだ日が浅い20代の若者を指すケースがほとんどです。
既卒と混同されがちな言葉である「第二新卒」は、学校を卒業して一度就職したのち、3年以内に転職する人を指します。
既卒とは社会人経験の点で違いがあるため、両者は分けて考えられています。
第二新卒のエンジニア転職については次の記事で詳しく解説してあるため、興味のある方は是非ご覧になってください。
1-2.既卒・未経験でもエンジニアになることはできる!
新卒と比べると難しいイメージがあるかもしれませんが、既卒・未経験でも十分ITエンジニアに就職可能です。
既卒・未経験でもITエンジニアに就職できる理由を、IT業界の現状を紹介しつつ詳しく解説していきます。
●IT業界は人材不足
出典:独立行政法人情報処理推進機構『DX白書2023』P21
既卒・未経験でもITエンジニアになれる理由として、IT業界が人材不足にある背景が挙げられます。
独立行政法人情報処理推進機構が発行する『DX白書2023』によると、2022年度調査では、8割以上の企業が人材不足だと感じている事実が明らかになりました。
ITエンジニアが「大幅に不足している」と感じている企業も約5割存在していることから、IT業界全体で人材不足に陥っている様子が読み取れます。
しかし企業の課題である人手不足は、求職者にとっては有利な売り手市場です。
人材不足でITエンジニアの需要が高まっている影響で、既卒・未経験でも目指しやすくなっています。
●研修制度が整っている
IT業界の多くの企業ではITエンジニア向けの研修制度を用意しているため、既卒で未経験の人でも入社後にスキルを身につけることができる環境が整っていることがあります。
Zアカデミアでは基本的な講座や専門領域の講座、著名人による特別講演など、さまざまなプログラムを受講可能です。 LINE株式会社以外にも研修制度が整っている企業は多く、未経験からでもITエンジニアを目指しやすくなっています。 ITエンジニアはスキル・実績によって仕事内容や年収が左右されるため、転職活動時点での能力よりも、入社後に継続的な努力をしてスキルアップをしていく姿勢が必要です。 また、就職活動をする際に研修制度が整っている企業を見つけることも大切です。 しかし、どの企業にどのような企業があって、既卒で人でもスキルアップしていける職場は一体どのような企業なのか、未経験の方が自分一人で見つけることは難しいでしょう。 そのため、IT業界に精通したアドバイザーのサポートを受けながら転職活動を進められる、転職エージェントの利用がおすすめです。弊社ユニゾンキャリアでは、IT専門の就活・転職支援サービスを行っています。
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2.既卒でITエンジニアを目指すには?
既卒からでもITエンジニアを目指せるとはいえ、対策をしっかりと行わなければ就職は難しくなります。
志望企業に入社する可能性を上げるために、次に紹介する4つの方法を参考にしながら準備を進めてください。
2-1.業界研究をしよう
このように、ITエンジニアにはさまざまな職種があります。
職種ごとにやりがいや求められるスキルは異なるため、主食活動の際に業界研究をしっかりとして、自分の興味のある職種、適性のある職種を選ぶようにしましょう。
業界研究におすすめの方法
- ・就職情報サイト
- ・書籍や雑誌(業界地図、就活四季報など)
- ・企業ホームページ
- ・会社説明会
- ・インターンシップ
- ・OBOG訪問
業界研究は自分に合う職種の発見だけでなく、自分に合う企業の発見にも役立ちます。
同じプログラマーでも企業によって働く環境や待遇は異なるため、業界研究を通じて企業と自分の相性を確かめておくことが大切です。
2-2.スキルを積んでおこう
入社後の業務に活かせるようなスキルを身に付けておくと、転職活動を有利に進められます。
求められるスキルは職種によって異なりますが、以下のようなスキルは多くの職種に共通して求められます。
身につけておきたいスキル
- ・ITの基礎知識
- ・プログラミングスキル
- ・ドキュメント作成スキル
- ・コミュニケーション能力
- ・ニーズを汲み取る力
- ・ビジネスマナー
基本的なIT用語を知っているか知っていないかで、知識の定着度は大きく変わります。
未経験の場合は特に、入社後の業務をすばやく覚えるために最低限の知識を身に付けておくとよいでしょう。
次の記事ではITエンジニアに必要なスキルを詳しく解説しています。
スキルを身につけるための勉強方法も紹介しているため、興味のある方は是非参考にしてみてください。
2-3.面接対策をしておこう
魅力的な強みやスキルがあっても、面接でうまくアピールできなければ採用には至りません。
志望企業に入社するため、面接対策を徹底してから本番に臨みましょう。
面接対策のポイント
- ・業界研究と企業研究によってITエンジニアの志望動機を明確にする
- ・自己分析で自分の強みを明確にする
- ・頻出質問を理解する
- ・ビジネスマナーと身だしなみに注意する
- ・模擬面接で面接の流れを理解しておく
面接では特に、「IT業界・志望企業を選んだ理由」「なぜITエンジニアを目指すのか」といった観点が重要になります。
魅力に感じた点や、自分の強みが活かせると感じた点などを具体的に説明できるよう、業界研究と企業研究を入念にしておきましょう。
【関連記事】ITエンジニアの転職面接を徹底解説!よくある質問や逆質問など紹介
2-4.IT専門の転職・就活エージェントを活用しよう
自分一人の力だけで対策を進めるのが不安な方は、転職・就活エージェントを活用するのがおすすめです。
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3.既卒からエンジニアを目指す際の注意点
既卒からITエンジニアを目指す際には、いくつか気をつけるべき点があります。
選考で社会人経験がないことを弱みに捉えられないよう、次の2点に注意してください。
3-1.既卒になった明確な理由を持つ
多くの人は大学や専門学校卒業後すぐに就職することから、企業は既卒である理由を重視します。
説明のないままでは人間性や仕事に対する意欲に疑問を持たれる可能性があるため、既卒になった理由は明確にしておきましょう。
ここで大切なのは新卒か既卒かよりも、きちんとした理由があるかないかです。
企業は既卒の方が卒業してから何をしていたのかを知りたいため、経済的な事情や公務員試験のようなケースでも、しっかりと理由を明らかにしておきましょう。
3-2.仕事に対する意欲を見せる
既卒になった理由が「仕事に対する意欲がないから」という印象を持たれないようにするため、ITエンジニアという職業に対しての意欲を見せるよう心がけましょう。
一般的に新卒と比べて既卒の就職が難しいと言われるのは、在学中にきちんと就職活動をしなかったように見えるためです。
加えて、社会人経験もないことが不信感を持たれやすい要因となっています。
そのため、既卒からITエンジニアを目指す際は、卒業後の活動内容と入社後のビジョンを詳しく伝えるのがポイントです。
たとえば「資格取得のため」「将来のことを真剣に考えるため」など、何かに挑戦していた経験があれば既卒でも大きな不安要素にはなりません。
4.既卒・未経験におすすめのITエンジニアの職種
以下のような職種では、未経験からでも始められる求人が多くみられます。
なりたい職種がまだ決まっていない方は職種選びの参考にしてください。
4-1.プログラマー
ITエンジニアと聞いて最初に思い浮かべるのがプログラマーではないでしょうか。
プログラマーを求める企業は幅広い業界に存在するため募集そのものが多く、未経験からでも目指しやすい職種です。
プログラマーの主な仕事内容
- ・コーディング作業
- ・動作確認テスト
- ・データベースの構築
- ・エラーやバグの修正
- ・バージョン管理
プログラマーはITエンジニアの基本ともいえる職種です。
仕事を通じて身に付く知識と経験はITエンジニア全般に活かせるため、これまでまったくITに触れたことのない人はまずプログラマーを目指すとよいでしょう。
以下の記事ではプログラマーについてより詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
4-2.システムエンジニア
システムエンジニアはシステム開発の上流工程を担当する職種です。
プログラマーと混同されがちですが、システムエンジニアは設計、プログラマーはその設計に基づく開発を主に担当しています。
システムエンジニアの主な仕事内容
- ・顧客へのヒアリング
- ・要件定義
- ・基本設計、詳細設計
- ・テスト
- ・保守、運用
システムエンジニアはプログラマー以上に社内外の人と接する機会が多く、任される仕事の範囲も広いのが特徴です。
ITのスキルや知識を活かし、業務全体を俯瞰的に見渡すような仕事をしたい人に向いています。
以下の記事ではシステムエンジニアについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
4-3.インフラエンジニア
インフラエンジニアは、システムの基盤となるインフラを扱う職種です。
たとえばOS・ネットワーク・サーバーなど、システムを使うためには欠かせないインフラの構築・運用を担当しています。
インフラエンジニアの主な仕事内容
- ・顧客へのヒアリング
- ・要件定義
- ・基本設計、詳細設計
- ・機器の調達
- ・設計に基づいたインフラの構築
- ・保守、運用
多くのインフラは常に稼働し続けなければならず、それに伴って人手が必要になります。
中心業務である保守運用は特に、人手不足を解消するための未経験募集が多くみられるので、既卒・未経験におすすめの職種です。
以下の記事ではインフラエジニアについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
4-4.Webエンジニア
Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの設計開発に関わる職種です。
ユーザーが実際に目にする部分を担当するフロントエンドと、システムの裏側を担当するバックエンドに大きく分けられます。
Webエンジニアの主な仕事内容
- ・WebサイトやWebアプリケーションの企画
- ・要件定義
- ・コーディング作業
- ・サーバーやデータベースの構築
- ・保守、運用
WebエンジニアはいわばWebコンテンツに特化したプログラマーです。
自分の手でWebサイトを作ってみたい、普段使っているWebアプリケーションの仕組みを知りたいといったように、プログラマーとして実現したいことが明確な人に向いています。
以下の記事ではWebエンジニアについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
4-5.テストエンジニア
テストエンジニアはテストの計画から実施、改善まで広く担当する職種です。
安全意識の高まりによってシステムにも高いセキュリティが求められており、テストエンジニアの需要が高まっています。
テストエンジニアの主な仕事内容
- ・テスト計画の策定
- ・計画に基づいたテスト設計
- ・テストの実施
- ・結果報告
- ・開発部門へのフィードバック
テストエンジニアは、設計通りに動いていない点や、システムの使いづらさを見つけるのが主な役割です。
開発側だけでなくユーザーの視点も考慮する必要があるので、未経験ならではの先入観のなさが強みになりえます。
ここで紹介した4つの職種以外にも、ITエンジニアにはたくさんの職種があります。
次の記事でITエンジニアの職種について解説しているので、他のITエンジニアの職種も知りたいという方は参考にしてみてください。
5.既卒でITエンジニア職に向いている人
最後に、既卒でITエンジニアに向いている人の特徴を紹介します。
特徴に当てはまらないと絶対に活躍できないわけではありませんが、適性を判断するひとつの材料にはなります。
強みや性格、価値観などと照らし合わせながら、本当にITエンジニアが自分に向いているのか今一度考えてみましょう。
5-1.向学心がある人
ITエンジニアは技術の進歩や変化が非常に早いため、常に新しいスキル・知識を身に付けようとする姿勢が不可欠です。
そのため、自分の知らない知識を吸収することに楽しさを感じる人や、新しいスキルを身に付けることに達成感を得られる人が向いています。
特に既卒・未経験の採用では、現時点で持っているスキルや知識よりも向学心が重視される傾向にあります。
そのため、ITエンジニアの業務適性を確かめるときはもちろん、選考においても向学心の有無が重要です。
5-2.コミュニケーション能力がある人
ITエンジニアは専門的な職種とはいっても、仕事内容は一人で黙々と進める作業だけではありません。
顧客と良好な関係を築いたり、チームで進めたりする業務も多いため、コミュニケーション能力がある人が活躍しやすいでしょう。
ここでいうコミュニケーション能力は単に社交的な性格を指すわけではなく、自分の意見を伝える力や相手のニーズを正確に汲み取る力など、さまざまな能力のことを指します。
伝える力と傾聴する力、いずれもITエンジニアとして活躍するには欠かせない能力です。
5-3.論理的思考力がある人
物事を筋道立てて考える論理的思考力は、ITエンジニアのどの職種にも共通して求められる能力です。
たとえばシステムエンジニアの仕事では、顧客からの要望に対して適当なシステムを提案するわけにはいきません。
抱える課題やコストなどを考慮しながら最適なシステムを提案する必要があるため、複雑な事柄をうまく整理できる人が向いています。
そのほか、システムの不具合を発見して解決に導く際、作業スケジュールを立てる際など、あらゆる場面で論理的思考力が必要になります。
ここでは、既卒でITエンジニア職に向いている人の特徴を3つ紹介しましたが、他にもITエンジニア職に向いている人の特徴は多数あります。
興味のある方は、参考にしてみてください。
6.まとめ:既卒・未経験からITエンジニアを目指そう
この記事では、既卒からITエンジニアを目指す方法や、おすすめの職種を紹介しました。
専門的な職種であるため既卒からの就職は難しそうに感じる方もいるかもしれませんが、実際は既卒・未経験でも十分に目指せる職業です。
既卒・未経験でもITエンジニアに就職できる理由は以下の通りです。
- ・IT業界は人材不足
- ・研修制度が整っている
IT業界全体の人材不足を背景に、未経験からでも目指せる求人が増加傾向にあります。
また、研修制度が整っている企業が多いおかげで、向学心さえあれば現時点でのスキルに関係なく活躍できる点が魅力です。
どんな企業や職種にもいえることですが、ITエンジニアを目指すには入念な準備が必要です。以下の方法を参考に、準備を整えてから選考に臨みましょう。
- ・業界研究をする
- ・スキルを積む
- ・面接対策をする
- ・IT専門の転職・就活エージェントを活用する
業界研究や面接対策は、自分一人で進めてしまうとどうしても主観的な考えになりがちです。
特に面接対策では「相手にどう見られるか」が重要となるため、IT専門の転職・就活エージェントを活用して客観的な意見を取り入れながら対策しましょう。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役