インフラエンジニアが仕事についていけない理由は?要因と対処法を解説|インフラ職業ゴシップ
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」真心です。
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- インフラエンジニアの仕事はついていけなくなるほど難しいの?
- インフラエンジニアの仕事についていけなくなるのはどんな時?
- インフラエンジニアの仕事についていけないと感じた時の対処法は?
「インフラエンジニアの仕事が難しくついていけない」という声を聞いて弊社までお問い合わせをいただくケースは多々あります。
事実、専門職であるインフラエンジニアの仕事は、高度で幅広い知識やスキルを求められるため、簡単な事ばかりではありません。
しかし、基礎からしっかりスキルを身につけていけば、インフラエンジニアとして活躍し続けることは可能です。
事前に読みたい⇒インフラエンジニアは難しい?転職難易度や仕事の難易度から理由と対処法を解説|インフラ職業ゴシップ
目次
1.インフラエンジニアがついていけないと感じる瞬間5選
私自身の実体験も踏まえ、インフラエンジニアが仕事についていけないと感じる瞬間を紹介します。
1-1. 製品マニュアルが難しく作業が進まない
私がインフラエンジニアになりたての頃、ネットワーク機器やOSの製品マニュアルを読み解くのが難しく、何をするにも時間が掛かり悩んだことがありました。
インフラの構築や設定作業を行う際は、マニュアルを読み込み正確に操作を行わなければなりません。しかし専門用語がわからずひとつずつ調べながら作業を行うため、はじめは何をするにも時間が掛かってしまいました。
このような経験は、多くのインフラエンジニアが通る道です。早い段階で「難しくてついていけない」と諦めず、日々の業務や自主的な学習を続けていくことで乗り越えることができます。
1-2. システム構成が複雑で障害原因の特定が難しい
ITインフラのトラブルシューティングを行うのもインフラエンジニアの仕事です。しかし、トラブルの原因特定の難しさについていけないと悩んでしまう人もいます。
ITインフラは、様々な技術が複雑に絡み合って成り立っています。トラブル発生時は、ネットワーク・サーバー・アプリケーションなど、各層を横断的に調査しなければ原因を特定できません。
そのため、インフラエンジニアは特定分野だけを理解していれば良いわけではなく、幅広い知識を身に付けることが求められるのです。
トラブルシューティングの経験を積めば、システム全体を俯瞰する力や問題解決力、冷静な判断力が付いていきます。楽な業務ではありませんが、自身のキャリアアップのためと考え乗り越えることが大切です。
1-3. 障害発生で休みなのに呼び出される
私がインフラの保守を担当していた時、休日や深夜に障害発生で緊急の呼び出しを受けることがありました。
しかし、いつどんなトラブルがあっても対応できるよう十分に人員が配置されていれば、急に呼び出されるといった事態はあまり発生しません。
プライベートを犠牲にしてまでトラブル対応をしなければならないかは、入社する企業に大きく影響されます。また、キャリアを積んで上流工程へステップアップすれば、直接的な障害対応業務は減少します。
1-4. 不慣れな夜勤で疲労が貯まる
インフラエンジニアはシステムを24時間365日安定稼働させるために、シフト制で監視業務を行うことがあります。夜勤があると生活リズムが不規則になり、私も慣れないうちは体調を崩すことがありました。
仕事のパフォーマンスにも影響が出て「もうインフラエンジニアの仕事にはついていけないかも…」と感じたこともあります。しかし慣れてしまえば、深夜手当も付くので悪くないと思えるようになりました。
監視業務は問題が起きなければ暇な時間も多く、その時間を資格取得の勉強に充てることもできました。
上流工程の業務にシフトしていけば夜勤はなくなっていくので、はじめのうちは我慢と割り切ることも大切です。
1-5. ずっと監視運用で上流工程の同僚に劣等感
エンジニアの世界は実力主義のため、周囲と比較し劣等感を感じ、ついていけないと感じる人もいます。
未経験からインフラエンジニアになると、監視・運用といった下流工程から業務をスタートするのが一般的です。
経験を積んで上流工程にステップアップしていきますが、中には思うようにスキルアップできずいつまでも監視・運用業務から抜け出せない人もいます。
「同僚はもう上流工程の業務にアサインされているのに、自分はずっと監視運用のままでこの仕事は向いていないのかも…」と自信を無くしてしまう場合もあります。
重要なのは他人との比較ではなく、自身の成長に焦点を当てることです。スキルアップのための努力ができていなければ別問題ですが、努力をすれば必ず知識やスキルは付きます。
人によって成長スピードは違うため、人と比較して過度に落ち込みすぎず、自己研鑽をつづけることが大切です。
2. 仕事についていけなくなる要因は2パターン
インフラエンジニアが仕事についていけなくなる要因は、主に自己要因と環境要因の2パターンに分類されます。今仕事についていけないと悩んでいる人は、要因を正しく理解し対処することが大切です。
2-1. パターン①…自己要因
仕事についていけなくなるのは、自分自身の考えや行動に問題がある場合があります。自身に要因があるパターンについて詳しく解説します。
●想像より地味な業務に意欲が低下
インフラエンジニアの仕事に対しての理解が不足していて、入社前の想像と実際のギャップから意欲が低下し、仕事についていけなくなるという人がいます。
未経験からインフラエンジニアになる場合、仕事内容やキャリアステップについて正しく理解し、入社後のミスマッチがないようにすることが大切です。
また、下流工程の業務でもマニュアル通りの作業に満足せず、改善点を探ったり効率化を図ったりと能動的に業務に取り組めば、成長のスピードも早くなります。
知識やスキルの向上を図り経験を積めば、上流工程へステップアップすることができるため、モチベーションを保って業務を行うことが大切です。
●ITインフラの基礎知識が身に付いていない
仕事についていけないと悩む人の中には、ネットワークの基本概念、サーバーの仕組み、セキュリティの基本原則といったITインフラの基礎の学習が疎かになっている人がいます。
日々の業務で手一杯で勉強をしている暇がないという気持ちもわかりますが、基礎学習を疎かにすると新しい課題に直面するたびに壁にぶつかるため、結局は自身を苦しめる結果になります。
基礎をしっかり押さえていれば、新しい技術の習得コストも下がっていきます。ITインフラの技術は日々進化していますが、その根底にある基本原則は変わりません。
クラウドや自動化ツールなど、新しい技術が登場した際にも、それらを活用するには基礎知識が不可欠です。
2-2. パターン②…環境要因
自分自身の考えや行動に問題がない場合、環境に問題がある可能性があります。職場環境が問題の場合には、転職して職場を変えることで解決することがあります。
●周囲に聞けず成長を抑圧される環境
インフラエンジニアが仕事についていけなくなる悪い環境のひとつが、周囲に質問ができず成長が抑圧される環境です。
また、積極的に新しいことに挑戦しようとしても「新人は黙って言われたことをやれ」という雰囲気だと、成長が妨げられてしまいます。
もし今の環境にこのような抑圧的な雰囲気があるのであれば、転職を視野に入れてください。成長を支援してくれる環境に身を置くことが、あなたのキャリアを広げることに繋がります。
●過度な残業や低賃金などブラックな環境
過度な残業・低賃金・パワハラの横行など、ブラックな労働環境の場合、仕事についていけないと感じてしまうのは当然です。このような状況下では、スキルの向上どころではなく、心身の健康を脅かされかねません。
また、インフラエンジニアとして採用したにもかかわらず、関係のない業務をさせる悪徳企業も存在します。
「今の職場では頑張っても疲弊するだけな気がする。でも転職でまた同じことになったらどうしよう…」とお悩みの方は、ぜひユニゾンキャリアにご相談ください。
ユニゾンキャリアは、IT業界専門の就職・転職支援サービスです。
弊社では、インフラエンジニアを不当な低賃金で働かせたり、エンジニアに関係のない業務をさせたりするようなブラック企業とは取引を行っていません。あなたのキャリアを考えた優良企業の求人をご紹介します。
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3.インフラエンジニアの仕事についていけない時の対処法
インフラエンジニアとして働いているけれど、仕事についていけず悩んでいる方のために、仕事についていけない場合の対処法を具体的に紹介します。
3-1. 分野を横断したITインフラの基礎を取得する
知識やスキルが不足していて仕事についていけないと感じている場合は、分野を横断したITインフラの基礎を学ぶのが大切です。
ITインフラは各機能が相互に依存し合っているため、ITインフラ全体を横断的に理解することが、インフラエンジニアとしての成長には不可欠です。
まずは、ネットワーク・サーバーの2領域からスタートし、徐々に分野を広げたり知識を深めたりすることをおすすめします。基礎知識を習得することは、将来的に高度な設計や提案を行う際の基盤にもなります。
3-2. 能動的な姿勢で経験値を増やす
インフラエンジニアとして成長するためには、与えられた仕事をこなすだけでなく、能動的に経験を積むことが重要です。座学で学んだ知識は、現場で実践してはじめて使えるスキルになります。
また、現場で経験を重ねると、座学だけでは得られないノウハウを身に付けることも可能です。
能動的な姿勢で業務に臨めば、インフラエンジニアとしての実力が着実に付き、自信を持って仕事に取り組めるようになります。
3-3. 体系的な知識の取得には資格取得が有効
インフラエンジニアの仕事についていけないと感じたとき、資格取得によるスキルアップが効果的です。実務で得られる知識は断片的になりがちですが、資格勉強を行えば知識を整理しながら理解できます。
インフラエンジニアにおすすめのレベル別の資格は以下のとおりです。
レベル | 資格名 |
入門レベル(未経験者向け) | ITパスポート、CCNA、LinuCレベル1、AWSクラウドプラクティショナー |
基礎レベル(実務経験1-2年程度) | 基本情報技術者試験、LinuCレベル2、AWSソリューションアーキテクト アソシエイト、情報セキュリティマネジメント |
中級レベル(実務経験3-5年程度) | 応用情報技術者試験、CCNP、LinuCレベル3、CompTIA Security+ |
上級レベル(実務経験5年以上) | ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、AWS認定 SPECIALTY、情報処理安全確保支援士 |
自身のレベルや身に付けたい分野に合った資格を選択してください。資格取得はスキルの客観的な証明になるため、自信にも繋がります。
さらに、キャリアアップや転職時のアピールポイントにもなり、インフラエンジニアとしての価値を高めることができます。
3-4. 環境に問題ありなら転職一択
過度な残業が常態化、質問しても教えてもらえない、パワハラが行われているなど、環境の悪さが原因で仕事についていけないと感じている場合は、転職して職場を変えてください。
環境のせいで成長を妨げられていると感じるなら、躊躇せずに転職すべきです。新しい環境に飛び込むことは勇気がいりますが、長期的にはインフラエンジニアとしての成功に繋がります。
4. 後悔しないインフラエンジニア転職のコツ
転職して今の状況を変えたい方のために、後悔しないインフラエンジニア転職のコツを紹介します。
4-1. 実務経験の積める企業を選ぶ
未経験からインフラエンジニアになる方に特に重視して欲しいのが、実務経験を積める企業を選ぶことです。
特に、長期の研修を設けている企業の中には、研修と称して家電量販店やコールセンターに派遣する企業があります。そのような企業は、一度派遣した後「まだ案件がないから」と言っていつまでもエンジニア業務をさせないこともあります。
未経験から転職する人は、長い研修がある方が安心と思ってしまいがちです。しかし、研修の有無や長さではなく、インフラエンジニアとしての実務が行えるかを重視して企業を選ぶのが大切です。
一般的に、エンジニア経験者のスキルレベルは経験年数で判断されます。そのため、少しでも経験年数を伸ばせるように、実務に早く携われる企業を選んでください。
4-2. スキルの棚卸しでミスマッチを防ぐ
転職前に「スキルの棚卸し」をして、自身のスキルを認識するのが大切です。現在の環境を変えたいという思いだけで安易に転職先を決めるのは、後悔の原因になるため避けなければなりません。
自身のスキルに見合わない企業を選ぶと、また仕事についていけないと後悔することになります。
具体的には、以下のような自身のスキルを確認してください。
スキルの棚卸しにより、自身の強みと弱みが明確になり、次のキャリアステップに必要な要素も見えてきます。転職後に再び「仕事についていけない」という事態に陥らないよう、自身のスキルを正確に把握し職場を選ぶことが大切です。
4-3. ブラック企業を見極めて回避する
残念ながら、インフラエンジニアを過酷な環境で働かせるブラック企業も存在します。転職で後悔しないためには、ブラック企業を見極めて回避することが重要です。
以下のような特徴がある企業は、ブラック企業の可能性が高いため注意が必要です。
- ・採用数が不自然に多い、社員の平均年齢が低い:環境が悪く離職率が高い可能性大
- ・評価制度が整っていない:公平な評価がされず昇進の機会が限られる
- ・3次請け以降のSES企業:低賃金で過酷な労働環境
ブラック企業に入社すると、劣悪な労働環境に疲弊することになります。自身でブラック企業を見極める自信がない場合には、転職支援サービスを活用し第三者の視点で信頼できる企業の紹介を受けてください。
5.インフラエンジニア転職ならユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアは、IT業界専門の就職・転職支援サービスを行っています。
後悔しない転職を実現したい方は、ぜひ弊社ユニゾンキャリアにご相談ください。
5-1. インフラエンジニアの転職成功事例
ー今回の転職で叶えたかったことはなんですか?
転職するからには年収を上げたかったですし、上流の仕事をしてみたいという思いもありました。
また、前職では「もっとスキルを身に付けたい」という思いの方が周りにあまりいなくて…自分とのやる気の差を感じて頑張りづらさがあったので、転職してモチベーションの高い人達と働きたい!という思いも強かったです。
ー選考の結果はいかがでしたか?
転職するにあたって叶えたかった「年収アップ」「上流の仕事ができる」「モチベーションの高い人達と働ける」企業の求人を紹介してもらって、5社中3社から内定をもらいました。
その中から、年収が高くて会社規模の大きい、上流工程の業務が必ずできる会社に決めました。
ちなみに、紹介いただいた求人の中にはフレックスタイム制やリモートワークができるものもあったのですが、自分の中では重要事項ではなかったので、そこは決定打にならなかったです。
ーユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!
キャリアアドバイザーの酒井さんは結構ラフな感じで接してくれて、すごく話しやすかったです。
あと面接対策では、ちゃんとダメなところはダメと指摘してくれて、僕としては本当にありがたかったです。
1人知り合いの人で転職について悩んでいる人がいたので、その人に酒井さんを紹介したら、無事転職成功していました。つまり人に紹介できるほど良いサービス、ってことです(笑)
ここからまたエンジニアとして頑張っていきます!本当にありがとうございました。
転職体験インタビュー:【年収120万円UP】経験1年でキャリアアップ!週4リモートで自分らしく働いています
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5-2. ユニゾンキャリアのサービス特徴
ユニゾンキャリアは、IT業界専門の就職・転職支援サービスです。
ユニゾンキャリアの特徴は、IT業界に特化した豊富な求人と、業界に精通したアドバイザーによる手厚いサポートにあります。
未経験からの転職、経験者のキャリアアップ転職、どちらも豊富な実績があるため安心してお任せください。
経験豊富なアドバイザーが、応募書類の添削や面接対策といった選考対策も実施します。
また、弊社ではそもそもブラック企業とは取引を行っていません。独自にヒアリングした企業の良い点・悪い点を包み隠さずお伝えするため、安心して転職をしていただいております。
ご相談から内定まで「完全無料」で利用できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
\本気のITエンジニア転職支援サービス/ ※同意なく進めることはありません!
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役