インフラエンジニア3年目はキャリアの要!年収アップに必要なスキルと転職成功術|インフラ転職ガイド
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・3年働いているのに年収が上がらないのはなぜ?
- ・今の自分のスキル・経験で転職はできるの?
- ・インフラエンジニア3年目の転職で年収を上げるために必要なことは?
インフラエンジニア3年目となると、仕事に慣れて気持ち的にも余裕が出てくるころです。
「そろそろ年収アップしたい」「キャリアアップを目指したい」など考えるタイミングでもあります。
しかし、自身の市場価値や年収アップに必要なことを知らずに転職活動をはじめても、納得のいく結果は出せません。
事前に読みたい⇒インフラエンジニアの転職を完全網羅!未経験・経験者まとめてこれ一本|インフラ転職ガイド
目次
1.インフラエンジニア3年目の市場価値
インフラエンジニア3年目の需要が高い理由や平均年収を解説します。
1-1.3年目は高いニーズがある
様々な実務経験を積んだ3年目のインフラエンジニアには、高い需要があります。なぜなら、インフラエンジニアは深刻な人手不足だからです。
独立行政法人情報処理推進機構(以下IPA)の「IT人材白書2023」によると、インフラエンジニアを含むIT人材の「量」が不足していると回答した企業は80%以上です。
さらに、IT人材の「質」が足りていない企業は85%を超えています。
人手不足の原因の1つは、政府のIT活用推進政策にあります。
- ・DXの加速
- ・デジタル化推進政策
- ・Society 5.0
これらの取り組みにより、企業のIT活用や公共インフラの整備が進み、通信量・情報処理量の増加も見込まれている状況です。
そのため、実務経験3年目の市場価値は高く、特に設計・構築を経験している方は引く手数多です。
1-2.インフラエンジニア実務経験3年の平均年収
弊社支援の場合、インフラエンジニア3年目の平均年収は400万円ほどです。1年目は250〜330万円ですが、3年目になると大きく年収が上がります。
インフラエンジニア3年目の年収が高い理由は、以下のとおりです。
- ・即戦力として活躍できる
- ・上流工程に携わる機会が増える
- ・新人を指導する立場になる
3年目はインフラの基礎を理解し、人によっては設計・構築もそつなくこなせる段階です。チームのリーダー的存在となることも多く、企業から即戦力として期待されます。
そのため、スキル・経験のある方は転職することで年収アップを実現しやすいです。
2.インフラエンジニア3年目なのに年収が上がらないワケ
インフラエンジニア3年目は市場価値が高い一方で、年収が上がらなくて悩んでいる方も少なくありません。ここでは、年収アップできない主な理由を3つ解説します。
2-1.監視・運用から抜け出せていない
インフラエンジニア3年目で「監視・運用」しかできなければ、年収は上がりません。
特に、監視業務しかできない場合、企業や役職によっては30代・40代で年収400万円以下の方もいます。
監視・運用はインフラエンジニアの中で年収が一番低く、上がりにくい仕事です。保守や構築など上のフェーズへキャリアアップしなければ、年収アップは見込めません。
2-2.商流の深い企業にいる
IT業界の多重下請け構造で、商流の深い企業に所属している場合も年収アップは難しくなります。
多重下請け構造とは、発注元から依頼された業務の一部が元請けから2次請け・3次請け…へと再委託されていくピラミッド構造です。
下請けになればなるほど多くの中間マージンが取られるため、売上は少なくなります。
そのため、下請けすぎる企業のエンジニアの給料は低くなります。
実際、Tech総研が行ったアンケートによると元請けの平均年収が603万円なのに対し、3次請けは498万円です。年代別で見ると、30代以降は元請けと3次請けで100万円以上の差が生まれています。
引用:Tech総研-IT業界の給与格差を探る!元請けと下請でいくら違う?
そのため、年収を上げるには商流の深い企業から抜け出す必要があります。
2-3.面接で正しくアピールできていない
転職で年収アップできない方は、面接でスキルや経験を効果的にアピールできていないことが考えられます。なぜなら、入社時の年収は面接の評価で決まるからです。
アピールが上手くいかないと、むしろ年収が下がることさえあり得ます。
年収アップを目指すなら、インフラエンジニアとしての価値を以下のようにアピールすることが重要です。
入社後にどう成果を上げ、貢献できるのかを具体的にアピールすれば、より良いオファーにつながります。
3.インフラエンジニア3年目の転職はキャリア飛躍のチャンス
インフラエンジニア3年目の転職は、キャリアアップ・年収アップするチャンスとなります。
なぜなら、複数のプロジェクトで様々な経験やスキルを身に付けており、市場価値が高まっているからです。
特に、高度な資格や設計・構築の経験があれば年収交渉をしやすく、大幅な年収アップが見込めます。
保守まで経験のある方なら、上流工程メインの企業から複数の内定を取れる可能性があります。
弊社ユニゾンキャリアは、エンジニアに特化した転職・就職支援サービスです。
「今すぐ転職するつもりはないけど、自分の市場価値を確かめたい」といったご相談も大歓迎です。ご相談から内定まで「完全無料」でご利用できますので、お気軽にお問い合わせください。
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4.インフラエンジニア3年目(以降)に必要なスキル
インフラエンジニア3年目以降の転職に必要なスキルを3つ紹介します。
4-1.実務的なITスキル
インフラエンジニア3年目の転職を成功させるには、実務レベルの知識とスキルが欠かせません。
- ・サーバー・ストレージ・ネットワークなどハードウェアの知識・スキル
- ・ミドルウェアやデータベースなどソフトウェアの知識
- ・スクリプト言語やSQLのスキル
- ・クラウドサービスや仮想化技術の知識
- ・セキュリティの知識
日々の業務で学べるものは、積極的に取り組むことがスキルアップの近道です。仕事で関わらない分野は、資格を取るなどして勉強すれば転職時に役立ちます。
特に、クラウドやセキュリティは需要が高いため、知識を身に付けておくと年収アップしやすいです。
4-2.プロジェクト管理とマネジメントスキル
年収を上げるには、インフラエンジニア3年目以降はマネジメントスキルを磨くことが重要です。
マネジメントスキルとはプロジェクト全体をまとめて成果を上げる力のことで、具体的には以下のスキルをいいます。
- ・目標設定
- ・問題解決能力
- ・コスト・納期・品質の管理
- ・スケジュールやメンバーの管理
インフラエンジニアとして経験を重ねていくと立場が上がり、チームやプロジェクトのマネジメントをすることが増えてきます。特に、上流工程では必須のスキルです。
マネジメントスキルは運用・保守業務の中でも身に付けられるため、日ごろから意識して取り組んでみてください。
マネジメントスキルがある方の市場価値は高いので、年収アップやキャリアアップが狙えます。
4-3.顧客折衝能力
顧客折衝(せっしょう)能力もインフラエンジニアのキャリアアップに欠かせません。顧客折衝能力とは、利害関係が一致しない相手と駆け引きを行い合意点を見出すスキルのことです。
分かりやすくいうなら、相手がどこまで譲れて、どこからは譲れないかを把握して交渉する力をいいます。
上流工程は顧客と話す機会が多く、例えば以下の場面で顧客折衝力が必要です。
- ・顧客と自社の双方が納得できる予算や納期を決める
- ・顧客にトラブル発生時の協力を求める
- ・受け入れがたい値下げを要求されたときに合意点を見出す
顧客折衝能力を磨くには、普段から以下の点を心がけることが大切です。
- ・相手の期待や意図を考える
- ・声のトーンや態度などの非言語コミュニケーションを意識する
- ・些細なことでも疑問を持ち、答えを考える
努力次第で誰でも身に付けられるので、紹介したポイントを参考にぜひ取り組んでください。
5.インフラエンジニアのキャリアアップにおすすめの資格
インフラエンジニアがキャリアアップする際、資格の取得が効果的です。おすすめの資格を3つ紹介します。
資格 | 詳細 | 勉強時間 | 試験実施日 | 受験料 |
CCNP | ネットワークの深い専門知識を証明するベンダー資格 | およそ300時間 | 任意 |
合計99,400円(2024年10月時点)
|
ネットワークスペシャリスト試験 | ネットワーク分野で最高難度の国家資格 | 50〜100時間 | 春期(4月)の年1回 |
7,500円(税込)
(2024年10月時点) |
AWS認定資格 | クラウドサービスシェア世界No.1のAWSに関する資格 | 【Foundational】 40〜80時間 【Associate】 80〜120時間 【Professional】 120〜200時間 |
任意 |
【Foundational】15,000円
【Associate】20,000円 【Professional】40,000円 (2024年10月時点) |
ネットワーク分野でおすすめの資格は、「CCNP」と「ネットワークスペシャリスト試験」の2つです。難易度はネットワークスペシャリスト試験のほうが高くなっています。
AWS認定資格には、「Foundational(基礎)」「Associate(中級)」「Professional(上級)」の3つのレベルがあります。キャリアアップを目指すなら、中級レベルの「Associate」がおすすめです。
「Associate」で最も基本となる資格は「AWSソリューションアーキテクト・アソシエイト」なので、ぜひチャレンジしてみてください。
6.インフラエンジニア3年目の転職でやりがちな失敗談
インフラエンジニア3年目は市場価値が高いとはいえ、転職に失敗してしまう方もいます。転職でやりがちな失敗を紹介します。
6-1.知名度や年収にこだわりすぎた
インフラエンジニア3年目の転職でやりがちな失敗の1つは、知名度や高年収にこだわりすぎてしまうことです。
- ・「高年収だからこの企業で大丈夫」
- ・「IT業界で知名度が高いからホワイトそう」
- ・「年収いくら以上じゃないなら転職しない」
知名度や年収にこだわりすぎると、自身のスキルが採用条件を満たしていないことがあり、中々内定を取れません。
また、年収が高いからといってなんとなく応募してしまい、やりたい仕事ができなくて後悔するケースもよくあります。
仮に今は望む年収が得られないとしても、スキルを磨いていけば着実に年収アップ・キャリアアップしていけます。
転職先選びは未来への投資でもある!年収や知名度に惑わされず、あなたに合った企業を探そう。
6-2.取引先企業を確認せずに応募する
企業の取引先を確認せずに応募して、キャリアアップや年収アップができなかった方も少なくありません。
取引先は、企業の信頼性や安定性を測るバロメーターです。例えば、取引先がSES企業ばかりの場合、下請けすぎてやりたい仕事をできない恐れがあります。
取引先に大手優良企業や非IT企業があれば、上流工程の仕事があり信頼できる企業だと判断可能です。
弊社ユニゾンキャリアは、エンジニアに特化した転職・就職支援サービスです。
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6-3.書類選考・面接対策が不十分だった
書類や面接の対策が不十分だと、転職に失敗することが多いです。
1次選考の書類審査は忙しい業務の合間を縫って行うため、1人の書類を見る時間は長くても1分ほどです。そのため、以下のような書類は流されてしまいます。
- ・パッと見て読みづらい・分かりづらい
- ・知りたい情報が書かれていない
- ・具体性がなくイメージしづらい
また、面接対策が不十分な方は具体性に欠ける内容や的外れな回答をして評価を落としてしまいがちです。
よくあるNG例として、転職理由を聞かれたときに「キャリアアップのため」という回答が挙げられます。
「キャリアアップ」といった抽象的な言葉だけでは、「何を持ってキャリアアップと考えるのか?」という大事なポイントが伝わりません。
年収アップやキャリアアップを実現したいなら、企業分析と自己分析を行ったうえで入念な対策を練る必要があります。
7.インフラエンジニア3年目に年収アップを実現する3つの秘訣
インフラエンジニア3年目の転職で年収アップを実現するための秘訣を3つ紹介します。
7-1.自身の正しい市場価値を把握する
インフラエンジニア3年目に年収アップするポイントの1つは、自身の正しい市場価値を知ることです。
3年目とはいえ、経験年数と技術力は必ずしも比例しません。監視・運用をしている方もいれば、設計・構築で活躍している方など様々なため、市場価値は人によって異なります。
とはいえ、正しい市場価値を知ることは簡単ではありません。社内での評価は分かっても、他社では物差しが違うため異なる評価になることがあります。
客観的に自分の市場価値を確かめるなら、アウトプットが効果的です。
発信が苦手な方は、弊社ユニゾンキャリアにお問い合わせいただき、ご自身の実績とスキルをお伝えください。
あなたの正しい市場価値・本来の年収をお答えできますので、お気軽にご相談ください。
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7-2.キャリア設計に合った企業選び
転職先選びでは、キャリアプランにマッチする企業を探す必要があります。理由は3つです。
- ・自身が目指す分野の専門性を高められる
- ・長期的に安定したキャリアを築ける
- ・仕事のモチベーションが保てる
方向性の異なる企業に入ると、「必要なスキルや経験が得られない」「キャリアの方向性がズレてしまった」と後悔につながります。市場価値が高まらないので、年収も上がりません。
今後の方向性が定まっていない方は、キャリア設計から行うことが大切です。3年後・5年後になりたい姿を思い浮かべ、そこに辿り着ける企業を選ぶことが転職成功につながります。
7-3.徹底した情報収集と面接対策
年収アップを実現するには、面接対策が欠かせません。まずは、以下の内容を整理することが大切です。
- ・参加したプロジェクトの詳細と役割
- ・自社や顧客の評価
- ・プロジェクトを通して身に付けたスキル・強み
- ・仕事で主体的に取り組んだこと
- ・企業に貢献できること
面接で効果的なアピールをするためには、具体的なエピソードを用いて他者と差別化することが大切です。
上記のポイントを参考に、あなたならその企業で確実に貢献できると思わせられる内容を考えてみてください。
また、転職市場の動向や企業の方向性・ビジョンなどの情報収集も転職成功に不可欠です。
応募する企業の方向性やビジョンを把握し、あなたのキャリアビジョンとマッチするか確かめることも欠かせません。
情報収集と面接対策を徹底的に行えば、企業にとって価値ある人材であることを示し、今より高い年収オファーを引き出せる可能性が高まります。
8.インフラエンジニアの転職はユニゾンキャリア
インフラエンジニア3年目の転職は、キャリアの分岐点です。
内定を目指す転職ではなく、年収アップやキャリアアップを実現したい方は、ぜひユニゾンキャリアへお問い合わせください。
8-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ユニゾンキャリアは、エンジニアに特化した転職・就職支援サービスです。
元エンジニアなどIT業界に精通した専任のアドバイザーが、あなたのキャリアアップ・年収アップを成功させるためのサポートを行います。
大量の求人に応募させたり、転職を急かしたりすることは一切ないため、納得のいく転職先が見つかるまであなたのペースで転職活動を進められます。
「インフラエンジニアとして3年働いたけど強みが分からない」「年収アップできるか知りたい」など疑問や不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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8-2.インフラエンジニアのキャリアアップ成功事例
-転職しようと思ったきっかけを教えてください!
インフラエンジニアとして働くことに慣れてきて、改めてインフラ技術が好きだなと思うようになり、今よりもっと仕事の幅を広げたい、スキルが身につく環境で働きたいと考えるようになったからです。
あとは、インフラ技術や仕事について語り合えるような友達ができたらいいな、という気持ちもありました!やっぱり自分で色々調べて勉強している方と喋るのが楽しいなって思うので!
-前職で大変だったことはありますか?
基本的に一人で対応しているので、周りにチームメンバーが誰一人いなかったんですよ。時々チームメンバーが来たときに、機器について調べて新しく分かったこととか共有しても、あんまり響いていない感じで…
新しい知識の収集や共有をめんどくさがっちゃう方が多かったので、お客さんのためにもっと良くしていきたい、そのために何ができるか、というのを一緒に考えるようなことがあまりなかったので、寂しいなって思ってました。
もちろん嫌いとか、嫌な人とかはいなかったです!だからこそ、そのメンバーと同じ方向を向いて頑張っていけたらそれが一番良かったんですけど、なんとも難しかったですね。
-転職活動にかかった期間を教えてください!
転職しようと思ったのが12月の最初くらいで、本気で転職活動に取り組み始めたのが1月の上旬、今の会社の内定を承諾したのが2月頭なので、全体を通して2ヶ月くらいですね。
ただ、ユニゾンキャリアさんを利用し始めたのは1月の中旬くらいからなので、そこから数えると2〜3週間くらいで内定が出ています!
転職活動ってもっと時間がかかると思っていたので、最初の頃は焦りしかなかったんですけど、働きながらでもスムーズに転職できて本当に良かったです。
転職体験インタビュー:SESから独立系SIerへの転職で年収アップ!面接の具体的なアドバイスをもらいしっかり対策できました
転職の成功事例をさらに詳しく知りたい方はこちら⇒弊社を利用した転職者のインタビュー
キャリアアップや年収アップを目指す転職で、分からないことや気になることがあれば1人で悩まず、ぜひユニゾンキャリアへご相談ください。
IT業界に詳しいプロのアドバイザーがご相談から内定まで「完全無料」でサポートいたします。
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このようなことで
悩まれています。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役