女性エンジニアはなぜ少ない?理由や人気度、未経験転職のコツを解説|エンジニア転職ガイド
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・女性のエンジニアは少ないの?
- ・女性がエンジニアを目指すのは止めたほうがいい?
- ・女性がエンジニアになるならどうやって転職先を選べばいい?
「エンジニアは女性の数が少ないから、転職は止めたほうがいいのかな」と迷っていませんか?たしかに、女性が少ない職種を選択するのは不安になるものです。
実際、女性の割合はまだ少ないですが、エンジニアという職種に魅力を感じ、転職に踏み切る方は急増しています。
事前に読みたい⇒女性もITエンジニアになれる?女性のメリットから適性と失敗しない未経験転職のコツ|エンジニア転職ガイド
目次
1.ITエンジニアの女性割合は約20%
エンジニアは、いまだに「男性が多い」というイメージの強い職種です。実際に、エンジニアの女性割合はどのくらいなのでしょうか?
1-1.ITエンジニアとして働く女性の割合
一般社団法人 情報サービス産業協会の調査によると、2023年時点でIT企業に勤務するエンジニアの女性比率は22.6%となっています。
単純計算すると5人に1人が女性ということになりますが、少ないのは事実です。しかし、2016年の同調査では女性エンジニアの割合は13.1%だったため、8年間で10%ほど増加しているという事実もあります。
IT業界は人材不足が叫ばれており、女性エンジニアの活躍は今後さらに増えていくと考えられます。
1-2.ITエンジニアに転職する女性は急増
近年、エンジニアへ転職する女性の数は急増しています。株式会社リクルートによると、女性のエンジニア転職者数は、2022年までの10年で6.22倍に増えているということです。
弊社にも、エンジニアに転職したい女性からのお問い合わせを多く頂いています。
販売・接客業からエンジニアへとキャリアチェンジを実現させた方の例もあります。「女性が少ない職種にチャレンジするのは不安」と思うかもしれませんが、すでに多くの方がエンジニアへの転職を実現しているのです。
ユニゾンキャリアでは、ITエンジニア専門の転職・就活支援サービスを行っています。
専任のアドバイザーによる丁寧なサポートを実施しており、女性のエンジニア転職サポート実績もたくさんございます。
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2.女性エンジニアが少ない理由は社会的背景
これまで女性エンジニアが少なかったのは、世の中の人々が持つエンジニアという職種やIT業界に対するイメージが関係しています。女性エンジニアが少なくなっている社会的背景を解説します。
2-1.理系分野の男女比の偏り
エンジニアという職種は、理系学部を卒業した人がなるものというイメージが定着しており、日本では、理系学部へ進む女性は少ない状態です。
職業選択の前に学問上の進路選択で理系を選ばないことが多いため、女性はエンジニアになる選択肢が遠のいているということです。
Indeed Japan株式会社の行った調査では、IT技術関連職従事者の最終学歴は、理系出身者は40.3%、文系出身者は38.7%とほぼ差がない結果となっています。
ITエンジニアは理系出身だけでなく、文系出身でも活躍できる職種です。
2-2.女性には向いていないという思い込み
エンジニアは女性に向いていないという思い込みがあることも、理由のひとつです。
エンジニアは論理的思考力が必要な職種です。しかし「女性は物事を論理的に考えるのが苦手」というイメージを持つ人が多く、エンジニアに不向きであるという考えに繋がっています。
しかし、この説に科学的根拠はないと言われています。
エンジニアは知的労働のため、男女どちらかに向き不向きがある仕事ではありません。ですが、女性には不向きな職種という誤ったイメージが定着しているのです。
2-3.IT業界は残業が多くブラックなイメージ
IT業界は残業が多くブラックだという業界全体に対するイメージも、女性を遠ざけてしまった原因です。
残業や休日出勤が多い印象から「体力的にしんどいのでは?」と敬遠する方も多くいます。確かにエンジニアの仕事は、納期に追われたり、予期せぬトラブルが発生したりすることで残業が発生することもあります。
しかし、すべての企業が社員に無理を強いるようなブラック企業というわけではありません。
残業の多さは職種や企業によって異なり、しっかり転職先を選ぶことでホワイトな環境で働くこともできます。業界全体のイメージが先行し、エンジニアという職種を選ばない女性も多かったのです。
3.ITエンジニアは事務に変わる女性人気の職業に?
エンジニアを検討されている女性の中には「事務職に近いから」という理由で候補に挙げる方は結構多いです。その理由について解説します。
3-1.求人数が減少する事務と増加するエンジニア
近年、事務職は求人数が減少する一方、エンジニア職は求人数が増加しています。さらにエンジニア職は求職者より求人数が多いため、転職がしやすい状況です。
厚生労働省が2024年6月に発表した職種別の有効求人倍率をみると、一般事務職の有効求人倍率は0.34倍、エンジニア職の有効求人倍率は1.52倍となっています。事実上、求人差が5倍あるということがわかります。
※有効求人倍率とは、求職者一人あたり何件の求人があるかを指す。
つまり、企業はエンジニアをもっと採用したいと考えており、求職者にとって売り手市場になっており、求人数が減少している事務職よりも、エンジニア職の方が転職できるチャンスが多いということになります。
3-2.企業ではなくスキルが安定性をもたらす社会に
現代は、先行きが不透明で予測が困難な社会になっています。
エンジニアとしての専門スキルが高いほど、価値のある人材になるため、スキルが市場価値に直結し、ひとつの企業に依存する必要がなくなります。
そのため、現代社会において、エンジニアは魅力的な職種になっているのです。
3-3.ITエンジニアの転職は若いうちがチャンスである
未経験からエンジニアへの転職は、若いうちがおすすめです。
具体的には、社会人3年目に相当する第二新卒の25歳を区切りに、前後2歳で転職のしやすさが変わってきます。
28歳以上になると、未経験からの転職難易度が上がります。
エンジニアへの転職を検討している場合、ITの基礎知識やプログラミングを学んだり資格を取得したりして準備を進めつつ、早めに転職活動を始めるのがおすすめです。
「40歳主婦がエンジニア転職!」とプログラミングスクールなどの広告では言っていますが、実際、エンジニアの未経験求人の大半が35歳未満で制限を設けています。エンジニアの転職で悩まれている場合は、早めの動きだしが大切です。
ユニゾンキャリアではITエンジニア専門の転職支援を行っています。
エンジニアになりたいけど「転職できるか不安」「なにも準備できてないけど相談していいの?」といった方でもお気軽にお問い合わせください。
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4.女性エンジニアが急増している3つの理由
今までは少なかったのに、なぜエンジニアへ転職する女性が増えているのでしょうか?その疑問にお答えします。女性エンジニアが急増している3つの理由を紹介します。
4-1.女性の活躍推進と働き方改革
日本では、少子高齢化による労働人口の減少が問題視されており、女性の活躍推進や働き方改革など社会の動きが、女性が働ける環境の改善に向かわせています。
そのため、女性のIT人材の活躍が期待されているのです。
このように、社会的な女性活躍推進の動きや、多様な働き方の選択肢が増えたことが、エンジニアになる女性が増えた理由のひとつです。
4-2.未経験から目指せる学習機会の増加
プログラミングを学習できる場が増えたことも、女性エンジニアが増えている理由のひとつです。
以前は、専門学校や大学の情報学部・理工学部等に進まなければ、プログラミングを学ぶことができませんでした。
しかし、IT人材の不足を解消するために企業や教育機関がプログラミング教育に力を入れ始め、初心者でもプログラミングを学べる場が増加しています。
現在は、社会人向けのオンラインプログラミングスクールや専用の学習サイト等で、初心者でも気軽にプログラミングを学ぶことができます。
プログラミング学習の敷居が下がったことで、女性もエンジニアを目指しやすくなったのです。
4-3.高年収と市場価値の安定性
平均年収が高く将来性もあるという点に魅力を感じ、エンジニア職を選ぶ女性も多くなりました。
転職サービスdodaによると、技術系(IT/通信)職の女性エンジニアの平均年収は398万円となっています。具体的な職種ごとの女性の平均年収は下記の通りです。
職種 |
平均年収 |
592万円 |
|
385万円 |
|
380万円 |
|
388万円 |
国税庁が発表している「民間給与実態統計調査結果」によると女性の全国平均年収は314万円となっており、エンジニアは他職種に比べ平均年収の高い職種だとわかります。
エンジニアとしてのスキルを身に付け市場価値の高い人材になれば、1,000万円といった高収入を狙うことも可能です。
また、IT人材はすでにかなり不足している状況ですが、今後もその状況は加速していくと予想されています。経済産業省は、2030年には最大で約79万人ものIT人材が不足すると試算しているのです。
エンジニアは社会的にニーズが高く、今後も高い需要が見込まれる職業といえます。
他職種よりも高年収で将来性も高いという点に魅力を感じ、エンジニアへ転職する女性が増加しているのです。
5.女性がエンジニアに転職する際に気を付けること
これからエンジニアへ転職したいという方のために、転職先選びで注意するべきポイントを解説します。
5-1.研修期間が長すぎる企業は危険
未経験から転職をする場合に注意すべき点は「しっかり研修がある企業を選びたい」と考えすぎることです。
むしろ、研修期間が長すぎる企業を選ぶのは非常に危険です。
未経験からエンジニアとして転職する場合は、SES(システムエンジニアリングサービス)という取引先企業に技術者派遣をする形態の企業へ入社するのが一般的です。
しかし、研修期間が終わった後にも「今は案件がないから」と言い、引き続きエンジニア業務以外をさせることがほとんどです。
そのような企業に入社すると、エンジニアを目指しているのに貴重な時間を奪われてしまいます。転職先を選ぶ際は、研修期間が長すぎる企業に騙されないよう注意が必要です。
5-2.会社の雰囲気を押す求人はほぼブラック
求人票や採用サイトで「風通しが良い」「アットホームな雰囲気」など、職場の雰囲気をアピールポイントとして押し出しているのは、ほぼブラック企業なので注意が必要です。
ホワイト企業であれば「有給消化率100%」「福利厚生が充実」など、具体的なメリットを提示できます。そのような具体的な情報を書かない企業は、実際の労働環境の悪さを隠そうとしている場合があるのです。
求人を見て「アピールポイントがふわっとした雰囲気ばかりだな」と思う企業は、注意が必要です。
5-3.産休・育休に関する制度の有無
産休・育休に関する制度が整っている会社かどうかは、女性が転職先を選ぶ場合にチェックすべきポイントです。
制度の充実度合いと、実際に制度を利用して復職した社員がいるかどうかを確認することをおすすめします。産休・育休を取得した後も長く働きつづけるには、子育てを応援する職場の環境も重要です。
また、国が認定する女性活躍推進企業の証である「えるぼし認定」や、子育てサポート企業の証である「くるみん認定」を取得している企業は女性が安心して働ける企業です。
転職先を選ぶ際には、出産後も長く働ける環境が整っているかを確認することをおすすめします。
6.女性のエンジニア転職はユニゾンキャリア
エンジニアに転職したいけれど「転職先を見極める自身がない」「選考対策の方法がわからない」といった方は、ぜひユニゾンキャリアへご相談ください。
ユニゾンキャリアではIT業界専門の転職・就活支援サービスを行なっています。
6-1.女性の転職成功事例
-Q.エンジニアに転職しようと思ったきっかけはなんですか?
PCを使って動画を作ったりなど何かしらを創作する機会が多くて、もともとITにすごく興味があったんです!
転職を考え始めた時の年齢が27歳で、未経験からIT業界を目指すのであれば、今のうちに挑戦した方が数多くの選択肢の中から選べるんじゃないか、って思ったのでこのタイミングでエンジニアに転職することを決めました。
-Q.ユニゾンキャリアではどんなサポートをしてもらいましたか?
1番最初はIT業界とエンジニアの職種や働き方について詳しく教えていただき、そこで開発とインフラの違いについても詳しく教えてもらい、そのうえでインフラエンジニアを目指すことを決めました。
その後は、未経験から挑戦できる企業かつ、研修制度が整っている企業の求人のみを紹介していただきました。
あとは、履歴書と職務経歴書の添削と面接対策も行ってもらい、企業ごとにこういった言い回しが良いですよ、というようなポイントを教えてもらいました。
-Q.ユニゾンキャリアを利用した感想を教えてください!
本当に親身になって色々相談に乗ってくれてありがたかったです。
面談の中で私の特性を見て、こういった会社が合いそうですけどどうですか?ただ、こんなメリットとデメリットがあって…という風に詳しくお話しいただいて、しっかり私のキャリアのことを考えてくれているんだなと感じました。
段取りもスムーズですし、スピード感はあるけど丁寧という感じで、ユニゾンキャリアを利用して本当に良かったです!
6-2.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ユニゾンキャリアではITエンジニア専門の転職・就活支援サービスを行なっています。
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ユニゾンキャリアでは、企業の人事担当者やユニゾンキャリアで転職されたエンジニアさんにヒアリングを行い、内部情報を細かく把握しています。
企業の良い所・悪い所を包み隠さずお話し、納得して転職先を決められるように支援しています。
あなたの理想の働き方を伺い、どのようなキャリアを歩んだら良いかといったキャリアプランを一緒に考えませんか?
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※同意なく進めることはありません!
このようなことで
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こんにちは!
はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役