女性はITエンジニアに向いていない?適性からメリット・魅力を解説|エンジニア転職ガイド
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・女性はエンジニアに向いていないって本当?
- ・なぜ女性はエンジニアに向いていないと言われるの?
- ・女性がエンジニアに転職するにはどうしたらいい?
「エンジニアに興味があるのですが、女性は向いていないと聞き迷っています」と弊社に相談に来る方は多くいらっしゃいます。向いていないと聞くと不安になってしまいますよね。
実は、エンジニアへの向き不向きは性別に関係ないのですが、様々な思い込みにより向いていないという話が広まっているのです。
事実として、エンジニアは女性も活躍できる職種であり、実際エンジニアへ転職される方は急増しています。
事前に読みたい⇒女性もITエンジニアになれる?女性のメリットから適性と失敗しない未経験転職のコツ|エンジニア転職ガイド
目次
1.女性がITエンジニアに向いていないのは誤解
結論として「女性はエンジニアに向いていない」というのは間違った考えです。エンジニアへの向き・不向きは性別ではなく、個人の適性に依存します。
その証拠に、政府や企業・団体が連携して女性のIT人材育成を積極的に行っています。
IT業界は男性が働く場所という偏ったイメージを払しょくし、多くの女性のキャリアアップ・キャリアチェンジを後押しする狙いがあります。
実際、エンジニアへ転職する女性は急増しています。株式会社リクルートによると、エンジニアに転職した女性の数は、2022年までの10年で6.22倍に増えているということです。
そもそも、体力で差が生まれてしまう肉体労働とは違い、知的労働は男女のどちらかに優位があるものではありません。
男女どちらにも、エンジニアに向いている人もいれば向いていない人もいます。
そのため、女性はエンジニアに向いていないというのは明らかな誤解です。
2.女性がITエンジニアに向いていないと言われる理由
「エンジニアの向き不向きに性別は関係ないなら、なぜ女性には向いていないと言われるの?」と疑問を感じる方もいると思います。エンジニアの実情を元にその理由を紹介します。
2-1.男性的思考が有利という社会通念
エンジニアは「男性」「理系出身者」が向いているという思い込みが、女性に向かないと言われる理由のひとつです。
分かりやすい例として、「エンジニアは論理的思考力が求められるが、女性は感情的で論理的ではない」という話を聞いたことはありませんか?
過去に「男性と女性は脳が違うから、得意なことや苦手なことが違う」といった話が流布されました。
また、エンジニアなどの技術系職種は理系出身者がなるものというイメージがいまだにあります。
しかし、実際はエンジニアになるのに文系・理系は関係ありません。
Indeed Japan株式会社が行った調査では、IT技術関連職従事者の最終学歴は理系が40.3%、文系が38.7%となっています。
さらに女性では理系出身者は31.1%に対し、文系出身者は45.1%と文系出身者の方が多いことがわかっています。
「性別によって物事の得手不得手が異なる」「エンジニアは理系出身者がなるもの」というイメージが、女性には向いていないという思い込みを生んでしまったということです。
2-2.ライフステージの変化に対する懸念
結婚・出産といったライフステージの変化によって、女性は仕事をつづけるのが難しいと思われていたことも理由のひとつです。
家事や育児は女性が担うものと考える人が多かったことから、家庭か仕事かの選択を迫られることもありました。
しかし、女性の社会進出が進んでいる昨今では、女性は家庭に入るというのは古い考えといえます。
フレックスタイム制の導入や在宅勤務の推進など、ライフステージの変化があった人でも働きやすい環境を整えている企業も増加しています。
エンジニアに限った話ではありませんが、女性はライフステージの変化によって仕事を離れる必要があるといった古い風潮も、エンジニアに向いていないと言われる理由のひとつです。
2-3.女性エンジニアの割合はまだ低め
女性エンジニアは男性に比べて少ないことから、その事実だけを見て女性に向いていないと言われることがあります。
一般社団法人 情報サービス産業協会の調査によると、2023年時点でのエンジニアの女性比率は22.6%です。
「女性の割合が少ない」という面だけを見て、少ないのは向いていないからだという思い込みが生まれてしまったのです。
しかし、2016年の同調査では女性エンジニアの割合は13.1%だったため、8年間のうちに10%ほど増加しているという事実があります。
女性はエンジニアに向いていないというのは、間違った社会通念や古い風潮、少ないから向いていないという思い込みなどから生まれたということです。
3.ITエンジニアの向き・不向きで分かる女性の適性
エンジニアに「向いている人」「向いていない人」の性格を見てみると、性別では括れない個人の性格特徴であることがわかります。エンジニアに「向いている人」「向いていない人」それぞれの特徴を紹介します。
3-1.ITエンジニアに向いている女性の性格
下記がエンジニアに向いている人の性格です。
- ・集中力があり、細かい作業が好きで几帳面
- ・物事に臨機応変に対応するのが得意
- ・人と協力して物事を成し遂げるのが得意
- ・知らないものを知りたいという知的好奇心がある
エンジニアが行うプログラミング作業や設計は、細かいミスが大きな問題を引き起こす場合があります。
システム開発の仕事では、急な要件変更やシステム障害など想定外のトラブルが発生することもあります。そのため、物事に臨機応変に対応できる人がエンジニアには向いています。
さらに、エンジニアの仕事は基本的にチームで進める物です。そのため、気配り上手で周囲と協力して仕事を進めるのが得意な人はエンジニアとして活躍できます。
また、知的好奇心を持つ人もエンジニア向きです。IT業界では新しい技術や言語が次々と登場するため、技術の進歩に遅れを取らないよう絶えず学びつづける姿勢が必要だからです。
基本的には、デスクワークが苦でなくチームで連携して仕事ができる人は、エンジニアの職業適性がある性格といえます。
3-2.ITエンジニアに向いていない女性の性格
下記のような性格の人は、エンジニアには不向きといえます。
- ・物事に疑問や課題意識を持たない
- ・物事を深く考えない
- ・向上心がなく新しいスキルを身に付ける意欲がない
- ・好奇心や自発性がない
エンジニアはスキルが成果に直結する仕事です。
スキルを磨きつづけるには「もっと上手く実装する方法はないか」「もっと効率的に開発を進めるにはどうしたらいいか」といった意識を持ち仕事に向き合うことが大切です。
また、市場価値の高いエンジニアになるためには、最新技術を学び仕事に取り入れることが重要です。積極的に学び習得した技術を実践で活用することが求められます。
そのため、向上心や好奇心がなく新しいスキルを身に付ける意欲がない、新しい事を試してみようという自発性がない人はエンジニアに向きません。
ここまでエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴を紹介しましたが、これらの性格を持った人は男女どちらかに偏っているということはないはずです。
このように、エンジニア職の適性は性別ではなく、個人の性格によるものということです。
4.女性もITエンジニアとして活躍可能!
「女性はエンジニアに向いていない」というのは事実ではなく、男女問わずエンジニアとして活躍することは可能です。
「この職種は男性、この職種は女性」という思い込みが職種の選択肢を性別によって狭めてしまっています。これは男女に関わらず個人が潜在的に持つ能力を引き出せず、結果的に社会にとって大きな損失です。
また、DX推進といった動きもありIT人材の需要は高まっているものの、その数は不足しています。経済産業省によると2030年には最大で約79万人ものIT人材が不足するという予想です。
結果として、社会的に女性エンジニアの活躍が期待されています。
リモートワークといった場所に捉われない働き方や、子育てとの両立支援に取り組み女性の活躍を支援している企業も多いのです。
ユニゾンキャリアではIT業界専門の転職・就活支援サービスを行なっており、弊社のサポートで未経験からエンジニアに就職・転職した女性もいます。
「自分はエンジニアに向いているのか不安」とお悩みの方は、ぜひ一度弊社にお問い合わせください。
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5.女性がITエンジニアとして働くメリットと魅力
エンジニアとして働くことには様々なメリットがあり、その魅力からエンジニア職を選択する女性も増えています。どのようなメリット・魅力があるのか詳しく紹介します。
5-1.スキルを磨けば高年収を得られる
エンジニアは、性別に関わらずスキルを磨けば高年収を得られる職種です。
転職サービスdodaによると、技術系(IT/通信)職の女性の平均年収は398万円となっています。具体的な職種ごとの女性の平均年収は下記の通りです。
職種 |
平均年収 |
592万円 |
|
385万円 |
|
380万円 |
|
388万円 |
国税庁が発表している「民間給与実態統計調査結果」によると女性の平均年収は314万円のため、エンジニアはどの職種も平均より給与が高いことがわかります。
エンジニア職は平均年収が高く、スキルを身に付け市場価値の高い人材になれば、年収1,000万円を狙うことも可能です。
5-2.ライフイベントに合う柔軟な働き方
エンジニアは、ライフイベントに合わせた柔軟な働き方が実現できる職種です。
基本的にはインターネット環境とパソコンがあれば場所を選ばず仕事ができるため、リモートワークを導入している企業も多くあります。
実際、私の周囲には子供の保育園の送り迎えの時間に合わせ仕事のスケジュールを調整して働く方もいました。
また「リモートワークは通勤時間が削減できるため、その時間を家事や育児に活用できて助かっている」という声も聞きます。
近年は、労働環境の改善やダイバーシティの推進といった社会の流れもあり、柔軟な働き方ができる企業が増えています。
ワークライフバランスを重視した働き方ができるのが、エンジニア職を選ぶメリットのひとつです。プライベートもキャリアもどちらも諦めたくないという方に、エンジニアは適した職種です。
5-3.産後の仕事復帰のしやすさ
エンジニアは出産後も仕事への復帰がしやすいメリットもあります。
女性は出産の際に、どうしても一時的に仕事を離れなければなりません。「一度離職をすると、再就職が難しいのでは」と心配になると思います。
しかし、エンジニアの場合、ブランクがあっても経験者は貴重な即戦力として歓迎されることが多く、仕事復帰がしやすいのです。
エンジニアは不足しているため、出産を機にキャリアが断絶しないよう企業も環境整備に取り組んでいます。
子供を出産後も仕事を続けたいという方には、エンジニアはおすすめの職種です。
6.女性がITエンジニアになるための3つのステップ
これからエンジニアを目指す方のために、未経験からエンジニアになるための3つのステップを紹介します。
6-1.未経験でもなれる職種を理解する
まずは、未経験からでもなれる職種を選択するのが重要です。エンジニアといっても専門分野ごとに様々な職種があり、ある程度のスキルや経験・実績がなければ採用されにくい職種もあります。
例えば、システムの開発を行う「開発エンジニア」と、ITインフラの構築・運用を行う「インフラエンジニア」の中でも下記の職種は未経験でも挑戦しやすいです。
開発エンジニア
- ・プログラマー
- ・テストエンジニア
- ・QAエンジニア
- ・バックエンドエンジニア
インフラエンジニア
- ・ネットワークエンジニア
- ・サーバーエンジニア
- ・データベースエンジニア
これらの職種は仕事内容が異なるため、求められるスキルや適性も異なります。身に付けるべきスキルや選考の対策が変わってくるため、どの職種を目指すのか決めておく必要があります。
どうしても開発エンジニアになりたいというこだわりがある人以外は、インフラエンジニアがおすすめです。
6-2.資格の取得を目指して勉強を始める
エンジニアとしての知識やスキルを身に付けそれを証明するために、資格を取得するのもおすすめです。エンジニアのための資格試験は大きく分けて「国家資格」と「ベンダー資格」の2種類があります。
国家資格は、ITに関する知識・技能が一定水準以上あることを経済産業省から認定して貰える資格です。「基本情報技術者」や「ITパスポート」といったどのエンジニア職として働くうえでも役立つ資格があります。
一方でベンダー資格は、主催する企業がその企業の製品に関する知識・技能が一定水準以上あることを認定して貰える民間資格です。
特定の製品に特化しているため、転職先の業務内容にマッチすれば、すぐに業務に生かせるという特徴があります。
資格を取得すれば、知識や能力が身に付くだけでなく、知識のレベルや意欲をアピールできるため、転職活動を有利に進めることができます。
6-3.エンジニア専門の転職支援を受ける
未経験からエンジニアに転職する場合は、手厚いサポートが受けられるエンジニア専門の転職支援サービスを活用してください。
転職支援サービスにも種類があり、幅広い業界の求人を扱うエージェントもあれば、ひとつの業界・職種に特化したエージェントもあります。
エンジニアに特化した転職支援サービスを利用することには、下記のようなメリットがあります。
- ・エンジニア転職のノウハウを持っている
- ・エンジニアの求人が豊富
- ・IT業界研究が簡単にできる
- ・履歴書・職務経歴書の添削が受けられる
- ・面接対策をしてくれる
- ・キャリアパスを一緒に考えてくれる
エンジニアに特化した転職支援は、アドバイザーの業界知識が豊富なため、詳しい業界・職種の情報提供や、的確なアドバイスが期待できるのです。
目指す業界や職種が定まっている場合には、特化型エージェントを利用するのがおすすめです。
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7.女性のエンジニア転職はユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアでは、IT業界専門の転職・就活支援サービスを行なっています。数万人のエンジニア転職をサポートした実績があり、もちろん女性のエンジニア転職支援実績も豊富です。
ユニゾンキャリアを利用しエンジニアに転職した女性の事例と、ユニゾンキャリアのサービス特徴を紹介します。
7-1.女性のエンジニア転職成功事例
-Q.ユニゾンキャリアを使った理由は何ですか?
業種が多すぎて自分で絞りきれなかったっていうのはありますね。
もうそれだったら、その業界のプロにここ受けた方がいいですよっていうのを提示してもらった方がいいかなっていうのはあって。
もはや自分がどこに合ってるかもわかんないっていうのもあったので、そういう点でもエージェントを使って紹介していただくっていうのが自分にはすごく合ってるなっていうのがありました。
-Q.具体的にエンジニアを魅力に思った点を教えてください!
ありきたりではあるんですけど、今後も見据えるとIT業界って伸びしろがあるというか安定してるかなっていうのはやっぱりあって。
あとは、頑張った分だけお金がもらえるところですかね。
前職は自分の売上が毎年ちゃんと精査されて年収が上がりますとか、経験者として転職したから年収が上がりますみたいな業界じゃなかったので。エンジニアは経験積んで資格取れば、資格の手当が入ってくるって聞いて。
しかもプラスでキャリアアップすればさらに年収があがるっていうところで、やっぱり夢があるというか年収をあげやすいのかなっていうのは思いました。
転職するときに事務とかも考えたんですけど、事務とかってたぶん給与の上がり幅でいったらそこまでないなっていうのも思いました。
-Q.ユニゾンキャリアを利用した率直な感想を教えてください!
やっぱ、エンジニアとはっていうところから教えていただけたのは本当に良かったです。
エンジニアはこういう仕事をしていてとかこういう種類があってっていうところまで結構詳しく教えていただいたので具体的にイメージしやすかったっていうのが1番大きかったですね。
自分で色々調べる時間を短縮できるし、そもそも調べてもよくわからないことが多かったので直接話を聞けるっていう環境はありがたかったです。
あとはキャリアアドバイザーの佐瀬さんが、年収交渉をしてくださったのもあって今の会社を選んだので、そこは感謝しています。マイナスな点は特に思いつかないです。
転職体験インタビュー:【未経験から上流工程】適職が分からない状態からインフラエンジニアへ転職して大成功したワケ
7-2.女性も安心のサービス特徴
ユニゾンキャリアではIT業界専門の転職・就活支援サービスを行っています。アドバイザーは全員、業界を知り尽くしたエンジニア転職のプロ集団です。
「周りにエンジニアの知り合いがいないから実際どんな仕事なのかわからない」といった方もユニゾンキャリアは丁寧にサポートします。独自の資料を使ってIT業界・職種についての詳しい説明を行うためご安心ください。
また、転職がはじめてという方でも選考を突破できるように、履歴書・職務経歴書の添削や受ける企業に合わせた面接対策・模擬面接まで、徹底した対策を実施します。
IT業界には残念ながらいまだに残業や休日出勤が常態化しているブラック企業も存在しています。ワークライフバランスを重視したいという方は、企業の内情をよく知っておくのが重要です。
企業の実態を把握するために、求人先企業の人事担当者やエンジニアに直接ヒアリングを行い、その情報を元に、企業の長所と短所をそのまま隠さずお伝えしています。
「まずはエンジニアについて詳しい話を聞いてみたい」「職種が多すぎて自分では絞りきれない」とお悩みの場合でも、一度弊社ユニゾンキャリアにご相談ください。
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このようなことで
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役