エンジニアの転職回数が多い理由は?転職回数で不利にならないための対策|エンジニア転職ガイド
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ・エンジニアって転職回数が多い!?
- ・エンジニアは転職回数が多いと不利になる!?
- ・なんでエンジニアは転職回数が多いの?
エンジニアとして転職の回数が多くなることで「転職活動の際に不利に働くのか」などのお問い合わせを頂きます。
スキルや経験を積み、上流工程への転職に繋げられるとITエンジニアとして市場価値が高まり、年収が大幅アップした人もいます。
事前に読みたい⇒ITエンジニア転職特化のプロが教える後悔しない求人選択のコツと転職活動のポイントを解説|エンジニア転職ガイド
目次
1.転職回数が多い未経験者はエンジニア転職で不利
転職回数が多い未経験者は、エンジニアとしても採用されにくい傾向です。転職回数が多い人は、どうしても採用担当者から「定着率が悪い」と見なされしまいす。
そのため、何回も転職を繰り返すような人は、職場環境や業務の内容に不満があると、すぐに次の会社へ転職してしまうのではないかなどの疑念が生まれます。
またキャリアビジョンも曖昧である印象から、スキルやキャリアアップを高めていく向上心にも欠ける印象に映ります。エンジニアは特に、スキルを磨いていくことで仕事の裁量が増えていくため、すぐに諦めてしまうような人材を企業側は取りたいと思いません。
仮に転職が成功しても、新しいスキル・キャリアを高める意識を持たないと、給与や待遇面の向上は難しいです。
もし未経験者の方がエンジニアを目指すのであれば、計画性のない転職は控え、転職回数を最小限に抑えることが重要です。
ユニゾンキャリアでは就活・転職支援サービスを行っています。
IT業界はブラック企業が3割ともいわれています。次のキャリアにつながらない安易な転職で職歴を汚してしまう前に、一度弊社までご相談ください。
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2.エンジニアの転職回数が多い理由3選
エンジニアの転職回数が多い理由は大きく分けて以下の3つです。
- ・多重下請け構造の弊害
- ・圧倒的な求職者優位の転職市場
- ・転職によって起こる年収バグ
2-1.多重下請け構造の弊害
1つ目は、エンジニアの環境を取り巻く業界構造の問題です。
IT業界は、新しいシステムを作るときに人材確保やコスト削減のために下請け会社に発注する「多重下請け構造」で成り立っています。
多重下請け構造の問題点として以下のことが挙げられます。
- ・開発品質の責任の所在が分かりづらい
- ・業務負荷の増大と労働環境の悪化
- ・市場競争力の低下を招く*
多重下請け構造では、システムを作る際に作業工程によって段階が分けられます。
商流の浅い企業に所属するエンジニアは、下流工程の細分化された仕事を任されます。
その結果、簡単で作業価値の低い仕事をしなくてはいけないため、スキルアップが見込めません。そのため、エンジニアは一定のスキルが付くと、新たなスキル向上を求めて商流の深い企業に転職をする必要があります。
このような業界構造の問題として、転職をしてスキルを磨ける環境へ随時変えていかなくてはいけないため、エンジニアはどうしても転職回数が増えてしまいます。
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/shomu_ryutsu/joho_keizai/it_jinzai/pdf/002_07_00.pdf#page=7
2-2.圧倒的な求職者優位の転職市場
2つ目はエンジニア経験者にとって転職をしやすい労働人口不足の問題が挙げられます。
現在、デジタル化の推進に伴い、IT業界へのニーズの高まりに対して、ITエンジニアが大幅に不足している状況です。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「DX白書2023」によると、DXを推進する人材が「やや不足している」「大幅に不足している」と回答した企業は83.5%にも達しています。
IT産業はまさに成長段階にあり、人員を必要としている段階です。しかし、エンジニア人口は年々進む労働人口不足の問題と重なり、需要と供給が一致しません。
そのためエンジニアとしてのスキルがある人材は企業からのニーズがあり、年収も上昇傾向となっています。
まさにエンジニアの売り手市場であり、スキルに自信があれば、ある程度希望条件の転職も実現が可能です。
2-3.転職によって起こる年収バグ
3つ目の理由として、エンジニア界隈で「年収バグ」といわれている、転職をすれば、年収が狂ったように増えるという状況が挙げられます。
「業界構造の問題」と「エンジニアの人手不足」、「IT人材の専門性」という3つの要素がこのような状況を生んでいます。
生涯年収が約1000万円近く変わるという転職するITエンジニアと、そうでないITエンジニアの生涯年収を比較した統計データが以下です。
上記の図では、20代前半のITエンジニアが5年に1回転職した場合、1回も転職しないITエンジニアと比べ、20代後半の時点で約23万円、30代前半で約49万円、30代後半で約83万円ほど年収が増え、生涯年収に1000万円ほどの差が生まれています。
ただ、40代後半以降は年収の上がり幅の差が収束しています。
エンジニア界隈で、「自社内で昇給を頑張るよりも、転職した方が昇給できるバグがある」という話題がSNSなどで拡散されていました。
エンジニアはスキルが指標になるため、経験があれば年収が確実に上がるか?という疑問は、ひとますおいておき、このような状況がエンジニアの転職回数を増やしています。
3.エンジニアの転職回数と年収
エンジニアの転職が給与を上げやすいという状況は分かりましたが、実際、どのくらいの転職をしているのかみていきます。
まず、エンジニアが重要視する働き方として、「給与」が 25.1% と一番多い結果となり、「仕事とプライベートの両立」(9.5%)、「職場の雰囲気」(8.4%)と続きます。
また、重要視する働き方で「給与」を選んだエンジニアのうち、25.5% が転職を 3 回以上という結果です。
このように、年収という観点でみると、給与面に重きを置くエンジニアは転職を繰り返す傾向があり、転職回数が多い理由と合致します。
転職活動を経験した人のうち、67.0%が「年収が増えた」と回答している状況です。
ITエンジニアはキャリア形成を意識しながら、専門分野の知識・スキル習得、実務経験を積み重ねる環境を求め続ける姿勢が重要です。
その環境がない場合には転職を検討することで、成長に繋がる働き方とキャリアアップを手に入れることができます。
エンジニアにとって転職はキャリア形成の一環であり、ある程度の回数は許容されるということです。
4.エンジニアの転職で得られる3つのメリット
ここからは実際に弊社を経由して転職して方が得られた3つのメリットを紹介していきます。
4-1.年収を早い段階で上げることができる
将来性のある20代の若手エンジニアは、他業種と比較して年収が高く、さらに転職により年収アップが見込める業種です。
20代のうちはエンジニアとして未熟である一方、教育次第で急激な成長も期待できる側面があり、30代や40代と比べて実績は少なくても、次世代のリーダーとして素質を見込まれ、評価してもらえるケースがあります。
IT業界ではエンジニアの成長は企業の命運を左右する要素のひとつであり、多くの企業が重宝する人材ですのです。
実際に、弊社でも早い段階での転職で大幅に年収を上げている方もいます。
前職
職種:インフラエンジニア
サーバー構築(クラウド8割、オンプレミス2割)や、ネットワーク・サーバーの接続関係、エビデンスチェックなどを主に行っていました。
↓
現職
職種:インフラエンジニア
主にサーバーの構築業務と、維持保守の業務に携わっています。障害が起きた時の対応や、手順書・定義書を修正したり、問い合わせ対応なども行っています。
この方は、弊社ユニゾンキャリアを利用して、下流工程から上流工程のエンジニアにキャリアアップして、20代で年収を100万円もアップさせる転職に成功しました。
4-2.高い技術の習得ができる環境へいける
SES企業は下請けとして案件を受注することも多く、プロジェクトの下流部分を任されることが多いのも特徴です。
実際に「何の目的で開発しているのか」といった部分を把握しにくく、人によってはやりがいを感じられない可能性もあります。
上流工程に携わっていくには、専門知識やスキルアップの向上が欠かせません。
実際に弊社でも技術レベルを上げるための転職に成功しています。
前職
職種:SES企業
システムの運用に関っており、障害対応、マニュアル作成、エスカレーション業務を行っており、技術的な部分の質疑応答に回答する等の運用業務がメインでした。
↓
現職
職種:独立系SIer
英語も使えることから海外のネットワーク設計・構築案件に従事。年収アップ、リモートでワークライフバランスも整えることができ、スキル向上ができる独立系SIerに入社しました。
この方は、弊社ユニゾンキャリアを利用して、SES企業からスキルをさらに向上できる独立系SIerへのエンジニアの転職を成功させています。
4-3.ワークライフバランスの改善
昨今、IT業界ではエンジニアの「ワークライフバランス」の追求について、個人と企業の双方の取り組みが求められています。
しかし、需要に対して供給が追いついておらず、1人当たりの生産性を多く求められることが多々あります。
とはいえ、企業も優秀なエンジニア人材の確保は大切で、働く環境や福利厚生を整えることで、離職率の低下にも繋がるため積極的に取り組んでいる会社も多いです。
エンジニア本人も自己管理やスキルの向上に努めることで、ワークライフバランスの改善を実現しています。
実際に弊社でもリモートワークの仕事へ転職された方の時代です。
前職
職種:SES企業
金融系のネットワーク監視、運用、保守の業務をしていました。少しずつスキルが身に付いているのを実感している日々で、その傍らに資格取得制度を利用して基礎資格や高度の資格を取得しました。
↓
現職
職種:SIer
週4日リモートで医療関係のネットワーク構築を行っています。全国に何百とある拠点の無線APなどの設定変更や、本社のネットワークが輻輳していたらその原因調査と設定変更などを行っています。
この方は、弊社ユニゾンキャリアを利用して、ネットワークエンジニアとしてリモートワーク環境で、下流から上流工程にキャリアアップさせて、年収アップの転職を成功させました。
このような事例のようにITエンジニアで転職した方の成功実績も多数ございます。
ユニゾンキャリアでは、エンジニアとしてありたい姿に近づくためのご支援を全力サポートします。
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5.だからあなたは失敗する!危険な転職活動の全容
転職は人生の岐路となる重要な決断です。しかし、軽率な転職活動は、長期的なキャリア形成に悪影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、転職活動で失敗につながりやすい3つのパターンを解説します。
5-1.一貫性のない早期転職の履歴
キャリアの一貫性を欠いた早期転職の履歴は、転職活動で不利になります。
採用企業からは、適性や専門性が見出しづらく、転職を繰り返すリスクが高いと判断されるためです。
転職を検討する際は、自身のキャリアの一貫性を意識することが重要です。
短期間で職を転々とすることは避け、各職場でしっかりと経験を積み、専門性を高めていくことが求められます。
また、転職理由も明確にしておく必要があります。一貫性のあるキャリアストーリーを描けるよう、慎重に転職先を選ぶことが肝要です。
5-2.すべてを欲しがる転職活動
年収、技術、ワークライフバランスなど、全ての条件を満たす転職先を求めるのは非現実的です。
完璧な企業は存在せず、何かを得ることは何かを犠牲にすることに他なりません。お見合いと同じように、相手に求める条件を高く設定しすぎると、転職活動は失敗します。
転職先に求める条件は、自身のキャリアプランに照らして適切に設定すべきです。
優先順位を明確にし、譲れない条件と妥協可能な条件を見極めることが大切です。自分にとって本当に重要な条件を見失わないよう、慎重に検討することが求められます。
5-3.妥協と打算にまみれた安易な転職
妥協や打算から安易に転職を繰り返すも、長期的なキャリア形成に悪影響を及ぼします。
その場限りの条件で転職を重ねても、スキルアップやキャリアプランの実現にはつながりにくいためです。
転職は長期的視点に立ったキャリア戦略の一環として捉えるべきものです。
目先の利益や感情に流されることなく、自身のキャリアビジョンに基づいて冷静に判断することが重要です。
また、転職先での自己成長の可能性も見極めることが求められます。安易な転職を繰り返すことなく、腰を据えて着実にキャリアを積み重ねていくことも肝要です。
6.エンジニアの転職はユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアでは、ITエンジニア専門の就活・転職支援サービスを行っています。
エンジニアの転職に不安がある方は、ぜひ、弊社サービスをご利用ください。
6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ユニゾンキャリアでは、IT専門の専任アドバイザーがあなたの将来ビジョンに合わせたキャリアプランをご提案します。
転職者が入社後に成長できる案件へ就けているかどうか追跡調査を行うなど、企業ごとの内部情報をしっかり確認をしながら、優良企業とお取引しています。
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例
─なぜインフラエンジニアを選択したんですか?
転職活動を始めた時は全く知識がなくて、開発エンジニアとインフラエンジニアのどちらの職種がよいのかも分かりませんでした。ユニゾンさんに相談してから、開発エンジニアとインフラエンジニアの説明をしていただき、やっと理解できたんです(笑)そして、ユニゾンさんが運営している無料スクールを受講し、どちらも勉強したうえで、インフラエンジニアを選択しました。
─転職活動時に不安だったことはありますか?
不安なことだらけでした。まずIT業界が幅広すぎて全くわかりませんでした。面接も知識がないため何を話せばいいのか分からなかったですし「今までの仕事の経験を活かせるのか?」「自分をどう売り出そうか…」など転職活動していた時は色々悩んでいましたね。あと、スキルを身に付けられる企業に入社できるかも不安でした。
─不安だった部分はどのように拭いましたか?
ユニゾンキャリアさんに相談してから不安だった部分はほとんど解消されて、転職活動もかなり楽になりました。業界理解や仕事の理解を知ることで、自分でもやっていけそうと感じることができました。
─転職してよかったことはありますか?
エンジニアになったことは全く後悔していないです!エンジニアとして順調にキャリアを積めているので、市場価値も上がって、年収も上がってきているので、良かったと思っています。今後もエンジニアとしてキャリアを積み、自身の市場価値を上げていきたいと考えています。
転職体験インタビュー:【販売職からエンジニア】 2ヶ月間の充実した研修内容が入社の決め手に!
ユニゾンキャリアでは、ITエンジニアを目指す方の就活・転職支援を行っています。
知識ゼロから業界について知りたいという方も歓迎です。「ITエンジニアになりたいけど、よくわからないしな~」と1人で悩みこむ前にぜひ、弊社までお問い合わせください。
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※同意なく進めることはありません!
このようなことで
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役