インフラエンジニアの将来性は?需要動向を先読み考察!|インフラ基礎ガイド
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
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- ・インフラエンジニアに将来性はあるの?
- ・インフラエンジニアの5年後、10年後はどうなるの?
- ・インフラエンジニアは安定性がある?
AIやクラウドなど新技術が次々と登場し、IT業界は目まぐるしく変化しています。技術の進化に伴い、インフラエンジニアに求められる役割も大きく変わりつつある状況です。
そんな中で、「AIに仕事を奪われるのでは?」「需要がなくなりそう」など、インフラエンジニアの将来性に不安を抱いている方も少なくありません。
事前に読みたい⇒インフラエンジニアの仕事内容~上流工程・下流工程を具体的にわかりやすく解説~|インフラ職業ガイド
目次
1.インフラエンジニアは将来性が高い職業
インフラエンジニアは進化しつづける現代社会において重要性を増しており、将来性の高い職業です。インフラエンジニアの将来性が高い理由を詳しく解説します。
1-1.インフラエンジニアが将来性が高い理由
インフラエンジニアの将来性が高い大きな理由は、IT社会の中核的な役割を担う存在だからです。
ITインフラは、IT社会を維持するうえで重要な役割を果たします。
そのため、すべてのITサービスを提供・利用するためには、インフラが必要不可欠です。
特に近年は、DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速により、ITの重要性がますます高まっています。また、政府のデジタル化推進政策により、公共分野でのITインフラ整備が本格化している状況しています。
優れたITインフラ環境を構築するには、高い専門性と技術のある人材が不可欠なため、高度なスキルと知識のあるインフラエンジニアは将来性が高く、安定した職業だといえます。
1-2.インフラエンジニアの将来性を裏付ける需要
インフラエンジニアに将来性がある裏付けとして、需要の高さが挙げられます。
日本ではIT人材不足が深刻ですが、今後特に必要とされるのが先端技術を扱える人材です。
ほかにも、クラウドや情報セキュリティなどの人材が不足しています。
需要が高まっている要因の1つは、政府が提唱している「Society 5.0」です。
「Society 5.0」とは、仮想空間と現実世界を融合させ、人間がより快適な暮らしができる社会を指します。Society 5.0を目指すうえでデジタル化の促進が急務となっており、先端技術を活用する動きが活発です。
- ・AI・IoT・ビッグデータの活用
- ・情報セキュリティの強化
- ・クラウド利用の拡大
- ・5G技術の高度化・高効率化
さらに、これらを実現するにあたって通信量や情報処理量の急増が見込まれるため、様々な企業でITインフラの強化も必須となっています。
このような背景からインフラエンジニアの需要は増しており、様々な業界で活躍が期待されています。
2.インフラエンジニアの平均年収は上昇傾向
インフラエンジニアは将来性だけでなく、平均年収も高い傾向です。インフラエンジニアの職種別平均年収ランキングと高年収の理由を解説します。
2-1.インフラエンジニア平均年収ランキング
インフラエンジニアの平均年収ランキングを紹介します。
順位 |
職種 |
平均年収 |
1位 |
660.4万 |
|
2位 |
セキュリティエンジニア |
558.3万 |
3位 |
データベースエンジニア |
553万 |
4位 |
534.6万 |
|
5位 |
534.6万 |
※厚生労働省の「jobtag」を参照
※データベースエンジニアのみ求人ボックスを参照
平均年収が最も高いのは、クラウドエンジニアで660.4万円です。
一方で、クラウドエンジニアになるにはAWSをはじめとしたクラウド技術に関する高い専門性とスキルが必要なため、高難易度となっています。
需要の高いクラウドエンジニアの給料は高騰しており、年収1,000万を目指すことが可能です。
一般的にインフラエンジニアのキャリアは、ネットワーク領域やサーバー領域からはじまります。経験とスキルを磨いていくことで仕事の幅が広がり、年収の高いセキュリティ領域やクラウド領域にいくことが可能です。
そのため、インフラエンジニアは未経験からでも努力次第で高年収を実現できます。
2-2.人気がない?高年収の理由は需要と供給のバランス
インフラエンジニアの年収は、開発エンジニアと比べても高い傾向にあります。その要因の1つは、需要と供給のバランスです。
インフラエンジニアの需要は、DXやSociety5.0、デジタル化推進政策などにより上昇しています。しかし、成り手が少なく供給は追いついていません。
一般の消費者の場合、アプリやWebサービスを日常的に触れる機会が多いからです。
弊社にもよく未経験の方からエンジニア転職したいというご相談を受けますが、インフラエンジニアを知っている方は多くありません。
また、インフラエンジニアの仕事はイメージしにくいことも要因に挙げられます。
「インフラエンジニアは、ITサービスの安定した運用と利便性向上に寄与しているよ」と説明してもイメージしづらいですよね。
その結果、多くの未経験者は仕事内容が分かりやすく、カッコいいイメージのある開発エンジニアを選んでしまいます。
3.【Q&A】インフラエンジニアの安定性と今後
インフラエンジニアの将来性や安定性に関してよくある質問に回答します。
3-1.インフラエンジニアはなくならない?
インフラは現代社会の基盤であり、その重要性は今後も変わりません。
デジタル化が進む現代において、インフラの安全稼働は必須条件です。インフラにトラブルが起きれば、企業活動や人々の生活に多大な支障をきたします。
さらに、クラウドや5G、IoTなど新技術の登場に伴い、それらを扱える人材は必要不可欠です。
しかし、技術の変化についていけなければ市場価値が下がり、仕事は減っていきます。
企業に必要とされつづけるためには、新しい技術をキャッチアップして市場価値を高める努力が欠かせません。
3-2.インフラエンジニアにとってのAIの存在は?
AIの登場はインフラエンジニアの仕事をなくすどころか、むしろ新しいチャンスを生みます。
AIを安定して稼働させるには、膨大な学習データを管理できる強固なインフラ基盤が必要です。
さらに、AIの普及に伴ってデータ通信量が増加するため、処理を迅速かつ効率的に行うことが求められます。
これらを実現するのにカギとなるのが、インフラエンジニアの持つ高度な知識とスキルです。
AIが社会に浸透すればするほど、インフラエンジニアの役割はさらに重要性を増します。そのため、AI時代においてインフラエンジニアは不可欠な存在であり、最強の職業です。
3-3.インフラエンジニアが抱える課題は?
インフラエンジニアを含むIT人材は需要に追いついておらず、人手不足が深刻です。
経済産業省の「IT人材需給に関する調査(概要)」によれば、2030年に最大で約79万人のIT人材が不足するとされています。
これから需要拡大が予想される情報セキュリティ対策を担う人材の充足は差し迫った課題です。
情報セキュリティ人材が不足していると回答した日本企業は、8割以上にのぼります。
参照:NRIセキュアテクノロジーズ-「セキュリティ人材不足」が日本企業”だけ”の課題である理由
企業はインフラエンジニアの採用・育成に苦戦しており、優秀な人材の確保が差し迫った課題です。特に、サイバー攻撃の巧妙化・複雑化に伴い、高度なセキュリティ人材が求められています。
4.最強職種インフラエンジニアになるには?
将来性と高年収が期待できる最強職種インフラエンジニアになるためにやるべきことは3つです。
4-1.ITの仕組みについて学ぶ
インフラエンジニアの土台となるのは、ITに関する基礎知識です。
具体的には、以下の知識・スキルを身に付けていきます。
- ・コンピューターの仕組み
- ・ハードウェア・OS・ソフトウェアの知識
- ・ネットワークの仕組み
- ・サーバーの役割と種類
- ・クラウドコンピューティングの基礎
基礎知識を学ぶ際は、参考書を何度も読み返すことで理解が深まります。
ネットワークやサーバーは基礎を身に付けたら、実際に手を動かしながら学習するのがおすすめです。ITインフラについてよく理解しておくと、資格の勉強も捗ります。
4-2.インフラ資格の勉強をスタート
基礎を学んだら、インフラ資格の勉強をします。未経験者におすすめの資格は、以下のとおりです。
資格 | 内容 | 対象 |
ITパスポート | ITの基礎知識を幅広く学べる国家資格 | IT未経験者 |
基本情報処理技術者試験 | エンジニアとしての基礎知識を身に付けられる国家資格 エンジニアの登竜門といわれている。 |
エンジニア初心者
|
CCNA | ネットワーク設計・構築・運用スキルを習得できるベンダー資格 |
インフラエンジニア初心者
|
LPICレベル1 | Linuxサーバーの管理・運用に関する基礎スキルを習得できる世界共通の認定資格 |
インフラエンジニア初心者
|
資格の取得は必須ではありませんが、転職活動で有利に働きます。入社後も研修や業務でつまづきにくくなるので、あらかじめ勉強しておくことが大切です。
また、勉強する習慣を身に付けておくと学習が苦じゃなくなり、インフラエンジニアとしてのキャリアアップ・年収アップにつながります。
4-3.ユニゾンキャリアの転職支援で優良企業に
未経験からインフラエンジニアへ転職する際は、IT特化型の転職エージェントからサポートを受けるのが得策です。
IT業界には悪質な企業が多く、以下のようなブラック企業に引っかかることがあります。
このような企業では、エンジニアとして活躍することが難しくなります。実際、弊社には1人で転職活動を行い、入社後に不安を感じて相談される方が後を断ちません。
転職エージェントは一般に知られていない情報も握っているため、優良企業かどうかを見抜くことが可能です。
IT専門の転職エージェントを利用したほうが、低リスクかつ効率的に転職活動を進められます。
ユニゾンキャリアは、エンジニアに特化したIT転職・就職支援サービスです。
弊社では、インフラエンジニアとして活躍できる優良企業を紹介しています。ご相談から内定まで「完全無料」で利用できますので、リスク回避としてまずはお気軽にお問い合わせください。
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5.インフラエンジニアの転職はユニゾンキャリア
インフラエンジニアへの転職を成功させるためには、企業選びが重要なカギとなります。
とはいえ、インターネットから得た情報だけであなたに合った企業を選ぶのは困難です。求人には良い点ばかり書かれているため、企業の本当の姿を知ることができません。
より確実に優良企業を選びたいなら、IT業界やエンジニアに詳しい転職エージェントの力を借りるのが得策です。
5-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ユニゾンキャリアは、エンジニアに特化したIT転職・就職支援サービスです。
1人ひとりの希望や適性に合わせた最適なキャリアプランの構築から企業選定、選考の対策まで「完全無料」でサポートしています。
企業のエンジニアや人事担当者へ徹底したヒアリングを行い、求人サイトには載っていない詳細な情報を把握しています。企業のメリット・デメリットをすべて説明し、納得いただいたうえであなたに合った優良求人を紹介するため、ミスマッチのない転職が可能です。
また、ユニゾンキャリアでは、弊社サービスを利用する方限定で完全無料のITスクールも開講しています。
元エンジニアの講師が常駐しており、疑問を解消しながら自分のペースで進められるため、挫折せずに続けることが可能です。実機を用いた学習で着実に基礎を定着させ、資格の取得までサポートします。
オンライン面談を中心に、お電話やメール、LINEでのご相談も可能です。インフラエンジニアに少しでも興味のある方は、いつでもお気軽にお問い合わせください。
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5-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例
ーなぜインフラエンジニアを選んだんですか?
インフラエンジニアはネットワークの基盤を支えるというところで、直接的に人の役に立てるお仕事だなと感じたからです。
私自身、人の役に立ちたいっていう思いがすごく強かったので、自分の仕事に対する思いとすごく合っているなと思って、インフラエンジニアになることを決めました。
ただ、最初は簡単な気持ちでとにかくIT業界に行きたいな〜という感じだったので、担当のキャリアアドバイザーの橋本さんと面談して初めてインフラエンジニアという職種を知ったんです(笑)
ー転職活動を始めた時のご経歴を教えてください!
芸能系の専門学校で声優と舞台役者の学科を卒業してから、派遣社員や契約社員として働いていました。
今まで4社経験がありますが、全てコールセンターで正社員経験もなかったので、1人で転職活動をしていた時は不安が多かったです…。
ー転職活動の結果はいかがでしたか?
実は、受けた企業全部から内定が出ました!しかも2週間以内に。
企業によっては面接を受けたその日に内定が出て、さすがに早すぎると不安になって担当キャリアアドバイザーの橋本さんに確認したら、即日内定が出るのは珍しいと言われて…嬉しかったですね(笑)
選考を受けたのは4社で、全て内定をいただいたので、転職活動を始めて2週間で既にあとは選ぶだけ、という状況でした。
転職体験インタビュー:コールセンターの契約社員からインフラエンジニアへ!私のキャリアのことをしっかり考えてくれて、親身になって相談に乗ってくれました
転職事例をさらに詳しく知りたい方はこちら⇒弊社を利用した転職者のインタビュー
ユニゾンキャリアはあなたの知らないうちに応募したり、大量の求人を紹介したりすることは一切ありません。
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はじめに職歴をお聞かせください。
この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役