【決定版】新卒未経験からインフラエンジニアに転職する秘訣3選!
未経験からインフラエンジニアになるための具体的な方法が知りたい…
未経験が転職活動で気を付けた方がいいことは?
✓本記事の流れ
- ・未経験からインフラエンジニアになるための具体的な方法
- ・未経験が転職・就職活動で気を付けるべきこと
- ・未経験のインフラエンジニアに必要なスキルを解説
本記事では、未経験からインフラエンジニアになるために必要な情報だけを具体化して解説しています。
また、IT業界には詐欺まがいのような企業も多く存在するため、転職・就職は慎重に活動する必要があります。
転職・就職時の注意点も具体的に解説していますので、転職・就職活動にお役立てください。
次の記事ではそもそもインフラエンジニアとは何なのかを確認したい方は、以下の記事をご覧ください。
【→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容をわかりやすく解説!】
目次
1.そもそもインフラエンジニアとは?
インフラエンジニアは、ITシステムの基盤となるネットワークやサーバーなどを設計・構築・運用するエンジニアのことを指します。
ITシステムが安全に、かつ安定して稼働するためには、このインフラエンジニアの知識が必要不可欠なのです。
1-1.インフラエンジニアの種類
インフラエンジニアは、専門とする分野によって4職種に分かれます。
【→関連記事:インフラエンジニアの4つの種類|仕事内容や求められるスキルを解説】
それぞれ詳しく解説していきましょう。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、コンピューターネットワーク環境を設計・構築・運用するエンジニアです。
ネットワークに関する幅広い知識や技術が求められ、ネットワークのトラブルシューティングやセキュリティ対策も担当します。
プログラミングスキルやネットワークの知識など、幅広いスキルが求められる職種です。
【→関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性をわかりやすく解説!】
サーバーエンジニア
サーバーとは、コンピュータにデータを保存したり、アプリケーションを実行したりするための機器のことを指します。
サーバーエンジニアは、そのサーバーを設置・管理する職種です。
例えば、Webサイトが表示できるようにするのもサーバーエンジニアの仕事です。
サーバーの設計や運用、トラブルシューティング、バックアップやリストアなどが主な業務になります。
【→関連記事:サーバーエンジニアの仕事内容とは?転職方法や必要な知識・スキルも解説】
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、情報セキュリティに関する設計・構築・運用を行うことが主な仕事になります。
例えば、企業の機密情報が外部に漏洩しないようにするため、不正アクセスやウイルスなどの対策を行います。
脆弱性のチェックやペネトレーションテスト、脅威の分析などを行うことから、セキュリティの専門知識が必要とされる職種です。
上記以外にも、セキュリティポリシーの策定や監査対応など、企業のセキュリティを担っています。
【→関連記事:新卒でセキュリティエンジニアになれるの?就職で必要なことを解説】
クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、インターネット上の仮想空間であるクラウドを管理する職種です。
クラウドエンジニアには、サーバーやストレージ、アプリケーションなどをクラウド上に構築する能力と、構築したものを効率的に運用・管理する能力が求められます。
また、セキュリティやデータ保護、災害復旧なども担当します。
クラウドエンジニアは、企業や組織の業務に欠かせない役割を担っているため、需要が高く、やりがいのある仕事の一つです。
【→関連記事:クラウドエンジニアの仕事内容って?スキルと将来性についても解説】
1-2.インフラエンジニアの仕事内容
インフラエンジニアになるには、まずは具体的な仕事内容を把握する必要があります。
インフラエンジニアの仕事内容
- ・要件定義
- ・設計
- ・構築
- ・運用・保守
それぞれ詳しく解説していきましょう。
●要件定義
要件定義とは、クライアントからどんな機能のITシステムを作るのかヒアリングを行い、それに必要なITインフラはどのようなものかを考えていく工程になります。
納期をはじめとしたスケジュールや、システム導入にかかる予算なども要件定義で取り決めていくことから、各工程の知識が必要とされます。
そのため、経験の豊富なインフラエンジニアが担当することが多いです。
●設計
設計工程では、要件定義で取り決めた内容を機能単位で具体的に落とし込んでいきます。
設計書には、サーバーやネットワークの構成、ソフトウェアやデータベースの選定、セキュリティ対策などが含まれます。
全ての機能を漏れなく実装できるよう、必要な機能を洗い出す能力が求められます。
●構築
構築は、設計工程で洗い出した機能を実装していく工程です。
設計工程で書いた設計書に基づき、実際にシステムを構築していきます。
具体的には、サーバーの設置やネットワークの接続、ソフトウェアやデータベースのインストール、設定などが挙げられます。
●運用・保守
運用・保守工程は、リリース後のITシステムを維持・管理する工程です。
具体的には、システムの監視やメンテナンス、障害対応、改善提案などを行います。
また、セキュリティ対策や災害対策も重要な業務の一つであり、24時間365日体制で対応することもあります。
未経験者がインフラエンジニアを目指す場合、多くの人は運用・保守業務から経験していくことになるでしょう。
【→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容をわかりやすく解説!】
2.新卒未経験からインフラエンジニアに転職・就職する方法3選!
未経験からインフラエンジニアになるにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、未経験からインフラエンジニアになる方法を具体的に掘り下げていきましょう。
2-1.新卒未経験でもインフラエンジニアになれる!
未経験からでもインフラエンジニアになることは可能です。
IT業界は人手不足が続いており、未経験者採用を積極的に行っている企業が多数存在しています。
未経験を歓迎している企業の中には、研修制度が充実している企業も多く存在します。
そういった企業に就職できれば、入社後に必要なスキルや知識を勉強することも可能です。
ただし、未経験歓迎求人の中には詐欺まがいの求人も存在するため注意が必要です。
例えば、「入社半年間は仕事をしながら、インフラエンジニアになるための研修を行ってもらいます」という求人があったら要注意です。
そういった企業では、研修中はコールセンターや家電量販店で働かせることが多く、研修が終わった後もインフラエンジニアの仕事をさせてもらえる可能性は限りなく低いです。
【→関連記事:家電量販店やコールセンターに派遣させるSES企業は絶対やめとけ!】
2-2.具体的な転職・就職の秘訣3選
未経験からインフラエンジニアになる場合、以下の方法があります。
●転職支援しているスクールを探す
企業名 |
金額 |
完全無料 |
|
スピード転職コースのみ無料 |
|
一部のコースが無料 |
|
完全無料 |
ITスクールには、未経験からでもエンジニアになるためのカリキュラムを備えた転職支援コースがあります。
企業と提携しているスクールは、スキルや資格の取得をサポートするだけでなく、その後の求人紹介や転職活動もサポートしてくれます。
また、企業によってはスクールと直接契約を結んでいる場合もあるため、そういったスクールに通えば転職は容易になるでしょう。
【→関連記事:プログラミングスクールおすすめ30選!元エンジニアが各社を徹底比較【2024年最新版】】
●転職サイトを利用する
転職サイトには、未経験からでも応募可能なインフラエンジニアの求人が掲載されています。
代表的な転職サイトとしては、以下のものがあります。
転職サイトによって、得意とする分野や取引する企業が異なります。利用する場合は複数のサイトを併用するといいでしょう。
【→関連記事:IT・Webエンジニアおすすめ転職サイト27社ランキング!人気サイトを徹底比較】
IT業界に特化したエージェントを利用する
ITに特化した転職エージェントを利用するメリットは、複数あります。
IT転職エージェントのメリット
- ・IT業界に詳しい
- ・サイトに載っていない求人を見ることができる
- ・企業の内情を詳しく聞ける
- ・応募した企業で聞かれる質問や、面接の対策をしてくれる
- ・履歴書や職務経歴書の添削をしてくれる
- ・企業とのやり取りを代わりにやってくれる
ひとりで転職活動を進めるよりも、転職エージェントを使うことで効率よく転職活動を行うことが可能です。
ユニゾンキャリアでは、ITに特化した転職サポートを無料で行っております。
インフラエンジニアの業界への転職サポートも行っておりますので、まずは相談だけでもいかがでしょうか?
\多くの就活生が利用しています!/
2023年最新のIT業界の転職エージェント事情については、以下の記事でも詳しく紹介しております。
【→関連記事:IT転職エージェントおすすめ25社比較ランキング【2023年11月】未経験エンジニア向けに解説】
2-3.【未経験者要注意!】転職・就職してはいけない企業の特徴
転職・就職活動を行う上で、いくつか気を付けなければならないことがあります。
順番にみていきましょう。
●ITの仕事ができない企業
未経験歓迎の求人の中には、エンジニアになれると募集しておきながらエンジニアの仕事をさせない企業も存在します。
そういった企業に就職してしまうと、勤務先は家電量販店やコールセンター、携帯ショップなどになることが多いです。
エンジニアとしてキャリアを積むことが出来ないことから、将来的に年収を挙げることも難しくなります。
そのため、就職活動を行う際には、企業の実態や研修内容を事前に調査することが非常に重要です。
●スキルシートを詐称する企業
SESというエンジニアの契約形態では、客先常駐での仕事が主になるため、クライアント先に常駐するためにスキルシートを提出しなければいけません。
スキルシートというのは、エンジニアの職務経歴書のことです。
いままでどんな開発をやってきたか、どんなスキルを持っているかをクライアント企業に証明するために記入します。
このスキルシートを詐称させてくる企業が、世の中には存在します。
⇒【あわせて読みたい】【SES企業の闇】経歴詐称はもう辛い…。潜むリスクに備えろ!「対策と脱出法を徹底解説」
スキルシートを詐称したままクライアント先企業に派遣されてしまうと、自分の実力よりも高い能力を求められることになります。
その結果、仕事ができないというレッテルを張られたり、予定外の残業が増えてしまったりすることに繋がります。
スキルシートを詐称させてくる企業は、確実にブラック企業です。
こういった企業に就職しないためには、口コミサイトや転職エージェントを利用することをおすすめします。
特にITに特化した転職エージェントであればそういったSES契約の内情にも詳しいため、問題ある企業を避けて提案をしてくれます。
ユニゾンキャリアでは、ITに特化した転職サポートを行っております。
このようなSES企業の闇や問題についてもご説明させていただいた上で、ブラック企業を避けて提案しておりますので、インフラエンジニアに転職をお考えの方は、是非一度ご相談ください
以上で述べた「SESの働き方の実態」について、以下の記事で徹底解説しております。特に未経験からITエンジニアを目指す方は、転職失敗しないためにも読んでおきましょう。
【→関連記事:「SESはやめとけ」はなぜ言われるの?優良企業への転職方法も解説】
3.新卒未経験からインフラエンジニアへの転職・就職に必要なスキル6選
どの種類のインフラエンジニアを目指すかによって、必要とされるスキルは異なります。
【→関連記事:インフラエンジニアに必要なスキルや技術力とは?おすすめ資格も紹介】
インフラエンジニアになるには、まず必要とされる各スキルをしっかりと把握しておきましょう。
必要なスキル
- ・サーバーの知識
- ・ネットワークの知識
- ・クラウドの知識
- ・セキュリティの知識
- ・プログラミングのスキル
- ・情報収集スキル
3-1.サーバーの知識
サーバーはITインフラを支える基盤です。
そのためインフラエンジニアには、サーバーを構築・運用するための知識が求められます。
具体的な例を挙げると、LinuxやWindowsサーバーの基礎知識、サーバーの構成、ミドルウェア、メンテナンス方法、仮想化技術に関する知識などが必要になります。
インフラエンジニアの仕事にはサーバー障害の対応もあるため、障害に対して対応できるように幅広い知識が必要になるでしょう。
3-2.ネットワークの知識
ネットワークはサーバー間やシステムの通信を支える役割を担うため、ITインフラの中でも重要な要素になっています。
そのためインフラエンジニアには、ネットワークの構築やトラブルシューティングなど、ネットワークに関する知識が求められます。
また、最近ではクラウドサービスの利用が広まっており、クラウドを利用する際にもネットワークの知識が不可欠です。
スキルアップを目指す上でも、ネットワークの知識は必ず習得しておくといいでしょう。
3-3.クラウドの知識
現在では、クラウドを利用したインフラ構築が一般的になってきています。
そのことから、インフラエンジニアにもクラウドに関する知識が求められています。
AWSやAzureをはじめとしたクラウドサービスの種類や、仮想化技術、コンテナ技術などが重要なポイントです。
また、クラウドサービスを利用するためには、APIの使い方や各種ツールの使い方、クラウドサービスを運用するためのノウハウなども必要になります。
【→関連記事:クラウドの普及によるインフラエンジニアに求められるスキルの変化】
3-4.セキュリティの知識
インフラエンジニアにとって、セキュリティの知識も必要です。
特に、インターネットやクラウド上でのセキュリティ対策が求められます。
ネットワークセキュリティ、アクセス制御、暗号技術、ログ管理などの知識が重要となります。
社内の情報セキュリティを担うことから、インフラエンジニアに求められるセキュリティ知識は非常に高度なものになります。
3-5.プログラミングスキル
インフラエンジニアにとって、高度なプログラミングスキルは必要ありませんが、基本的なプログラミングスキルは求められます。
具体的には、シェルスクリプトやPythonなどのスクリプト言語が挙げられます。
プログラミングスキルがあると、業務の効率化や自動化ができるため、インフラエンジニアにとって持っていて損のないスキルと言えます。
インフラエンジニアに必要なプログラミング言語については、以下の記事で詳しく解説しております
【→関連記事:インフラエンジニアにプログラミング言語が必要な理由は?】
3-6.情報収集スキル
ITインフラ業界は日々新しい技術が発展しています。
新しい技術に興味をもち、情報収集するスキルがなければ、業界の成長に置いていかれてしまうでしょう。
インフラエンジニアとして今後生き残っていくためには、情報収集スキルを伸ばしていくことが大切です。
【→関連記事:エンジニア必見!IT業界動向から最新技術トレンドまで情報収集のコツ】
4.新卒未経験からインフラエンジニアに転職・就職のための勉強方法
インフラエンジニアになるためには、各種スキルを身に付けることが必要です。
【→関連記事:インフラエンジニアにおすすめの勉強方法|具体的な勉強内容も解説】
ここでは、インフラエンジニアになるための具体的な勉強方法について説明します。
4-1.ITスクールを利用する
ITスクールは、インフラエンジニアになるために必要なネットワークやサーバー、ストレージなどの知識を短期間で学べるためおすすめです。
カリキュラムによって学べる内容が異なるので、なりたい職種ややりたい仕事を明確にしたうえでスクールを受講するといいでしょう。
また、ITスクールは就職活動の支援も行っているため、カリキュラムが終わった後にそのまま転職活動を行うことも可能です。
【→関連記事:プログラミングスクールおすすめ30選!元エンジニアが各社を徹底比較【2024年最新版】】
4-2.学習サイト・書籍で勉強する
学習サイトや書籍を使って勉強することのメリットは、自分のペースで学ぶことができる点です。
初心者から上級者まで、自分のレベルに合わせて学ぶことができる以外にも、自分の興味のある分野に特化した知識を深めることができます。
しかし、自己学習はモチベーション維持が難しいことがあります。
継続的な学習を行うためには、計画を立てて勉強することが必要です。
【→関連記事:インフラエンジニアにおすすめの本18選!【元エンジニアが解説】】
4-3.勉強会に参加する
勉強会は、インフラエンジニアが知識や情報を共有するための場所です。
現在ではオフライン、オンラインの両方での開催があります。
業界最新情報や技術のトレンドを把握することができる他、未経験向けの勉強会も時期によって開催されています。
勉強会では実際の現場での経験を聞くことができるため、働くイメージを付ける方法としてもおすすめです。
4-4.職業訓練に通う
職業訓練は、公共職業安定所(ハローワーク)や自治体が運営する教育機関です。
インフラエンジニアに必要なスキルを習得するためのカリキュラムが用意されており、専門的な講義や実習を受けることができます。
無料で教育のサポートを受けることができるためおすすめの方法ですが、職業訓練には定員があるため受講までに時間がかかることがあります。
職業訓練に通うためには、事前に情報収集をすることが重要です。
5.インフラエンジニア転職・就職で役立つ資格4選
インフラエンジニアには、様々な資格があります。
インフラエンジニアに転職・就職するには資格の取得も視野に入れると良いでしょう。
【→関連記事:インフラエンジニアの資格16選|取得の順番や難易度など一覧で解説!】
本記事では、4つの代表的な資格をご紹介いたします。
5-1.CCNA
試験概要 |
詳細 |
試験時間 |
120分 |
合格率(%) |
非公開 |
合格ライン |
正答率60%以上 |
目安勉強時間 |
初学者140時間~200時間程度 |
出題数 |
102問 |
出題形式 |
選択形式、ドラック&ドロップ |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
33,600円(税込) |
受験場所 |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
URL |
CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、Cisco社が認定するネットワーク技術の資格です。
ネットワークの基礎知識から、ルーターやスイッチの設定、WAN(Wide Area Network)接続など、広範囲なネットワーク技術に関する知識を持っていることを認定します。
企業によっては、求人においてCCNA資格の取得を求めることがあるほか、資格を有することで、給与面での優遇措置が取られることがあります。
【→関連記事:【2023年最新版】合格に導く!CCNAのおすすめ参考書を解説】
5-2.LPIC(LinuC)
LPIC |
LinuC |
|
試験時間 |
90分 |
90分 |
合格ライン |
正答率65%~70%以上 |
正答率65%以上 |
出題数 |
約60問 |
約60問 |
出題形式 |
選択問題 |
選択問題 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験場所 |
全国のテストセンター |
全国のテストセンター |
開催時期 |
通年 |
通年 |
URL |
LPICとLinuCはどちらもLinuxの知識を認定する資格です。
2つの試験の大きな違いは、国際向けの資格か、日本向けの資格かという点です。
LPICは世界共通の資格で、外資系企業や海外でエンジニアとして働く場合はこちらの資格がいいでしょう。
LinuCは日本向けの資格で、日本でインフラエンジニアとして活躍するのであれば、こちらがおすすめです。
【→関連記事:LinuCとLPICの違いは?どっちがいい?おすすめも紹介】
5-3.AWS認定試験
AWS(Amazon Web Services)認定試験は、AWSのクラウドサービスを運用するために必要なスキルを持っていることを認定する資格試験です。
インフラエンジニアの求人の中には、AWS認定試験の資格を求めている企業もあるほか、資格がある人に対して給料をアップさせる企業もあります。
クラウド系の知識が必要とされるインフラエンジニアには、おすすめの資格といえるでしょう。
AWS認定試験にはいくつか種類があり、全て受験しようとすると受験料や学習時間などのコストがかかります。
効率よく受験するには、受ける試験を明確し、入念に準備を行うことが大切です。
【→関連記事:インフラエンジニアに必要なAWSスキル【元エンジニアが教える】】
5-4.ネットワークスペシャリスト
項目 |
内容 |
試験時間 |
午前Ⅰ:9:30~10:20(50分) 午前Ⅱ:10:50~11:30(40分) 午後Ⅰ:12:30~14:00(90分) 午後Ⅱ:14:30~16:30(120分) |
合格率(%) |
14%前後 |
合格ライン |
正答率60%以上 |
目安勉強時間 |
実務経験有:20時間~40時間 初学者:200時間以上 |
出題数 |
午前Ⅰ:出題数:30問 午前Ⅱ:出題数:25問 午後Ⅰ:出題数:3問 午後Ⅱ:出題数:2問 |
出題形式 |
午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一) 午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一) 午後Ⅰ:記述式 午後Ⅱ:記述式 |
受験方式 |
CBT方式(コンピュータでの受験) |
受験費 |
7,500円(税込) |
受験場所 |
全国 |
開催時期 |
4月 |
URL |
ネットワークスペシャリストは、情報処理技術者試験の中でもネットワークに特化した試験です。
主にネットワークの設計や構築に必要なスキルを問うもので、ネットワークエンジニアとしてのスキルを証明するための資格として広く認知されています。
この資格は難易度が高く、取得が容易ではありません。
そのため、この資格を取得することができれば、アピールポイントに繋げることができるでしょう。
未経験からインフラエンジニアを目指す場合は、まずこの資格を取ることを第一目標にするのではなく、もっと難易度の低い勉強から徐々にステップアップすることをおすすめします。
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6.インフラエンジニアの将来性と平均年収
インフラエンジニアを目指す上で、将来性と年収は無視できない重要なポイントです。
インフラエンジニアの将来性は今後どうなるのでしょうか?平均年収を含めて解説していきましょう。
6-1.将来性
情報処理推進機構(IPA)が調査した「DX白書2023」によると、企業におけるIT人材の需要が急速に高まっている中、約8割を超える企業が「IT人材が不足している」と答えています。
特にインフラエンジニアは、企業のシステム基盤やネットワーク環境を構築・運用する役割を担っているため、企業にとって欠かせない存在となっています。
特にインフラエンジニアは、企業のシステム基盤やネットワーク環境を構築・運用する役割を担っているため、企業に需要の高い存在といえるでしょう。
ただし、企業が求めるのはより高いスキルを持ったインフラエンジニアです。
企業から求められるようにするには、インフラエンジニアに求められるスキルを幅広く身に着ける必要があります。
【→関連記事:インフラエンジニアの将来性|需要を業界の最新動向を踏まえて解説】
6-2.平均年収
大手求人サイト「求人ボックス」によると、インフラエンジニアの平均年収は540万円です。
一方日本全体の平均年収は、国税庁の調査によると約443万円(2021年)とされています。
つまり、インフラエンジニアの平均年収は、全体平均よりも高いことがわかります。
ただし、この数字はあくまで平均値です。
年収には様々な要因が影響してくることから、必ずしも全てのインフラエンジニアが高収入とは限りません。
転職によってより高い年収を獲得するためには、自身のエンジニアとしての市場価値を上げていく必要があります。
【→関連記事:【2023年最新】インフラエンジニアの平均年収は?1000万までの上げ方も解説】
7.まとめ
最近では、リモートワークの普及により、地域や時間に制限を受けずに働ける環境が整ってきました。
これにより働き方やキャリア形成の選択肢が広がり、インフラエンジニアとしての働き方にも選択肢が増えることが期待されます。
インフラエンジニアになるには、以下の手段を利用して転職活動を行うといいでしょう。
インフラエンジニアになるには
- ・転職支援しているスクールを探す
- ・転職サイトを活用する
- ・転職エージェントを利用する
今後IT業界の成長に伴い、インフラエンジニアの需要は増していくと予想されます。
インフラエンジニアは未経験からでも十分なることができるため、興味のある方はぜひインフラエンジニアになるために活動を始めてみることをおすすめします。
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この記事の監修者
エンジニア
大学卒業後、新卒で不動産会社に就職。その後23歳で開発エンジニアにキャリアチェンジし、3年間大手Slerにて様々な開発に携わる。その後、インフラストラクチャー企業にて人材コンサルタントとして経験を積み、株式会社ユニゾン・テクノロジーを創業。現在の代表取締役